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公開番号2025010267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024189590,2023171773
出願日2024-10-29,2014-10-30
発明の名称電子機器及びプログラム
出願人株式会社ユピテル
代理人
主分類G07C 5/00 20060101AFI20250109BHJP(チェック装置)
要約【課題】映像データを移し替える作業等を行わなくても映像データを記録させて見ることができ、映像データを移し替える作業等を行う煩わしさを極力回避することができる電子機器及びプログラムを提供する。
【解決手段】ドライブレコーダ1は、映像データを連続的に記録する連続記録と、映像データを所定のイベントが発生する毎に断続的に記録する断続記録と、を同一の記録領域を共用して行う。ドライブレコーダ1は、記録領域における連続記録に用いられる記録可能領域の容量に応じて、記録領域に対して断続記録を行った映像データの少なくとも一部を消去して記録可能領域の容量を確保する記録制御手段を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
カメラから映像データを取得し、取得した映像データを所定の時間分のファイルとしてメモリカードに記録する処理を行う制御部を備えた装置であって、
前記制御部は、前記所定の時間分のファイルの記録が完了したらそのファイルをクローズし、次のファイルをオープンして記録を開始することで前記メモリカードのデータ領域に連続的に映像データを記録(以下、「常時記録」と記載する)する処理を行って、常時記録ファイルを作成する機能を備え、
前記制御部は、加速度センサーから入力された加速度の検出値が閾値以上の場合、GPS受信機から入力された現在位置情報が示す現在位置と記憶部から読み出した注意を促す場所の位置情報が示す位置と、の距離が所定距離以下になった場合、所定の周波数の電波を受信した検出結果が無線受信機から入力された場合、又は、所定の信号レベルのマイクロ波を受信した検出結果がマイクロ波受信機から入力された場合に、イベントが発生したものと判断し、
前記イベントが発生したものと判断した際の映像データを記録した常時記録ファイルを、イベント発生毎にイベント発生時刻を含む前記所定の時間分の映像データをイベント記録ファイルに変更する処理を行うドライブレコーダ。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記制御部は、イベント発生時の映像データを記録した常時記録ファイルのファイル名のアルファベットを、イベント記録ファイルを示すアルファベットに変更してイベント記録ファイルとする処理を行う請求項1に記載のドライブレコーダ。
【請求項3】
前記制御部は、前記イベントが発生したものと判断した際の映像データを記録した常時記録ファイルを、イベント発生毎にイベント発生時刻を含む前記所定の時間分の映像データをイベント記録ファイルに変更する処理を行い、前記常時記録ファイルを作成する時刻を示す時刻情報と、その常時記録ファイルの映像データを記録するデータ領域に関する情報とを前記メモリカードのファイル管理領域に記録する処理を行うが、前記イベント記録ファイルの時刻情報及びデータ領域に関する情報は、ファイル名を変更する前の常時記録ファイルのものを使用する請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記記憶部に記録されている注意を促す場所の位置情報の位置に接近した際に、ランプを点滅若しくは点灯させて警報するか、又は、スピーカにより音声で警報する警報処理を行う請求項1から3のいずれかに記載のドライブレコーダ。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載のドライブレコーダの機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、映像データを記録する電子機器及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、映像データを常時記録及びイベント記録するドライブレコーダ等の電子機器が知られている。常時記録は、アクセサリスイッチがオンしている間など、電子機器へ外部から電源が供給されている場合に通常切れ目なく映像データを記録するものである。アクセサリスイッチは、車載バッテリから車両に備わるオーディオ等のアクセサリ類に対する電力の供給と電力の供給の遮断とを切り替えるスイッチである。イベント記録は、電子機器に備わっている加速度センサーにおける検出値が所定の閾値を超えた場合等の、車両の運行中の危険状態や事故等のイベントの発生を契機として映像データを記録するものである。
【0003】
このような電子機器としては、記録方法の相違により、主に2つの方式が存在している。
【0004】
この2つの方式のうち一方の方式は、常時記録のための記録領域と、イベント記録のための記録領域と、を個別に管理して記録するものである(例えば、特許文献1)。この方式によれば、常時記録のための記録領域に記録可能なファイル数と、イベント記録のための記録領域に記録可能なファイル数と、を予め設定しておく。そして、各記録領域において、設定したファイル数に達した場合には、最も古いファイルに上書きして常時記録又はイベント記録を行う。この方式では、イベント記録の頻度が極端に少ない場合、記録領域を効率よく使用できないという課題を有する。
【0005】
上記の2つの方式のうち他方の方式は、常時記録のための記録領域と、イベント記録のための記録領域と、を一体に管理して記録するものである。この方式によれば、同一の記録領域に対して、映像データを常時記録すると共に、イベントが発生する毎に映像データをイベント記録していく。この際、常時記録した映像データと、イベント記録した映像データと、で記録領域が一杯になった場合、イベント記録済みの映像データに対して上書きすることなく、常時記録済みの映像データのうち最も古い映像データに上書きして、新たに常時記録及びイベント記録を行う。そして、イベント記録による映像データで記録領域が一杯になった場合には、記録を停止する。この方式によれば、イベント記録の頻度が少ない場合であっても、記録容量を効率よく使用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-74291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、常時記録のための記録領域と、イベント記録のための記録領域と、を一体に管理して記録する方式の従来の電子機器においては、イベント記録した映像データで記録領域が一杯になった場合に記録を停止するので、記録領域がなくなったことに気付かない場合には映像データを記録できないために映像を見ることができず、また、再び記録させるためには、例えば、記録媒体を電子機器から取り出して、パーソナルコンピュータ等のハードディスクに移動する等、手動で他の媒体に映像データを移し替えないといけないため面倒であるという課題を有する。
【0008】
本発明の目的は、映像データを移し替える作業等を行わなくても映像データを記録させて見ることができ、映像データを移し替える作業等を行う煩わしさを極力回避することができる電子機器及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)映像データを連続的に記録する連続記録と、前記映像データを所定のイベントが発生する毎に断続的に記録する断続記録と、を同一の記録領域を共用して行う電子機器であって、前記記録領域における前記連続記録に用いられる記録可能領域の容量に応じて、前記記録領域に対して前記断続記録を行った前記映像データの少なくとも一部を消去して前記記録可能領域の容量を確保する記録制御手段を有することを特徴とする。
【0010】
このようにすることで、映像データを移し替える作業等を行わなくても映像データを記録させて見ることができ、映像データを移し替える作業等を行う煩わしさを極力回避することができる。映像データを連続的に記録する連続記録としては、所定時間に亘って切れ目なく映像データを記録するとよく、例えば車両のアクセサリスイッチをONしている間など電子機器に対して車両などの外部から電源が供給されているときに映像データを常時記録するとよい。このようにすることで、所定時間の映像データを漏れなく記録させて見ることができる。所定のイベントの発生としては、車両の状態や車両外の状況に応じて起こる出来事とするとよく、例えば車両の加速度の値が閾値を超えた場合、現在位置と予め設定した眺めの良いビューポイントとの距離が所定距離以内になった場合、現在位置と予め設定した交差点や事故多発地帯等の注意を促す場所との距離が所定距離以内になった場合とするとよい。また、車両の状態や車両外の状況は、測位システムを用いた測位により求めた車両の現在位置と交差点や事故多発地帯等の注意を促す場所との距離、測位システムを用いた測位により求めた車両の現在位置とビューポイントとの距離、又は、電子機器に設けられたセンサーにおける検出値と閾値との比較結果により判断するとよく、例えばGPS(Global Positioning System)を用いた測位により求めた車両の現在位置と交差点や事故多発地帯等の注意を促す場所との距離が所定距離以内か否か、GPSを用いた測位により求めた車両の現在位置とビューポイントとの距離が所定距離以内か否か、又は、加速度センサーにおける加速度の検出値が閾値以上であるか否かなどにより判断するとよい。このようにすることで、測位システムを用いた測位により求めた車両の現在位置、又はセンサーの検出値に応じて、映像データを連続記録とは別に断続記録させて見ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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