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公開番号2025010991
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113348
出願日2023-07-10
発明の名称建物
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/34 20060101AFI20250116BHJP(建築物)
要約【課題】外壁の耐火被覆工事を削減しつつ外観上の自由度を確保できる建物を提供する。
【解決手段】建物10は、壁式構造の外周部構造体20と、外周部構造体20にピン接合された鉄骨造の内側架構60と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
壁式構造の外周部構造体と、
前記外周部構造体にピン接合された鉄骨造の内側架構と、
を備えた建物。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
前記外周部構造体はプレキャスト部材によって形成されている、
請求項１に記載の建物。
【請求項３】
前記外周部構造体及び前記内側架構は免震装置によって支持されている、
請求項１又は２に記載の建物。
【請求項４】
前記内側架構の梁と、
前記外周部構造体に埋め込まれ、端部が前記外周部構造体から突出した鋼板と、
がボルト接合されて前記内側架構が前記外周部構造体にピン接合されている、
請求項１又は２に記載の建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、建物に関する。
続きを表示（約 870 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、外周部を鉄筋コンクリートの柱梁架構で形成し、内側を鉄骨造で形成した建物が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－２０４２０４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に示されるように外周部を鉄筋コンクリートの柱梁架構で形成した場合、外周部を鉄骨造とする場合と比較して耐火被覆工事を削減できる。しかし、外観が柱梁の配置によって制約を受けやすい。
【０００５】
本発明は上記事実を考慮して、外壁の耐火被覆工事を削減しつつ外観上の自由度を確保できる建物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１の建物は、壁式構造の外周部構造体と、前記外周部構造体にピン接合された鉄骨造の内側架構と、を備える。
【０００７】
請求項１の建物は、外周部構造体が壁式構造である。このため構造体の耐火被覆工事を低減できる。そして、柱梁が屋内又は屋外へ突出しないため、意匠上の制約を受け難い。これにより、外観上の自由度を確保できる。
【０００８】
また、この建物は内側架構が鉄骨造である。このため、ＲＣ造の内側架構と比較して建物の重量を軽減できる。そして、内側架構は外周部構造体とピン接合されているため、外周部構造体に曲げモーメントが入力されることが抑制される。これにより、外周部構造体も軽量化できる。
【０００９】
請求項２の建物は、請求項１に記載の建物において、前記外周部構造体はプレキャスト部材によって形成されている。
【００１０】
請求項２の建物は、外周部構造体がプレキャスト部材によって形成されているため、現場打ちコンクリートを用いる場合と比較して工期を短縮できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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