TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025011979
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114471
出願日
2023-07-12
発明の名称
搬送システムおよび搬送方法
出願人
株式会社日立インダストリアルプロダクツ
代理人
青稜弁理士法人
主分類
B65G
1/00 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】搬送車からコンベアに搬送物を移載するコンベアの制御に関して、搬送効率を低下させることなく、被搬送物にかかる負荷を抑える。
【解決手段】コンベア装置は、一端のガイドレールと回転可能に取り付けられたローラを有し、被搬送物をローラ上に載せることにより、被搬送物を取り込むコンベア移載装置を有し、搬送車は、上面に被搬送物の積載のための台座を有し、台座は、被搬送物と接触する面に複数の突起構造を有する。そして、それらの突起は、搬送車がコンベア移載装置の下に移動する際に、コンベア移載装置における複数のローラの間に位置するように配置されており、コンベア移載装置におけるローラは、被搬送物を搬送方向に移動させたときに被搬送物と接触する部分の移動方向が、コンベア装置が荷物を搬送する搬送方向に対して、搬送車のコンベア移載装置の下への進入方向に傾斜するような摺動構造を有する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ベルト上に平行配置された複数のローラにより荷物を搬送するコンベア装置と、
被搬送物を搬送して前記コンベア装置に前記被搬送物を受け渡す搬送車と、を備える搬送システムであって、
前記コンベア装置は、
当該コンベア装置の一端に設けられたガイドレールと、前記ガイドレールに回転可能に取り付けられたローラと、前記搬送車が搬送した前記被搬送物を前記ローラ上に載せることによって前記搬送車が搬送した前記被搬送物を取り込むコンベア移載装置を有し、
前記搬送車は、上面に前記被搬送物を積載するための台座を有し、
前記台座は、前記被搬送物と接触する面に複数の突起構造を有し、
前記複数の突起構造の突起は、前記搬送車がコンベア移載装置の下に移動する際に、前記コンベア移載装置における前記複数のローラの間に位置するように配置されており、
前記コンベア移載装置における前記ローラは、前記コンベア装置が前記被搬送物を搬送方向に移動させたときに、前記ローラが前記被搬送物と接触する部分の移動方向が、前記コンベア装置が荷物を搬送する搬送方向に対して、前記搬送車の前記コンベア移載装置の下への進入方向に傾斜するような摺動構造を有する
ことを特徴とする搬送システム。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記ローラの前記摺動構造は、前記ローラの表面上に設ける螺旋状突起構造と、前記ローラの表面にテープを螺旋状に貼付した構造と、前記ローラの表面上に設ける螺旋状溝構造と、のいずれかである
ことを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
【請求項3】
前記ローラの前記摺動構造は、前記搬送車が前記コンベア移載装置の下に進入する部分である前記ローラの先端が、前記ガイドレールに取り付けられる前記ローラの一端に対して、前記コンベア装置が荷物を搬送する搬送方向に進んだ位置になるように、前記ローラが前記ガイドレールに傾斜して取り付けられる構造である
ことを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
【請求項4】
前記コンベア装置は、前記被搬送物の状態に基づいて前記ローラの回転速度を決定する
ことを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
【請求項5】
前記搬送車は、前記被搬送物の状態に基づいて前記搬送車の前記コンベア移載装置の下の位置への進入速度を決定する
ことを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
【請求項6】
前記コンベア装置は、
前記搬送車が前記コンベア移載装置の一端から前記コンベア移載装置の下に侵入して、前記被搬送物を前記コンベア移載装置のローラに載せた後、前記被搬送物が前記ガイドレールに接触するまで、前記荷物を搬送方向に向かわせる回転とは逆方向に、前記コンベア移載装置のローラを回転させるものであり、
前記被搬送物が前記ガイドレールに接触した後、前記荷物を搬送方向に向かわせる回転方向に、前記コンベア移載装置のローラを回転させるものである
ことを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
【請求項7】
前記コンベア移載装置は、前記コンベア移載装置上の所定の位置に、前記被搬送物が前記コンベア装置による荷物の搬送方向とは逆の方向に前記所定の位置を超えて移動することを防ぐ逆走防止板を有する
ことを特徴とする請求項6記載の搬送システム。
【請求項8】
ベルト上に平行配置された複数のローラにより荷物を搬送するコンベア装置と、
被搬送物を搬送して前記コンベア装置に前記被搬送物を受け渡す搬送車と、を備える搬送システムであって、
前記コンベア装置は、
当該コンベア装置の一端に設けられたガイドレールと、前記ガイドレールに回転可能に取り付けられたローラと、前記搬送車が搬送した前記被搬送物を前記ローラ上に載せることによって前記搬送車が搬送した前記被搬送物を取り込むコンベア移載装置を有し、
前記搬送車は、上面に前記被搬送物を積載するための台座を有し、
前記台座は、前記被搬送物と接触する面に複数の突起構造を有し、
前記複数の突起構造の突起は、前記搬送車がコンベア移載装置の下に移動する際に、前記コンベア移載装置における前記複数のローラの間に位置するように配置されており、
前記コンベア移載装置における前記複数のローラは、当該ローラの直径が、前記搬送車が前記コンベア移載装置の下に進入する部分である前記ローラの先端から、前記ガイドレールに取り付けられた一端に対して線形的に小さくなるテーパ構造である
ことを特徴とする搬送システム。
【請求項9】
ベルト上に平行配置された複数のローラにより荷物を搬送するコンベア装置と、
前記被搬送物を搬送して前記コンベア装置に前記被搬送物を受け渡す搬送車と、を備える搬送システムであって、
当該コンベア装置の一端に設けられたガイドレールと前記ガイドレールに回転可能に取り付けられたローラと、前記搬送車が搬送した前記被搬送物と前記ローラ上に載せることによって、前記搬送車が搬送した前記被搬送物を取り込むコンベア移載装置を有し、
前記搬送車は、上面に前記被搬送物を積載するための台座を有し、
前記台座は、前記被搬送物と接触する面に複数の突起構造を有し、
前記複数の突起構造の突起は、前記搬送車がコンベア移載装置の下に移動する際に、前記コンベア移載装置における前記複数のローラの間に位置するように配置されており、
前記コンベア移載装置における前記ローラは、前記搬送車が前記コンベア移載装置の下に進入する部分である先端の高さが、前記ガイドレールに取り付けられた一端よりも低くしたことを特徴とする搬送システム。
【請求項10】
ベルト上に平行配置された複数のローラにより荷物を搬送するコンベア装置と、
被搬送物を搬送して前記コンベア装置に前記被搬送物を受け渡す搬送車と、を備える搬送システムの搬送方法であって、
前記コンベア装置は、
当該コンベア装置の一端に設けられたガイドレールと前記ガイドレールに回転可能に取り付けられたローラと、前記搬送車が搬送した前記被搬送物を前記ローラ上に載せることによって、前記搬送車が搬送した前記被搬送物を取り込むコンベア移載装置を有し、
前記搬送車は、上面に前記被搬送物を積載するための台座を有し、
前記台座は、前記被搬送物と接触する面に複数の突起構造を有し、
前記複数の突起構造の突起は、前記搬送車がコンベア移載装置の下に移動する際に、前記コンベア移載装置における前記複数のローラの間に位置するように配置されており、
前記コンベア移載装置における前記ローラは、前記コンベア装置が前記被搬送物を搬送方向に移動させたときに、前記ローラが前記被搬送物と接触する部分の移動方向が、前記コンベア装置が荷物を搬送する搬送方向に対して、前記搬送車の前記コンベア移載装置の下の進入方向に傾斜するような摺動構造を有し、
前記搬送車が前記コンベア移載装置の一端から搬送した前記被搬送物を、前記コンベア移載装置のローラに載せるステップと、
前記コンベア移載装置のローラが前記被搬送物を移動させるステップと、を有することを特徴とする搬送方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送システムおよび搬送方法に係り、特に、搬送車からコンベアに搬送物を移載するコンベアの制御に関して、搬送効率を低下させることなく、被搬送物にかかる負荷を抑えることに用いて好適な搬送システムおよび搬送方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、在庫型物流センター(DC: Distribution Center)では、顧客の注文が入ると保管棚の保管箱に保管された商品在庫を作業員が取り出し、荷合わせを行い、出荷していた。しかし、人手で行う物流センター内の作業は、ピッキング作業者の歩行距離当たりの搬出入密度が極めて低くなるため、単位時間当たりのオーダー完了数も低くなり、特に、少量・多品種の注文の多い電子商取引(EC:Electric commerce)には適さず高コストになりがちであった。そのため、作業の自動化が望まれており、一般的に、搬送・仕分けにおいてはコンベアやソーターなどを用いた自動化が行われてきている。
【0003】
しかしながら、コンベアやソーターなど自動搬送設備を用いた搬送では、保管箱の振り分け先が多数になると、それに伴い分岐の数と搬送距離が増え、結果として自動搬送設備の床面積が大きくなり、物流センターの空間利用効率が悪化する弊害も生じる課題があった。また、取り扱う商品の物流量は、季節などによって大きく変動するが、コンベアやソーターなどで構成された自動搬送設備は建屋に据え付けているため、組み替えが困難であり、物流量の少ない時期に非効率な運用となる課題があった。
【0004】
そこで、保管箱を任意の場所に搬送・振り分けする他の方式として、搬送車(AGV:Auto Guided Vehicle)に保管箱を載せて搬送する方式も併用されるようになってきた。しかしこの方式では、AGVからコンベアなどの間で保管箱を移載する必要があり、作業員による人手で行うと非効率であるため、ロボットアームでコンベアからAGV上に保管箱を移載する方式が提案されている。また、特許文献1では、搬送部の各ローラ間の間隙に一致するスリット構造をAGV上に設け(FIG.9A,FIG9Bなど)、コンベア直下で、上下させることによりコンベア上の保管箱を移載する手段が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2022/0297936号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
AGVが被搬送物を搬送してコンベアへと移載する場合に、AGVをコンベア周囲に位置決めして停止した後に、被搬送物をコンベアへ移載する方法が考えられる。しかしながら、このような方法では、AGVのコンベアへの位置決めをして停止制御のための時間や、被搬送物の移載動作のための時間が発生し、AGVおよびコンベアによる搬送システムの搬送効率に影響を与える可能性があった。
【0007】
そのため、搬送システムの搬送効率を低下させないように、AGVが移動を続けながらコンベアへ物品を受け渡すような搬送システムを利用することが考えられる。例えば、特許文献1に記載された搬送システムにおいては、AGVの積載面に設けられた突起構造がコンベアの積載面における間隙をすり抜けられるように構成されており、AGVがコンベアの下を横切って移動することにより、被搬送物がコンベア上に移載させる。この場合、AGVがコンベアの下を横切って移動しながら被搬送物をコンベアへ移載可能であり、搬送システムの搬送効率が低下するのを抑制することができる。しかしながら、この場合、搬送された被搬送物の速度とコンベアの移動速度差が大きくことなるため、移載部の領域を大きく取る必要があり(FIG.5、FIG.29Aなどを参照のこと)、設置面積が大きくなる課題がある。そこで、コンベアに設けられたガイドレールに接触してせき止められるような構成が考えられるが、AGVが一定以上の速度で走行すると被搬送物がガイドレールに接触する際に跳ね戻りが起きてしまい、かえって被搬送物への負荷や搬送システムの搬送効率が低下する可能性がありうる。
【0008】
本発明の目的は、搬送車からコンベアに搬送物を移載するコンベアの制御に関して、搬送効率を低下させることなく、被搬送物にかかる負荷を抑えることのできる搬送システムおよび搬送方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の搬送システムの構成は、好ましくは、ベルト上に平行配置された複数のローラにより荷物を搬送するコンベア装置と、被搬送物を搬送してコンベア装置に被搬送物を受け渡す搬送車と、を備える搬送システムであって、コンベア装置は、当該コンベア装置の一端のガイドレールとガイドレールに回転可能に取り付けられたローラと、搬送車が搬送した被搬送物とローラ上に載せることにより、搬送車が搬送した被搬送物を取り込むコンベア移載装置を有し、搬送車は、上面に被搬送物を積載するための台座を有し、台座は、被搬送物と接触する面に複数の突起構造を有し、複数の突起構造の突起は、搬送車がコンベア移載装置の下に移動する際に、コンベア移載装置における複数のローラの間に位置するように配置されており、コンベア移載装置におけるローラは、コンベア装置が被搬送物を搬送方向に移動させたときに、ローラが被搬送物と接触する部分の移動方向が、コンベア装置が荷物を搬送する搬送方向に対して、搬送車のコンベア移載装置の下への進入方向に傾斜するような摺動構造を有するようにしたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、搬送車からコンベアに搬送物を移載するコンベアの制御に関して、搬送効率を低下させることなく、被搬送物にかかる負荷を抑えることのできる搬送システムおよび搬送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
箱
3か月前
個人
ゴミ箱
3か月前
個人
包装体
4か月前
個人
収納用具
7か月前
個人
容器
18日前
個人
物品収納具
7か月前
個人
パウチ補助具
3か月前
個人
折り畳み水槽
4か月前
個人
閉塞装置
1か月前
個人
開封用カッター
9か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
8か月前
個人
ダンボール宝箱
4か月前
個人
ゴミ処理機
12日前
株式会社和気
包装用箱
5日前
個人
圧縮収納袋
4か月前
個人
チャック付き袋体
10か月前
個人
折りたたみコップ
10か月前
個人
粘着テープ切断装置
6か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
株式会社新弘
容器
3か月前
株式会社新弘
容器
3か月前
個人
粘着テープ剥がし具
9か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
8か月前
株式会社イシダ
包装装置
3か月前
個人
包装箱
1か月前
個人
粘着テープ剥がし具
5か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
個人
チャック付き保存袋
9か月前
個人
塗料容器用蓋
4か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
6か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
3か月前
三甲株式会社
蓋体
20日前
日東精工株式会社
検査装置
7か月前
三甲株式会社
トレー
8か月前
個人
ゴミ箱用ゴミ袋保持具
3か月前
三菱製紙株式会社
包装用紙
5か月前
続きを見る
他の特許を見る