TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025009988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024103274
出願日2024-06-26
発明の名称近視眼底変化の可視化方法、可視化装置、記憶媒体および電子機器
出願人依未科技(北京)有限公司,EVision Technology (Beijing) Co., Ltd.
代理人TRY国際弁理士法人
主分類A61B 3/12 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【解決手段】近視眼底変化の可視化方法は、処理対象眼底画像に基づいて、豹紋斑特徴領域を含む眼底特徴画像を決定するステップと、眼底特徴画像に基づいて処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するステップであって、第1可視化画像が豹紋斑の分布状況を表現するために用いられるステップと、を含む。本開示の実施例は、豹紋斑特徴領域を含む眼底特徴画像によって、処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定する。
【効果】第1可視化画像は眼底豹紋斑の分布状況を反映することができるため、医師は、第1可視化画像によって眼底豹紋斑の重症度を決定することができる。これにより、医師が近視眼底の変化およびその進行を精細に把握することを支援し、豹紋斑および近視眼底の変化に対する認識の向上に寄与し、近視の状況および進行をより良好にかつより全面的に把握する目的を実現する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
近視眼底変化の可視化方法であって、
処理対象眼底画像に基づいて、豹紋斑特徴領域を含む眼底特徴画像を決定するステップと、
前記眼底特徴画像に基づいて前記処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するステップであって、前記第1可視化画像が豹紋斑の分布状況を表現するために用いられるステップと、を含む、
ことを特徴とする近視眼底変化の可視化方法。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記眼底特徴画像に基づいて前記処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定する前記ステップは、
前記眼底特徴画像に基づいて前記処理対象眼底画像に対応するデジタル画像を決定するステップであって、前記デジタル画像は前記豹紋斑の分布状況を数字の形式で表すステップと、
前記デジタル画像に基づいて前記処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の近視眼底変化の可視化方法。
【請求項3】
前記眼底特徴画像に基づいて処理対象眼底画像に対応するデジタル画像を決定する前記ステップは、
所定ウィンドウを利用して前記眼底特徴画像における複数のウィンドウ領域を決定するステップであって、前記ウィンドウ領域は少なくとも1つの画素を含むステップと、
前記複数のウィンドウ領域のそれぞれに対して前記ウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップと、
前記ウィンドウ領域の豹紋斑特徴に基づいて、前記ウィンドウ領域の面積または前記眼底特徴画像における関心領域の特徴データを利用して豹紋斑指数を決定するステップと、
前記豹紋斑指数に基づいて前記処理対象眼底画像に対応するデジタル画像を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の近視眼底変化の可視化方法。
【請求項4】
前記複数のウィンドウ領域のそれぞれに対して前記ウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定する前記ステップは、
前記複数のウィンドウ領域のそれぞれに対して、前記ウィンドウ領域が前記関心領域のエッジに位置する画素を含みかつ前記ウィンドウ領域の、前記関心領域の外部に位置する面積が所定閾値よりも大きい場合、前記関心領域に対してエッジ処理を行うステップであって、前記エッジ処理は、前記関心領域のエッジを基準として、前記関心領域のエッジの画素に対してミラーリング処理を行って、ミラーリングエッジ領域を得ることを含むステップと、
少なくとも一部の前記ミラーリングエッジ領域を含む前記ウィンドウ領域に基づいて、前記ウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップと、を含むか、
あるいは、
前記複数のウィンドウ領域のそれぞれに対して、前記ウィンドウ領域が前記関心領域のエッジに位置する画素を含む場合、前記関心領域のエッジに対して拡大処理を行って、拡大エッジ領域を決定するステップと、
少なくとも一部の前記拡大エッジ領域を含む前記ウィンドウ領域に基づいて、前記ウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の近視眼底変化の可視化方法。
【請求項5】
前記第1可視化画像は、2次元第1可視化画像または3次元第1可視化画像を含み、
前記デジタル画像に基づいて前記処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定する前記ステップは、
前記デジタル画像を2次元色空間にマッピングして、前記2次元第1可視化画像を決定するステップ、または、
前記デジタル画像を3次元空間にマッピングして、前記3次元第1可視化画像を決定するステップ、または、
前記デジタル画像を2次元色空間にマッピングしてから、2次元色空間を3次元空間にマッピングして、前記3次元第1可視化画像を決定するステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の近視眼底変化の可視化方法。
【請求項6】
前記眼底特徴画像は、萎縮斑領域をさらに含み、
処理対象眼底画像に基づいて眼底特徴画像を決定する前記ステップの後に、
前記眼底特徴画像に基づいて前記眼底特徴画像における萎縮斑領域を決定するステップと、
前記第1可視化画像および前記萎縮斑領域に基づいて前記処理対象眼底画像に対応する第2可視化画像を決定するステップ、または、前記第1可視化画像、前記萎縮斑領域および前記豹紋斑特徴領域に基づいて前記第2可視化画像を決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の近視眼底変化の可視化方法。
【請求項7】
前記眼底特徴画像は、萎縮弧領域、黄斑領域、および視神経乳頭領域のうちの少なくとも1つをさらに含み、
処理対象眼底画像に基づいて眼底特徴画像を決定する前記ステップの後に、
前記眼底特徴画像に基づいて前記眼底特徴画像における萎縮弧領域を決定するステップと、
前記萎縮弧領域、前記黄斑領域、および前記視神経乳頭領域のうちの少なくとも1つに基づいて前記眼底特徴画像の標識領域を決定するステップであって、前記標識領域は重点的に注目すべきだとユーザに提示される領域を表現するステップと、
前記第1可視化画像および前記標識領域に基づいて前記処理対象眼底画像に対応する第3可視化画像を決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の近視眼底変化の可視化方法。
【請求項8】
近視眼底変化の可視化装置であって、
処理対象眼底画像に基づいて、豹紋斑特徴領域を含む眼底特徴画像を決定するように構成される決定モジュールと、
前記眼底特徴画像に基づいて前記処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するために用いられる可視化モジュールであって、前記第1可視化画像は豹紋斑の分布状況を表現するように構成される可視化モジュールと、を含む、
ことを特徴とする近視眼底変化の可視化装置。
【請求項9】
電子機器であって、
請求項1から5のいずれか1項に記載の近視眼底変化の可視化方法を実行するように構成されるプロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を記憶するように構成されるメモリと、を含む、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項10】
請求項1から5のいずれか1項に記載の近視眼底変化の可視化方法を実行するためのコンピュータプログラムが記憶される、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理の技術分野に該当し、具体的には、近視眼底変化の可視化方法、可視化装置、記憶媒体および電子機器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
眼底豹紋斑(すなわち、豹紋状眼底、Fundus Tessellated)は、近視患者によく見られ、近視患者の眼部組織の典型的な眼底変化であり、網膜損傷を引き起こす。適時に介入治療できなければ、眼底豹紋斑は、最終的に、眼底の病理学的変化に発展したり、黄斑変性を誘発したりして、患者の視力に深刻な影響を与える可能性がある。
【0003】
従来の眼底画像に基づく眼底豹紋斑の評価は、主に主観的経験に基づいて行われ、豹紋斑の重症度を精細に反映できず、観察にも不利である。したがって、医師は、関連する医療知識が不足している場合、眼底豹紋斑の重症度を精確に診断することができない。眼底豹紋斑の重症度が医師の関連知識のレベルに依存するため、眼底豹紋斑の精細な評価が制限され、近視眼底変化の状況およびその進行を精細に把握するのに不利である。このため、一部の患者が介入治療の最適なタイミングを逃し、患者の視力に不可逆的な損傷ないし失明をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本開示は、医師が近視眼底の変化およびその進行を精細に把握することを支援するために、近視眼底変化の可視化方法、可視化装置、記憶媒体および電子機器を提供し、豹紋斑および近視眼底の変化に対する認識の向上に寄与し、近視の状況および進行をより良好かつより全面的に把握する目的を実現し、近視の全面的かつ精確な予防制御および対応する精確な予防制御システムの確立に寄与する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によれば、本開示の一実施例に係る近視眼底変化の可視化方法は、処理対象眼底画像に基づいて、豹紋斑特徴領域を含む眼底特徴画像を決定するステップと、眼底特徴画像に基づいて処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するステップであって、第1可視化画像が豹紋斑の分布状況を表現するために用いられるステップと、を含む。
【0006】
第1態様に基づき、第1態様のいくつかの実施形態において、眼底特徴画像に基づいて処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するステップは、眼底特徴画像に基づいて処理対象眼底画像に対応するデジタル画像を決定するステップであって、デジタル画像は豹紋斑の分布状況を数字の形式で表すステップと、デジタル画像に基づいて処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するステップと、を含む。
【0007】
第1態様に基づき、第1態様のいくつかの実施形態において、眼底特徴画像に基づいて処理対象眼底画像に対応するデジタル画像を決定するステップは、所定ウィンドウを利用して眼底特徴画像における複数のウィンドウ領域を決定するステップであって、ウィンドウ領域は少なくとも1つの画素を含むステップと、複数のウィンドウ領域のそれぞれに対してウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップと、ウィンドウ領域の豹紋斑特徴に基づいて、ウィンドウ領域の面積または眼底特徴画像における関心領域の特徴データを利用して豹紋斑指数を決定するステップと、豹紋斑指数に基づいて処理対象眼底画像に対応するデジタル画像を決定するステップと、を含む。
【0008】
第1態様に基づき、第1態様のいくつかの実施形態において、複数のウィンドウ領域のそれぞれに対してウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップは、複数のウィンドウ領域のそれぞれに対して、ウィンドウ領域が関心領域のエッジに位置する画素を含みかつウィンドウ領域の、関心領域の外部に位置する面積が所定閾値よりも大きい場合、関心領域に対してエッジ処理を行うステップであって、エッジ処理は、関心領域のエッジを基準として、関心領域のエッジの画素に対してミラーリング処理を行ってミラーリングエッジ領域を得るステップと、少なくとも一部のミラーリングエッジ領域を含むウィンドウ領域に基づいて、ウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップとを含むか、あるいは、複数のウィンドウ領域のそれぞれに対してウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップは、複数のウィンドウ領域のそれぞれに対して、ウィンドウ領域が関心領域のエッジに位置する画素を含む場合、関心領域のエッジに対して拡大処理を行って拡大エッジ領域を決定するステップと、少なくとも一部の拡大エッジ領域を含むウィンドウ領域に基づいて、ウィンドウ領域の豹紋斑特徴を決定するステップと、を含む。
【0009】
第1態様に基づき、第1態様のいくつかの実施形態において、第1可視化画像は、2次元第1可視化画像または3次元第1可視化画像を含み、デジタル画像に基づいて処理対象眼底画像に対応する第1可視化画像を決定するステップは、デジタル画像を2次元色空間にマッピングして、2次元第1可視化画像を決定するステップ、または、デジタル画像を3次元空間にマッピングして、3次元第1可視化画像を決定するステップ、または、デジタル画像を2次元色空間にマッピングしてから、2次元色空間を3次元空間にマッピングして、3次元第1可視化画像を決定するステップを含む。
【0010】
第1態様に基づき、第1態様のいくつかの実施形態において、眼底特徴画像は、萎縮斑(Atrophy)領域をさらに含み、処理対象眼底画像に基づいて眼底特徴画像を決定するステップの後に、近視眼底変化の可視化方法は、眼底特徴画像に基づいて眼底特徴画像における萎縮斑領域を決定するステップと、第1可視化画像および萎縮斑領域に基づいて処理対象眼底画像に対応する第2可視化画像を決定するステップ、または、第1可視化画像、萎縮斑領域および豹紋斑特徴領域に基づいて第2可視化画像を決定するステップと、をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
歯の掃除具
2か月前
個人
歯茎みが品
9日前
個人
塗り薬塗り具
1か月前
個人
導電香
2日前
個人
片足歩行支援具
17日前
個人
健康器具
1か月前
個人
収納容器
1か月前
個人
クリップ
16日前
個人
発熱器具
2か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
眼科診療車
24日前
株式会社コーセー
美爪料
17日前
個人
避難困難者救出台車
24日前
株式会社コーセー
化粧料
17日前
株式会社 MTG
浴用剤
3日前
個人
除菌システム
17日前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
16日前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
9日前
株式会社MIC
陰茎補助具
1か月前
個人
Dr.なかまつよい耳
1か月前
個人
立位姿勢支持具
2か月前
個人
尿バッグカバー
3日前
株式会社八光
穿刺深度ガイド
1か月前
株式会社コーセー
油性組成物
17日前
個人
歯移動器具
2か月前
株式会社テクノーブル
化粧料
1か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
9日前
大正製薬株式会社
医薬組成物
1か月前
個人
花粉症が楽になる野草茶
1か月前
株式会社マンダム
乳化化粧料
24日前
株式会社TAT
冷却具
1か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
2か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
続きを見る