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公開番号
2025009722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023209206
出願日
2023-12-12
発明の名称
ポリアスパラティック塗料組成物、及び塗膜
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
175/02 20060101AFI20250109BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】得られる塗膜の高い硬度、耐薬品性を維持しながら、柔軟性および基材への密着性が優れるポリアスパラティック塗料組成物、及び塗膜を提供する。
【解決手段】アスパラギン酸エステル化合物(A)と、ポリイソシアネート組成物(B)及び(C)とを含み、(B)に対する(C)の質量比が5/95~95/5であり、(B)は脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネートから誘導され、イソシアヌレート基を、全体の官能基のモル数の総和を100%としたとき、30%以上含み、アロファネート基とイソシアヌレート基のモル比が1/99~70/30、重量平均分子量が500以上1200以下、25℃粘度が50~1500mPa・sであり、(C)は脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネートと数平均分子量500以上1500以下のポリカプロラクトンポリオールとから誘導され、イソシアネート基含有率が15質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アスパラギン酸エステル化合物(A)と、第1のポリイソシアネート組成物(B)と、第2のポリイソシアネート組成物(C)とを含み、
前記第1のポリイソシアネート組成物(B)に対する前記第2のポリイソシアネート組成物(C)の質量比が5/95~95/5であり、
前記アスパラギン酸エステル化合物(A)は、下記一般式(I)で表されるアスパラギン酸エステル化合物であり、
TIFF
2025009722000013.tif
63
170
(一般式(I)中、X
11
は、n11価のポリアミンの第一級アミノ基を除去することによって得られたn11価の有機基である。R
11
及びR
12
は反応条件下でイソシアネート基に対して不活性である同じ又は異なった有機基である。n11は2以上の整数である。)
前記第1のポリイソシアネート組成物(B)は、脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートから誘導されるポリイソシアネート組成物であり、
イソシアヌレート基、アロファネート基、ウレトジオン基、ウレトンイミノ基、ウレタン基、ビウレット基、ウレア基及びイミノオキサジアジンジオン基を少なくとも2種以上を含み、
B-a)下記一般式(II)で表される構造を有するイソシアヌレート基を、イソシアヌレート基、アロファネート基、ウレトジオン基、ウレトンイミノ基、ウレタン基、ビウレット基、ウレア基及びイミノオキサジアジンジオン基のモル数の総和を100%としたとき、30%以上含むこと、
TIFF
2025009722000014.tif
77
170
B-b)炭素数が1~20のモノアルコールから誘導されるアロファネート基と、イソシアヌレート基のモル比が1/99~70/30であること、
B-c)重量平均分子量が500以上1200以下であること、及び、
B-d)無溶剤の条件で25℃における粘度が50mPa・s以上1500mPa・s以下であることを満たすポリイソシアネート組成物であり、
前記第2のポリイソシアネート組成物(C)は、脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートと、数平均分子量500以上1500以下のポリカプロラクトンポリオールとから誘導され、イソシアネート基含有率が15質量%以下であるポリイソシアネート組成物である、ポリアスパラティック塗料組成物。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第1のポリイソシアネート組成物(B)及び前記第2のポリイソシアネート組成物(C)のそれぞれの平均イソシアネート官能基数は、2.0以上4.0以下である、請求項1に記載のポリアスパラティック塗料組成物。
【請求項3】
前記アスパラギン酸エステル化合物(A)のアミノ基に対する、前記第1のポリイソシアネート組成物(B)及び前記第2のポリイソシアネート組成物(C)のイソシアネート基のモル比が1/10以上10/1以下である、請求項1又は2に記載のポリアスパラティック塗料組成物。
【請求項4】
前記第1のポリイソシアネート組成物(B)及び前記第2のポリイソシアネート組成物(C)の前記脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートが、ヘキサメチレンジイソシアネートを含む、請求項1又は2に記載のポリアスパラティック塗料組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のポリアスパラティック塗料組成物を硬化させてなる、塗膜。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のポリアスパラティック塗料組成物を硬化させてなる、引張破断応力が7MPa以上、伸び率40%以上である塗膜。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のポリアスパラティック塗料組成物を硬化させてなる、ケーニッヒ硬度が40回以上である塗膜。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はポリアスパラティック塗料組成物、及び塗膜に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリウレア塗料組成物のうち脂肪族系であるポリアスパラティック塗料組成物は、アミノ基を含有するアスパラギン酸エステル化合物並びにイソシアネート基を含有する脂肪族及び/又は脂環族ポリイソシアネート組成物から形成される。芳香族系ポリウレア塗料組成物の欠点である紫外線暴露で塗膜黄変することが大きく低減されて、従来から床材、防水材等の範囲な用途で利用されている。
【0003】
アスパラギン酸エステル化合物は、ポリウレタン塗料組成物の主剤ポリオールと比較して粘度が低く、ポリアスパラティック塗料組成物中の希釈溶剤を大幅に低減させられるために、ハイソリッド処方や無溶剤処方とすることが可能である。また、アスパラギン酸エステル化合物のアミノ基と脂肪族及び/又は脂環族ポリイソシアネートのイソシアネート基との反応性が速いために、ポリアスパラティック塗料組成物はポリウレタン塗料組成物と比較して室温下でも硬化速度が速く、機械強度に優れているという特長を有している。
【0004】
例えば、特許文献1には、アスパラギン酸エステル骨格を有する第二級アミノ基を含有するポリアミン成分と、脂肪族ポリイソシアネート組成物でイソシアネート基を含有するポリイソシアネート成分とからなる。脂肪族系ポリウレア塗料組成物であるポリアスパラティック塗料組成物が開示されている。当該塗料組成物は比較的にポットライフが長く、塗膜硬度が高いことから高圧衝突混合スプレー機を使用せずに施工可能であることという特徴を有している。
【0005】
また、特許文献2には、ポリアスパラギン酸エステル化合物と、イソシアヌレート基、イミノオキサジアジンジオン基、ウレトジオン基、アロファネート基、及びビウレット基の含有量(モル%)が所定の関係にあるポリイソシアネート組成物と、を含有するポリアスパラティック塗料組成物が開示されている。当該ポリアスパラティック塗料組成物において、前記ポリイソシアネート組成物はハイソリッド処方や無溶剤処方に適した低粘度で、硬化性や乾燥性を維持しつつ、当該ポリアスパラティック塗料組成物を使用した塗膜が耐薬品性や硬度および耐候性にも優れるという特長を有している。
【0006】
さらに、特許文献3には、ポリアスパラティック塗料組成物の粘度を最適化し、無溶剤条件下における粘度及びポットライフが良好であり、かつ、塗膜としたときの外観、耐薬品、耐衝撃性、及び耐擦り傷性に優れるという特長を有している。
【0007】
しかしながら、特許文献2または特許文献3に提案されるようなポリアスパラティック塗料組成物については、基材への密着性と塗膜としたときの柔軟性について何ら言及されていない。また、粘度及びポットライフに関して更なる改善の余地を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平3-43472号公報
国際公開第2018/163953号
特開2022-66853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来ポリアスパラティックの塗膜は頑丈ゆえに柔軟性がなく、使用用途が床材、防水材に限定されている。また、一般的なアクリル、シリコーン、フッ素系のポリオール系塗料より基材への密着性が弱く、特に金属材料への密着性が問題視された。
【0010】
そこで本発明は、得られる塗膜の高い硬度、耐薬品性を維持しながら、柔軟性および基材への密着性に優れるポリアスパラティック塗料組成物、及び塗膜を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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