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公開番号
2025003346
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024087447
出願日
2024-05-29
発明の名称
ポリアミド樹脂組成物及び成形品
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
77/00 20060101AFI20241226BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明の目的は、衝撃性と耐熱エージング性を両立し、同時に黒色着色剤で着色しても熱エージング前後で色安定性に優れる黒着色ポリアミド樹脂組成物及びこれを用いた成形品を提供することにある。
【解決手段】本発明のポリアミド樹脂組成物は、ポリアミド樹脂(A)100質量部に対して、エチレン-ブテン共重合体(B)を1.0~30.0質量部、黒色着色剤(C)を0.01~1.0質量部、および銅化合物(D)を含み、前記エチレン-ブテン共重合体(B)は前記ポリアミド樹脂(A)と反応する官能基を含み、エチレン-ブテン共重合体100質量%に対する前記官能基の質量割合が0.6質量%以上3.5質量%以下であり、前記銅化合物(D)のポリアミド樹脂(A)100質量部に対する質量割合が、銅元素含有量として0.001~0.5質量部であることを特徴としている。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアミド樹脂(A)100質量部に対して、
エチレン-ブテン共重合体(B)を1.0~30.0質量部、
黒色着色剤(C)を0.01~1.0質量部、および
銅化合物(D)を含み、
前記エチレン-ブテン共重合体(B)は前記ポリアミド樹脂(A)と反応する官能基を含み、エチレン-ブテン共重合体100質量%に対する前記官能基の質量割合が0.6質量%以上3.5質量%以下であり、
前記銅化合物(D)のポリアミド樹脂(A)100質量部に対する質量割合が、銅元素含有量として0.001~0.5質量部である、ポリアミド樹脂組成物。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記エチレン-ブテン共重合体(B)が、無水マレイン酸グラフトエチレン-ブテン共重合体である、請求項1に記載のポリアミド樹脂組成物。
【請求項3】
前記黒色着色剤(C)が、カーボンブラック及びニグロシン系化合物からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のポリアミド樹脂組成物。
【請求項4】
前記ポリアミド樹脂(A)が、ポリアミド66、ポリアミド66/6I、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド6I、及びポリアミド6からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のポリアミド樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のポリアミド樹脂組成物の成形体であって、100℃以上の熱環境下に暴露される用途に使用される、成形品。
【請求項6】
結束バンド又は自動車プロテクターである、請求項5に記載の成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアミド樹脂組成物及び成形品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアミド樹脂は、その特徴である良流動性や、高い耐熱性や機械的特性を活かして、さまざまな工業分野で用いられている。近年、単一なポリアミド樹脂のみでは得られない、耐衝撃に対する特性を更に改良するため種々のエラストマーをポリアミドにブレンドし、複合化されたいわゆるポリマーアロイが提案されている。
【0003】
しかし、これらのエラストマーは一般的に非極性ポリマーであり、ポリアミドとは一般に非相溶なため、無水マレイン酸などα・β不飽和カルボン酸またはその誘導体等の、ポリアミドと反応可能な官能基を予め、エラストマーに付加反応させたいわゆる変性エラストマーが使用される。
【0004】
耐衝撃性を向上させるための具体的な提案として特許文献1記載のように変性エチレン-ブテン共重合体を使用する技術が一般的である。特許文献1は、エチレン-ブテン共重体とポリアミドとの相溶性が飛躍的に向上し、ポリアミドの耐衝撃性は大きく改善されることを開示している。
【0005】
また、一般的にポリアミドは光沢性の要求や屋外での用途に利用する場合で耐候性を高めるためにカーボンブラックやニグロシン化合物等黒着色剤で黒色に着色した成形品の形で利用されることが多い。
【0006】
さらにポリアミド樹脂の耐熱エージング性を向上させる技術として、ポリアミド樹脂に銅化合物(銅の酸化物又は塩)を添加する技術が一般的に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-69190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ポリアミドとエチレン-ブテン共重合体のポリマーアロイにより衝撃性、銅化合物添加により耐熱エージング性は向上するものの、これを黒色着色するためにカーボンブラックやニグロシン化合物等の黒色着色剤を添加したポリアミド樹脂組成物から成る成形品は長期間熱環境下に曝されることで次第に黒色が退色していき、最終的に茶色に変色する課題が存在する。
【0009】
上記事情により、ポリアミドをエチレン-ブテン共重合体と銅化合物よって衝撃性と耐熱エージング性を改良しながら、黒色着色剤で黒着色しても熱エージング処理により変色することのなく、熱エージング前の黒色を保つ色安定性黒色ポリアミド樹脂組成物が求められている。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、衝撃性と耐熱エージング性を両立し、同時に黒色着色剤で着色しても熱エージング前後で色安定性に優れる黒着色ポリアミド樹脂組成物及びこれを用いた成形品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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