TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025011989
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114483
出願日
2023-07-12
発明の名称
センサデータ処理装置、異常検知処理方法、及びプログラム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人湘洋特許事務所
主分類
G05B
23/02 20060101AFI20250117BHJP(制御;調整)
要約
【課題】 正常モデルの再学習を必要とすることなく、環境変化にも対応可能な異常検知を実現する。
【解決手段】 センサデータ処理装置は、1以上のプロセッサと、1以上のメモリリソースと、を備え、前記プロセッサは、前記機械にセンサ信号伝搬物質を介して取り付けられたセンサから時系列センサデータを取得し、前記時系列センサデータの特徴量を抽出し、前記特徴量に基づいて前記作業空間が環境変化前であるか環境変化後であるかを判定し、前記作業空間が環境変化後であると判定した場合、前記環境変化前に対応する補正用データを用いて前記特徴量を補正し、前記作業空間が前記環境変化前であるか前記環境変化後であるかの判定結果に応じ、補正していない前記特徴量、または補正済みの前記特徴量に基づいて前記機械の異常の有無を診断する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
作業空間に設置された機械の異常を診断するセンサデータ処理装置であって、
1以上のプロセッサと、1以上のメモリリソースと、を備え、
前記プロセッサは、
前記機械にセンサ信号伝搬物質を介して取り付けられたセンサから時系列センサデータを取得し、
前記時系列センサデータの特徴量を抽出し、
前記特徴量に基づいて前記作業空間が環境変化前であるか環境変化後であるかを判定し、
前記作業空間が環境変化後であると判定した場合、前記環境変化前に対応する補正用データを用いて前記特徴量を補正し、
前記作業空間が前記環境変化前であるか前記環境変化後であるかの判定結果に応じ、補正していない前記特徴量、または補正済みの前記特徴量に基づいて前記機械の異常の有無を診断する
センサデータ処理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
前記作業空間が環境変化後であると判定した場合、前記環境変化前であって前記機械が正常な状態に対応する前記時系列センサデータから抽出した前記特徴量を用いて学習済みの学習型DNNモデルに対して、補正済みの前記特徴量を入力して、前記機械の異常の有無を診断し、
前記作業空間が環境変化前であると判定した場合、前記学習型DNNモデルに対して、補正なしの前記特徴量を入力して、前記機械の異常の有無を診断する
センサデータ処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
抽出した前記特徴量と、前記環境変化前であって前記機械が正常な状態に対応する参照データとの差異を表す差異データを抽出し、前記差異データに基づいて前記作業空間が環境変化前であるか環境変化後であるかを判定する
センサデータ処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
抽出した前記特徴量が前記環境変化後であって前記機械が正常な状態に対応するものであると推定できる場合、抽出した前記特徴量と、前記参照データとの差異を表す前記差異データを前記補正用データとして保存する
センサデータ処理装置。
【請求項5】
請求項3に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
前記環境変化前であって前記機械が正常な状態に対応する前記時系列センサデータから抽出した前記特徴量を用いて学習済みのオートエンコーダを採用して前記差異データを抽出する
センサデータ処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
前記時系列センサデータの前記特徴量としてFFT(fast Fourier transform)により各周波数における信号強度を抽出する
センサデータ処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
抽出した前記特徴量と、前記環境変化前であって前記機械が正常な状態に対応する参照データとの差異を表す差異データを抽出し、
前記差異データにおいて、所定時間以上の間、
特定周波数を境に所定閾値を超えることが所定周波数幅以上継続し、かつ前記所定閾値を超える周波数幅が所定幅以下である周波数帯を検知しなかった場合に、前記差異データが周波数方向に連続していると判定し、
前記差異データが周波数方向に連続していないと判定した場合には環境変化前と判定し、
前記差異データが周波数方向に連続していると判定した場合には環境変化後と判定する
センサデータ処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
前記時系列センサデータの前記特徴量として疑似画像を抽出する
センサデータ処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載のセンサデータ処理装置であって、
前記プロセッサは、
抽出した前記特徴量と、前記環境変化前であって前記機械が正常な状態に対応する参照データとの差異を表す差異データを抽出し、
前記差異データにおいて、所定時間以上の間、
特定ピクセルを境に所定閾値を超えることが所定ピクセル幅以上継続し、かつ前記所定閾値を超えるピクセル幅が所定幅以下であるピクセル帯を検知しなかった場合に、前記差異データがピクセル方向に連続していると判定し、
前記差異データがピクセル方向に連続していないと判定した場合には環境変化前と判定し、
前記差異データがピクセル方向に連続していると判定した場合には環境変化後と判定する
センサデータ処理装置。
【請求項10】
作業空間に設置された機械の異常を診断するセンサデータ処理装置による異常診断方法であって、
前記センサデータ処理装置による、
前記機械にセンサ信号伝搬物質を介して取り付けられたセンサから時系列センサデータを取得し、
前記時系列センサデータの特徴量を抽出し、
前記特徴量に基づいて前記作業空間が環境変化前であるか環境変化後であるかを判定し、
前記作業空間が環境変化後であると判定した場合、前記環境変化前に対応する補正用データを用いて前記特徴量を補正し、
前記作業空間が前記環境変化前であるか前記環境変化後であるかの判定結果に応じ、補正していない前記特徴量、または補正済みの前記特徴量に基づいて前記機械の異常の有無を診断する
ステップを含む異常診断方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサデータ処理装置、異常検知処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、工場等に設置されている機械の異常を検知する方法として、機械の周辺に設置した振動センサを用いた方法が知られている。
【0003】
振動センサを用いた異常検知の方法に関し、例えば特許文献1には「工具に関係する複数の測定値を、測定データ(振動情報(41)、切削力情報(42)、音情報(43)、主軸負荷(44)、モータ電流(45)、電力値(46))として取得する取得部(40A)と、正常な状態の加工時に取得した測定データを、1クラスの機械学習で学習して、正常モデルを作成する正常モデル部(31)と、正常モデル作成後の加工時に測定データを取得しながら、正常モデルに基づいて、当該測定データが正常か異常かを診断する異常診断部(32)と、異常診断部(32)で異常と診断された測定データを、異常診断部(32)とは異なる方法で再診断する再診断部(34)とを有する工作機械(10)の工具の異常を検知する異常検知装置(30A)」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2018/030033号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術の場合、ある環境下において正常な状態の加工時に取得した測定データに基づいて学習した正常モデルを用いているため、例えば、周囲に機械を増設する等、環境に変化が生じた場合、異常を正常、または正常を異常と誤診断してしまう可能性がある。このような誤診断を防ぐためには、変化後の環境下において改めて正常な状態の加工時の測定データを取得し、正常モデルを再学習する必要がある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、正常モデルの再学習を必要とすることなく、環境変化に対応可能な異常検知を実現できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係るセンサデータ処理装置は、作業空間に設置された機械の異常を診断するセンサデータ処理装置であって、1以上のプロセッサと、1以上のメモリリソースと、を備え、前記プロセッサは、センサ信号伝搬物質を介して前記機械に取り付けられたセンサから時系列センサデータを取得し、前記時系列センサデータの特徴量を抽出し、前記特徴量に基づいて前記作業空間が環境変化前であるか環境変化後であるかを判定し、前記作業空間が環境変化後であると判定した場合、前記環境変化前に対応する補正用データを用いて前記特徴量を補正し、前記作業空間が前記環境変化前であるか前記環境変化後であるかの判定結果に応じ、補正していない前記特徴量、または補正済みの前記特徴量に基づいて前記機械の異常の有無を診断する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、正常モデルの再学習を必要とすることなく、環境変化に対応可能な異常検知を実現できる。
【0010】
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
方向検出器
2か月前
ugo株式会社
移動体
2か月前
個人
無人作業システム
4日前
村田機械株式会社
産業機械
18日前
株式会社ダイヘン
移動体
2か月前
神港テクノス株式会社
制御装置
2か月前
株式会社ダイヘン
移動体
2か月前
トヨタ自動車株式会社
自律移動体
18日前
トヨタ自動車株式会社
自律移動体
2か月前
トヨタ自動車株式会社
配送システム
1か月前
株式会社クボタ
作業車
18日前
株式会社フジキン
流体制御装置
1か月前
アズビル株式会社
パラメータ調整装置
27日前
株式会社明電舎
車両
18日前
株式会社ダイフク
搬送設備
2か月前
トヨタ自動車株式会社
位置推定システム
2か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
5日前
トヨタ自動車株式会社
自律移動システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
26日前
株式会社村田製作所
温度補償回路
4日前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
18日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
11日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
2か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
5日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
5日前
ローム株式会社
電源回路
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
26日前
ローム株式会社
電源回路
1か月前
旭精機工業株式会社
監視データ処理装置
12日前
村田機械株式会社
搬送車システム
2か月前
東フロコーポレーション株式会社
流量制御装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
群制御システム及び方法
2か月前
株式会社ダイフク
情報表示システム
1か月前
ブラザー工業株式会社
数値制御装置及び工作機械
18日前
株式会社日立製作所
移動体制御システム
1か月前
ローム株式会社
リニア電源
2か月前
続きを見る
他の特許を見る