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公開番号
2025011438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113553
出願日
2023-07-11
発明の名称
港湾荷役機器充電システムおよび港湾荷役機器充電方法
出願人
株式会社三井E&S
代理人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】港湾荷役機器のコストダウンと蓄電池の劣化抑制に寄与する、コンテナターミナルにおける港湾荷役機器充電システムを提供する。
【解決手段】コンテナターミナルにおける港湾荷役機器充電システムであって、少なくとも次の各ステップを実行するよう構成され、初期充電ステップでは、港湾荷役機器に搭載された蓄電池の電池容量の40%以上60%以下を充電し、決定ステップでは、前記港湾荷役機器の1回の荷役作業に要する走行距離を決定し、算出ステップでは、前記港湾荷役機器が前記走行距離を走行するのに必要な電力量を算出し、中間充電ステップでは、前記蓄電池を、前記電力量分のみ充電する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンテナターミナルにおける港湾荷役機器充電システムであって、
少なくとも次の各ステップを実行するよう構成され、
初期充電ステップでは、港湾荷役機器に搭載された蓄電池の電池容量の40%以上60%以下を充電し、
決定ステップでは、前記港湾荷役機器の1回の荷役作業に要する走行距離を決定し、
算出ステップでは、前記港湾荷役機器が前記走行距離を走行するのに必要な電力量を算出し、
中間充電ステップでは、前記蓄電池を、前記電力量分のみ充電する、
港湾荷役機器充電システム。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の港湾荷役機器充電システムにおいて、
前記港湾荷役機器に搭載される蓄電池の電池容量は、前記中間ステップにおける充電量の4倍以上であり、
前記充電ステップにおけるCレートは、下記式(1)の関係を満たす、港湾荷役機器充電システム。
Cレート≧60X・・・式(1)
ここで、Xは1回の荷役作業に必要な消費電力量を示す。
【請求項3】
請求項2に記載の港湾荷役機器充電システムにおいて、
前記充電ステップにおいて用いられる充電設備は、パンタグラフ方式充電装置または非接触方式充電設備である、港湾荷役機器充電システム。
【請求項4】
コンテナターミナルにおける港湾荷役機器充電方法であって、
少なくとも次の各ステップを備え、
初期充電ステップでは、港湾荷役機器に搭載された蓄電池の電池容量の40%以上60%以下を充電し、
決定ステップでは、前記港湾荷役機器の1回の荷役作業に要する走行距離を決定し、
算出ステップでは、前記港湾荷役機器が前記走行距離を走行するのに必要な電力量を算出し、
中間充電ステップでは、前記蓄電池を、前記電力量分のみ充電する、
港湾荷役機器充電方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、港湾荷役機器充電システムおよび港湾荷役機器充電方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
地球温暖化防止のため大気中へのGHG(Green House Gas)排出を抑制する動きが活発となる中、日本国内においてはCNP(Carbon Neutral Port)構想が打ち出され、港湾地区におけるGHG排出削減に向けた取り組みが推進されている。港湾地区に設けられているコンテナターミナルでは、コンテナの荷役に供する荷役機器で使用する軽油といった化石燃料を削減することが求められている。
【0003】
主要な荷役機器の中でも、コンテナクレーンは電動化が進められている一方で、コンテナを搬送するトラクタヘッド、ストラドルキャリア、トップリフター等については軽油を燃料とするディーゼルエンジンが今なお使用されているのが現状であり、例えばトラクタヘッドについては脱炭素化に向けて、電動トラクタヘッドの開発が進められている。
【0004】
特許文献1には、バッテリや充電器を効率的に冷却することで航続距離を延長することが可能な電気自動車が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018―170843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、コンテナターミナル内において、例えばトラクタヘッドは、1台あたり1日300kmを走行し、かつ、搬送するコンテナ及びコンテナを積載するシャーシの総重量は最大で60tに達するため、トラクタヘッドに搭載する蓄電池は大容量とならざるをえず、車両価格が高額となってしまう。
【0007】
また、コンテナターミナルにおいては、トラクタヘッドは毎日稼働するため、最低限前述の使用条件を満たす蓄電池を搭載した場合、毎日満充電をしなくてはならない。一般的に、車載蓄電池として有力なリチウムイオン電池は、満充電と完全放電を繰り返すと3000サイクル程度で定格容量の80%を下回ってしまうと言われているため、従来と変わらないターミナル運用を続けるためには、車両本体の寿命よりも早くに蓄電池の交換が必要となってしまい、さらに運用コストが嵩むことになる。
【0008】
上記事情に鑑み、本発明は、港湾荷役機器のコストダウンと蓄電池の劣化抑制に寄与する、コンテナターミナルにおける港湾荷役機器充電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の観点は、コンテナターミナルにおける港湾荷役機器充電システムであって、
少なくとも次の各ステップを実行するよう構成され、
初期充電ステップでは、港湾荷役機器に搭載された蓄電池の電池容量の40%以上60%以下を充電し、
決定ステップでは、前記港湾荷役機器の1回の荷役作業に要する走行距離を決定し、
算出ステップでは、前記港湾荷役機器が前記走行距離を走行するのに必要な電力量を算出し、
中間充電ステップでは、前記蓄電池を、前記電力量分のみ充電する、港湾荷役機器充電システムである。
【0010】
また、本発明の第2の観点は、コンテナターミナルにおける港湾荷役機器充電方法であって、
少なくとも次の各ステップを備え、
初期充電ステップでは、港湾荷役機器に搭載された蓄電池の電池容量の40%以上60%以下を充電し、
決定ステップでは、前記港湾荷役機器の1回の荷役作業に要する走行距離を決定し、
算出ステップでは、前記港湾荷役機器が前記走行距離を走行するのに必要な電力量を算出し、
中間充電ステップでは、前記蓄電池を、前記電力量分のみ充電する、港湾荷役機器充電方法。
(【0011】以降は省略されています)
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