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公開番号
2025012398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115199
出願日
2023-07-13
発明の名称
巻回体収納箱
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
5/72 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】簡素な構成を実現させながら、巻回体の取出しを容易とすることができる巻回体収納箱を提供する。
【解決手段】前板30、底板31、後板32及び側板34によって形成される内部空間20b及び開口20aを有する本体部20と、開口20aを開閉するように本体部20に取り付けられる蓋部21と、を備え、内部空間20bに巻回体11が収納されるように構成された巻回体収納箱10である。底板31に設けられた第一の特定領域31a及び/又は後板32に設けられた第二の特定領域32aは、ユーザの指による外部からの押圧力を受けて内部空間20bへと挿入されるように構成されている。第二の特定領域32aの面積の半分以上は、後板32の下半分の領域に存在する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
前板、底板、後板及び側板によって形成される内部空間及び開口を有する本体部と、前記開口を開閉するように前記本体部に取り付けられる蓋部と、を備え、前記内部空間に巻回体が収納されるように構成された巻回体収納箱であって、
前記底板に設けられた第一の特定領域、及び/又は、前記前板若しくは前記後板に設けられた第二の特定領域は、ユーザの指による外部からの押圧力を受けて前記内部空間へと挿入されるように構成されており、
前記第二の特定領域の面積の半分以上は、前記第二の特定領域が設けられた板の下半分の領域に存在する、巻回体収納箱。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記特定領域は、特定の形状を描く線によって囲まれた閉領域であり、
前記線の少なくとも一部分は、前記押圧力を受けて切り取られる切取線であり、
前記特定領域に外接する最小矩形状領域の最も短い辺の寸法は、10mm以上に設定されている、請求項1に記載の巻回体収納箱。
【請求項3】
前記線は、全体が切取線である、請求項2に記載の巻回体収納箱。
【請求項4】
前記線の一部分は、切取線であり、
前記線の他の部分は、折曲線である、請求項2に記載の巻回体収納箱。
【請求項5】
前記特定領域の面積は、200mm
2
以上に設定されている、請求項1から4の何れか一項に記載の巻回体収納箱。
【請求項6】
前記側板には、前記内部空間に収納された前記巻筒体が前記開口から飛び出すことを防止する機構が設けられている、請求項1から5の何れか一項に記載の巻回体収納箱。
【請求項7】
前記特定領域の面積は、前記特定領域が設けられている板の面積の50%以下に設定されている、請求項1から6の何れか一項に記載の巻回体収納箱。
【請求項8】
前記巻回体は、ラップフィルムを巻回して構成したものである、請求項1から7の何れか一項に記載の巻回体収納箱。
【請求項9】
前記ラップフィルムは、塩化ビニリデン系フィルムである、請求項8に記載の巻回体収納箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻回体収納箱に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、ラップフィルムや紙等を芯体に巻回して構成した巻回体が、略直方体状の化粧箱に収納された状態で輸送・販売・使用等に供されている。かかる化粧箱(巻回体収納箱)を使用すると、ラップフィルム等の端部が収納箱の内部に収納されてしまい、必要な量のラップフィルム等を引き出すことが出来なくなる場合がある。
【0003】
そこで、近年においては、巻回体を収納箱から取り出し易くするための技術が種々提案されている。例えば、収納箱の底板の後縁を回転軸として、後板とこれに連接された蓋板とを一体的に回転させることにより、収納箱の後方から巻回体を容易に取り出すことが出来るようにした技術(特許文献1参照)や、収納箱の前板の上縁を回転軸として、収納箱の内部に設けた抑え片とこれに連結された保持片とを一体的に回転させることにより、保持片によって保持された巻回体を上方に押し上げて取り出し易くする技術(特許文献2参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-131213号公報
特開2019-172338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載されたような従来の技術においては、収納箱の前方や後方に特殊な回動機構を設ける必要があるため、収納箱製造の際に比較的多くの工程を要し、コストも比較的嵩むという問題がある。一方、特許文献1や特許文献2のような機構を収納箱に設けないと、巻回体を収納箱から取り出すことは比較的困難であって想像以上の力が必要となり、場合によってはラップフィルム切断用の鋸刃に手が接触する虞があった。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、比較的簡素な構成を有しながらも、巻回体を取出し易くすることができる巻回体収納箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するための本発明に係る巻回体収納箱は、前板、底板、後板及び側板によって形成される内部空間及び開口を有する本体部と、開口を開閉するように本体部に取り付けられる蓋部と、を備え、内部空間に巻回体が収納されるように構成されたものであって、底板に設けられた第一の特定領域、及び/又は、前板若しくは後板に設けられた第二の特定領域は、ユーザの指による外部からの押圧力を受けて内部空間へと挿入されるように構成されており、第二の特定領域の面積の半分以上は、第二の特定領域が設けられた板の下半分の領域に存在するものである。ここで、内部空間とは、第一の特定領域や第二の特定領域が外部からの押圧力を受けて挿入される前の(すなわち初期状態の)本体部内の空間を意味する。巻回体としては、ラップフィルム(例えば塩化ビニリデン系フィルム)を巻回して構成したものを採用することができる。
【0008】
かかる構成を採用すると、巻回体収納箱の本体部の底板に設けられた第一の特定領域、及び/又は、前板や後板に設けられた第二の特定領域(その面積の半分以上が板の下半分の領域に存在する)が、ユーザの指による外部からの押圧力を受けて本体部の内部空間へと挿入されるように構成されている。従って、ユーザが当該特定領域を本体部の外部から指で押圧することにより、当該特定領域を本体部の内部空間へと挿入し、内部空間に収納された巻回体を当該特定領域とともに指で上方に押し上げて容易に開口から取り出すことができる。このように、本収納箱は、本体部の底板、前板、後板の少なくとも何れかの特定領域を内部へと挿入して巻回体の取出しを実現させることができるため、本体部の前方や後方に特殊な回動機構を設ける必要がなく、その構成が比較的簡素となる。従って、収納箱の製造工程が大幅に増えることがなく、コストアップも抑制することができるという利点がある。
【0009】
本発明に係る巻回体収納箱において、特定の形状を描く線によって囲まれた閉領域を特定領域として採用することができる。この際、線の少なくとも一部分(ひいては線全体)を、押圧力を受けて切り取られる切取線とすることができる。また、線の一部分を切取線とし、他の部分を折曲線とすることができる。
【0010】
本発明に係る巻回体収納箱において、特定領域に外接する最小矩形状領域(特定領域が矩形状である場合は特定領域)の最も短い辺の寸法を10mm以上に設定し、特定領域の面積を200mm
2
以上に設定することができる。また、特定領域の面積を、特定領域が設けられている板の面積の50%以下に設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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