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公開番号
2025010261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024189549,2022199985
出願日
2024-10-29,2018-11-22
発明の名称
注入ヘッドおよびそれを備える薬液注入装置
出願人
株式会社根本杏林堂
代理人
個人
主分類
A61M
5/36 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】操作者が、注入前にシリンジ内の気泡混入状態を良好に確認することができる注入ヘッドおよび薬液注入装置を提供する。
【解決手段】この薬液注入ヘッド110は、a:円筒状のシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されたシリンジを保持するシリンジ保持部140と、b:上記シリンジのピストン部材を移動させるためラム部材131を有するピストン駆動機構130と、c:第1の色で発光し上記シリンジを照らす第1の発光部133aおよび第2の色で発光し上記シリンジを照らす第2の発光部133bとを備え、第1の発光部133aおよび第2の発光部133bは、注入ヘッドの使用時姿勢で見て、上記ラム部材131よりも上方に設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
a:円筒状のシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されたシリンジを保持するシリンジ保持部と、
b:前記シリンジのピストン部材を移動させるためラム部材を有するピストン駆動機構と、
c:第1の色で発光し前記シリンジを照らす第1の発光部および第2の色で発光し前記シリンジを照らす第2の発光部と、
を備える注入ヘッドであって、
第1の発光部および第2の発光部は、注入ヘッドの使用時姿勢で見て、前記ラム部材よりも上方に設けられている、
注入ヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1の発光部および第2の発光部は、円弧形状に形成されている、請求項1に記載の注入ヘッド。
【請求項3】
前記第1の発光部および第2の発光部は、前記ラム部材の中心軸と同軸の円弧形状である、請求項2に記載の注入ヘッド。
【請求項4】
前記シリンジは保護ケースに収めた状態で前記シリンジ保持部に保持される、請求項1~3のいずれか一項に記載の注入ヘッド。
【請求項5】
前記第1の発光部および第2の発光部の発光に関し、
薬液注入の準備フェーズでは、第1の発光部を点灯または点滅させず、
薬液注入フェーズで、第1の発光部を点灯または点滅させる、
ように構成されている請求項1~4のいずれか一項に記載の注入ヘッド。
【請求項6】
前記シリンジを検出した場合、または前記シリンジに装着された保護ケースを検出した場合に、第1の発光部または第2の発光部のいずれかまたは両方を点灯または点滅させるように構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の注入ヘッド。
【請求項7】
前記シリンジ保持部は、前記シリンジの一部または同シリンジに装着された保護ケースの一部を保持するクランパ機構を有し、
前記クランパ機構が開状態から閉状態に切り換わった場合、または、閉状態から開状態に切り換わった場合に、第1の発光部または第2の発光部のいずれかまたは両方を点灯または点滅させるように構成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の注入ヘッド。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の注入ヘッドと、
前記注入ヘッドに接続されたコンソールと、
を備える薬液注入装置。
【請求項9】
1つまたは複数のディスプレイと、
第1の薬液が充填された第1の薬液収納体および第2の薬液が充填された第2の薬液収納体から薬液を押し出す装置における注入条件を設定するためのグラフィカルユーザインターフェースの情報を保持した制御装置と、
を備える注入条件設定システムであって、
前記グラフィカルユーザインターフェースは、
第1の薬液と第2の薬液との混和条件に関する情報を示す表示部と、
混和条件を変更するためのウィンドウであって、操作者が入力を行うための入力ボタン画像と、混和の方式を選択するための複数の混和方式設定ボタンとを含むウィンドウと、
を含む、注入条件設定システム。
【請求項10】
前記複数の混和方式設定ボタンとして、
倍率方式ボタン、割合方式ボタン、および比率方式ボタンのうち少なくとも2つが表示される、
請求項9に記載の注入条件設定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検者に造影剤などの薬液を注入する注入ヘッドおよび薬液注入装置に関し、特には、操作者が、注入前にシリンジ内の気泡混入状態を良好に確認することができる注入ヘッドおよび薬液注入装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
医療用の画像診断装置として、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、超音波診断装置、血管造影(アンギオグラフィ)撮像装置等が知られている。このような撮像装置を使用する際、患者に造影剤や生理食塩水など(以下、これらを単に「薬液」とも言う)を注入することがある。
【0003】
薬液を自動注入する装置としては従来、種々のものが知られている。装置の構成や性能は、その装置がどのような検査で使用されるか(換言すれば、どのような種類の撮像装置とともに使用されるか)等によって異なっているが、血管造影用の薬液注入装置としては例えば特許文献1のようなものが知られている。血管造影検査は、通常、細いカテーテルと呼ばれる中空の管を血管内に導入し、目的の血管対象部付近にカテーテルの先端を位置させた後、造影剤等を血管内に流し、撮影を行うというものである。これにより造影された血管がディスプレイ等に映し出され、医師はその画像を見ながら診断および治療を行う。血管造影検査は、細いカテーテルを通じて薬液の注入が行われるものであるので、注入圧力が非常に高くなるという特徴があり、この点がCT検査用の薬液注入装置やMR検査用の薬液注入装置との大きな違いの1つとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5586310号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、血管造影検査では、薬液注入装置に空のシリンジをセットし、院内で必要量の造影剤をシリンジ内に吸引して注入を行うのが一般的である。薬液の注入においては、被検者側へ気泡が送り込まれないように、注入前にシリンジ内の気泡混入状態が良好に確認できるようになっていることが望ましい。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、操作者が、注入前にシリンジ内の気泡混入状態を良好に確認することができる注入ヘッドおよびそれを備えた薬液注入装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一形態による発明は、下記の通りである:
a:円筒状のシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されたシリンジを保持するシリンジ保持部と、
b:前記シリンジのピストン部材を移動させるためラム部材を有するピストン駆動機構と、
c:第1の色で発光し前記シリンジを照らす第1の発光部および第2の色で発光し前記シリンジを照らす第2の発光部と、
を備える注入ヘッドであって、
第1の発光部および第2の発光部は、注入ヘッドの使用時姿勢で見て、前記ラム部材よりも上方(正面側から見てラム部材の中心点よりも上方をいう)に設けられている、注入ヘッド。
・「注入ヘッドの使用時姿勢」とは、注入ヘッドにセットされたシリンジの先端側が後端側と同じ高さまたはそれより低くなるような姿勢のことをいう。
【0008】
(用語の説明)
・「薬液注入装置」とは、薬液を注入する薬液注入装置のことをいい、本明細書では、少なくとも造影剤(特には血管造影に用いられる造影剤)を注入する装置のことをいう。薬液注入装置は、カテーテルを通じて薬液を注入するものであってもよい。薬液注入装置は、次の構成要素(一部または全部)を備えていてもよい:1つまたは複数のピストン駆動機構、1つまたは複数の制御回路(制御部等であってもよい)、1つまたは複数のヘッドディスプレイおよび1つまたは複数のディスプレイ。薬液注入装置が注入ヘッドおよびコンソール等を備える場合には、(a)注入ヘッドにピストン駆動機構およびヘッドディスプレイが備えられ、コンソールに制御部とディスプレイとが備えられてもよい。(b)注入ヘッドとコンソールの双方に制御部が設けられもよい。この形態の一例としては、注入ヘッドの内部に制御回路が配置され、コンソール内にも他の制御回路が配置されるようなものが挙げられる。
【0009】
・「薬液」とは、例えば、造影剤、生理食塩水、所定の薬剤、またはそれらを混合したものをいう。
・「接続」-本明細書において、所定の機器と他の機器とが接続されていると言った場合には、有線接続または無線接続のいずれの形態であってもよい。また、機器どうしが互いに直接接続されているものに加え、他の要素を介して間接的に接続されている場合も含む。
【0010】
・「造影剤」の具体例としては、(i)ヨード濃度240mg/mlの造影剤(例えば、37℃において粘度3.3mPa・s、比重1.268~1.296)、(ii)ヨード濃度300mg/mlの造影剤(例えば、37℃において粘度6.1mPa・s、比重1.335~1.371)、(ii)ヨード濃度350mg/mlの造影剤(例えば、37℃において粘度10.6mPa・s、比重1.392~1.433)、等がある。なお、ヨード濃度が370mg/mlまたはそれ以上の造影剤も利用可能である。
・「生理食塩水」の生理食塩水の具体例としては、生理食塩水20mL中に塩化ナトリウム180mgを含有した生理食塩水(例えば、20℃において粘度0.9595mPa・s、比重1.004~1.006)等がある。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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