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公開番号2025010934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113249
出願日2023-07-10
発明の名称カーテン状スプレー塗布装置及び塗布方法
出願人株式会社サンツール
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B05B 7/08 20060101AFI20250116BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】ホットメルト接着剤を間欠塗布するときに、正確な領域に塗布することができるカーテン状スプレー塗布装置及び塗布方法を提供する。
【解決手段】カーテン状スプレー塗布装置Aは、空気噴射孔36に対して加圧空気Kを供給する加圧空気供給部2と、加圧空気供給部2から空気噴射孔36へと加圧空気Kを供給する流路4に設けられ、流路4の開通状態を切り替える電磁弁1と、を備える。塗布ノズル孔群32からホットメルト接着剤hが吐出されているときをオン状態とし、塗布ノズル孔群32からのホットメルト接着剤hの吐出が停止されているときをオフ状態とすると、オン状態からオフ状態へと切り替えられたときに、電磁弁1が流路4を不通にすることで、空気噴射孔36からの加圧空気Kの噴射が停止される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の塗布ノズル孔が一列に配置された塗布ノズル孔群から吐出されるホットメルト接着剤に対して、空気噴射孔から加圧空気を噴射することで、繊維状となった当該接着剤を塗布対象物上に塗布するカーテン状スプレー塗布装置であって、
前記空気噴射孔に対して加圧空気を供給する加圧空気供給部と、
前記加圧空気供給部から前記空気噴射孔へと加圧空気を供給する流路に設けられ、当該流路の開通状態を切り替える電磁弁と、を備え、
前記塗布ノズル孔群から前記接着剤が吐出されているときをオン状態とし、前記塗布ノズル孔群からの前記接着剤の吐出が停止されているときをオフ状態とすると、
前記オン状態から前記オフ状態へと切り替えられたときに、前記電磁弁が前記流路を不通にすることで、前記空気噴射孔からの加圧空気の噴射が停止されることを特徴とするカーテン状スプレー塗布装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のカーテン状スプレー塗布装置であって、
前記電磁弁は3ポート弁であり、
前記オフ状態では、前記加圧空気供給部から供給される加圧空気は、前記電磁弁から排気されることを特徴とするカーテン状スプレー塗布装置。
【請求項3】
複数の塗布ノズル孔が一列に配置された塗布ノズル孔群から吐出されるホットメルト接着剤に対して、空気噴射孔から加圧空気を噴射することで、繊維状となった当該接着剤を塗布対象物上に塗布するカーテン状スプレー塗布装置を用いた塗布方法であって、
前記塗布ノズル孔群から前記接着剤が吐出されているときをオン状態とし、前記塗布ノズル孔群からの前記接着剤の吐出が停止されているときをオフ状態とすると、
前記オン状態から前記オフ状態へと切り替えたときに、前記空気噴射孔からの加圧空気の噴射を停止することを特徴とする塗布方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、カーテン状スプレー塗布装置及び塗布方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
塗布ノズル孔から吐出され降下するホットメルト接着剤に対して、加圧空気を噴射することで、ホットメルト接着剤を細長い繊維状としたうえで、塗布対象物上に塗布する技術が知られている。
【0003】
繊維状としたホットメルト接着剤を塗布対象物上に幅広く薄膜状に塗布する技術として、特許文献1及び特許文献2には、カーテン状スプレー塗布装置が開示されている。これらの文献のカーテン状スプレー塗布装置においては、多数の塗布ノズル孔が一列に配置された塗布ノズル孔群から吐出されるホットメルト接着剤に対して、空気噴射孔から加圧空気を噴射することで、細長い繊維状となったホットメルト接着剤が一列になって降下する「カーテン状スプレー塗布」が行われる。具体的には、図6に示すように、カーテン状にスプレーされたホットメルト接着剤h′が塗布対象物100に向けて降下するとともに、塗布対象物100は搬送装置Cによって一定の搬送方向Xに搬送されているため、塗布対象物100上に薄膜状の塗布面Hを形成することが可能である。
【0004】
このようなカーテン状スプレー塗布装置は、ホットメルト接着剤の接着工程を短縮できる、プライマー等の前処理工程が不要である、接着剤塗布後の乾燥工程が不要である等の利点を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3278664号公報
特許第3661019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ホットメルト接着剤の薄膜状の塗布面Hを有する物品を連続的に製造する等の目的で、図3,5に示すように、塗布対象物100に対するカーテン状スプレー塗布を間欠的に行う「間欠塗布」が従来行われている。間欠塗布を行うことで、塗布対象物100上に所定の間隔毎に塗布面Hを形成することができる。
【0007】
しかしながら、図4に例示するような従来のカーテン状スプレー塗布装置A′においては、図5に示すように、塗布すべき対象領域Tに対して、ホットメルト接着剤が実際に塗布される塗布面Hが、搬送方向Xの後方側にはみ出してしまうという課題がある。
【0008】
本開示はカーテン状スプレー塗布装置の斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ホットメルト接着剤を間欠塗布するときに、正確な領域に塗布することができるカーテン状スプレー塗布装置及び塗布方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本開示のカーテン状スプレー塗布装置は、複数の塗布ノズル孔が一列に配置された塗布ノズル孔群から吐出されるホットメルト接着剤に対して、空気噴射孔から加圧空気を噴射することで、繊維状となった当該接着剤を塗布対象物上に塗布するカーテン状スプレー塗布装置であって、前記空気噴射孔に対して加圧空気を供給する加圧空気供給部と、前記加圧空気供給部から前記空気噴射孔へと加圧空気を供給する流路に設けられ、当該流路の開通状態を切り替える電磁弁とを備え、前記塗布ノズル孔群から前記接着剤が吐出されているときをオン状態とし、前記塗布ノズル孔群からの前記接着剤の吐出が停止されているときをオフ状態とすると、前記オン状態から前記オフ状態へと切り替えられたときに、前記電磁弁が前記流路を不通にすることで、前記空気噴射孔からの加圧空気の噴射が停止されることを特徴とする。
【0010】
上記のカーテン状スプレー塗布装置にあっては、前記電磁弁が3ポート弁であり、前記オフ状態では、前記加圧空気供給部から供給される加圧空気は、前記電磁弁から排気されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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