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公開番号2024157080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071186
出願日2023-04-25
発明の名称歯移動器具
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A61C 7/10 20060101AFI20241030BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】臼歯等を傾けるように移動させることが可能な歯移動器具を提供する。
【解決手段】歯移動器具1は、口蓋側の顎骨に埋め込まれるように構成された埋入部材、又は移動させる臼歯若しくは犬歯を除いた臼歯若しくは犬歯の少なくとも一部に取り付けられるように構成された固定部3と、口蓋側の歯列に沿って延在し、固定部3に連結する第一軌道部7Rと、第一軌道部7Rにスライド可能に支持されるスライド部8Rと、第一軌道部7Rが延在する向きに沿って延在し、スライド部8R及び固定部3の何れか一方に連結するとともにスライド部8R及び固定部3の何れか他方にスライド可能に支持される第二軌道部9と、弾性変形可能であって、移動させる臼歯又は犬歯に取り付けられるように構成された保持部材51Rとスライド部8Rとを連結する連結部12Rと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上顎の臼歯又は犬歯を移動させるための歯移動器具であって、
口蓋側の顎骨に埋め込まれるように構成された埋入部材、又は移動させる前記臼歯若しくは前記犬歯を除いた前記臼歯若しくは前記犬歯の少なくとも一部に取り付けられるように構成された固定部と、
口蓋側の歯列に沿って延在し、前記固定部に連結する第一軌道部と、
前記第一軌道部にスライド可能に支持されるスライド部と、
前記第一軌道部が延在する向きに沿って延在し、前記スライド部及び前記固定部の何れか一方に連結するとともに当該スライド部及び当該固定部の何れか他方にスライド可能に支持される第二軌道部と、
弾性変形可能であって、移動させる前記臼歯又は前記犬歯に取り付けられるように構成された保持部材と前記スライド部とを連結する連結部と、を備える歯移動器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上顎の臼歯又は犬歯を移動させるための歯移動器具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上顎の臼歯や犬歯を移動させることが可能な器具として、例えば下記の特許文献1、2の如き歯移動器具が知られている。
【0003】
特許文献1、2の歯移動器具は、口蓋側の顎骨に埋め込まれるように構成された埋入部材等に取り付けられるように構成された固定部と、蓋側の歯列に沿って延在し、前記固定部に連結する軌道部と、軌道部にスライド可能に支持され、移動させる臼歯等に取り付けられる保持部材に連結するスライド部と、スライド部を遠心側に向けて付勢する弾性部と、を備えている。このような歯移動器具によれば、スライド部は、軌道部に案内されつつ弾性部からの弾性力を臼歯等に作用させるため、臼歯等を意図した通りに遠心移動させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6557887号公報
特許第6774693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、臼歯等の歯並びを矯正するにあたっては、上記のような遠心移動だけでなく、臼歯等を傾ける(回転させる)ように移動させたいことがある。
【0006】
このような点に鑑み、本発明では、臼歯等を傾けるように移動させることが可能な歯移動器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上顎の臼歯又は犬歯を移動させるための歯移動器具であって、口蓋側の顎骨に埋め込まれるように構成された埋入部材、又は移動させる前記臼歯若しくは前記犬歯を除いた前記臼歯若しくは前記犬歯の少なくとも一部に取り付けられるように構成された固定部と、口蓋側の歯列に沿って延在し、前記固定部に連結する第一軌道部と、前記第一軌道部にスライド可能に支持されるスライド部と、前記第一軌道部が延在する向きに沿って延在し、前記スライド部及び前記固定部の何れか一方に連結するとともに当該スライド部及び当該固定部の何れか他方にスライド可能に支持される第二軌道部と、弾性変形可能であって、移動させる前記臼歯又は前記犬歯に取り付けられるように構成された保持部材と前記スライド部とを連結する連結部と、を備える歯移動器具である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る歯移動器具は、移動させる臼歯等に取り付けられるように構成された保持部材とスライド部とは弾性変形可能な連結部で連結しているため、この臼歯等に対して弾性力を付与することができる。そしてスライド部は、第一軌道部と第二軌道部の2本の軌道部で支持されているため、第一軌道部が延在する向きを中心とするスライド部の回転が規制されている。すなわち本発明に係る歯移動器具によれば、臼歯等に対して、特に第一軌道部が延在する向きを中心に回転するような弾性力を効果的に付与することができるため、臼歯等を傾けるように移動させることができる。またスライド部は、第一軌道部に対してスライド可能であるため、例えば特許文献1、2の如き弾性部を用いてこの弾性部の弾性力をスライド部に付与することにより、臼歯等を遠心移動させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る歯移動器具の一実施形態を概略的に示した図である。
図1における第一軌道部、スライド部、及び第二軌道部の近傍を示した図である。
図1、図2に示した歯移動器具の変形例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る歯移動器具の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における各部材の素材や形状、構成、製造に関する工法等は一例に過ぎず、本発明と同様の効果が得られるものに適宜変更可能である。すなわち、例えば、以下の説明において金属製であるとしたものを他の素材(合成樹脂等)に変更しても、本発明に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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