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公開番号
2025023432
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127544
出願日
2023-08-04
発明の名称
巻回体収容箱
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
5/62 20060101AFI20250207BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】耐水性とフィット感を確保しつつ、折り曲げたときの稜線の割れを抑制することができる巻回体収容箱を提供する。
【解決手段】巻回体収容箱10は、収容部20と蓋部21を備える。後板32と蓋板40との間には、稜線Aが設けられ、稜線Aは、当該稜線Aの両端を直線的に結んだ仮想直線Bから、後板32側と蓋板40側にずれる第1の線A1を含む。後板32と蓋板40は、第1の線A1を含み、第1の線A1に沿って設けられ、算術平均高さSaが3μm未満の第1のコーティング領域70と、第1のコーティング領域70に隣接し、第1の線A1から離間して設けられ、算術平均高さSaが3μm以上の第2のコーティング領域71と、を有する。第1のコーティング領域70と第2のコーティング領域71は、第1の線A1に沿った形状の境界線C1を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
フィルムが巻回された巻回体を収容可能で、前板、底板、後板及び側板を含み、上面が開口した収容部と、前記収容部の上面の開口を開閉可能で、蓋板及び掩蓋片を含む蓋部と、を備えた、巻回体収容箱であって、
前記前板、前記底板、前記後板、前記側板、前記蓋板及び前記掩蓋片からなる群から選択される互いに隣り合う第1の板面と第2の板面との間には、稜線が設けられ、
前記稜線は、当該稜線の両端を直線的に結んだ仮想直線から、前記第1の板面側又は前記第2の板面側の少なくとも一方にずれる第1の線を含み、
前記第1の板面及び前記第2の板面は、
前記第1の線を含み、前記第1の線に沿って設けられ、算術平均高さSaが3μm未満の第1のコーティング領域と、
前記第1のコーティング領域に隣接し、前記第1の線から離間して設けられ、算術平均高さSaが3μm以上の第2のコーティング領域と、を有し、
前記第1のコーティング領域と前記第2のコーティング領域は、前記第1の線に沿った形状の境界線を有する、
巻回体収容箱。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記第1の線は、曲線であり、
前記境界線は、曲線である、
請求項1に記載の巻回体収容箱。
【請求項3】
前記第2のコーティング領域は、一定の幅を有する、
請求項1に記載の巻回体収容箱。
【請求項4】
前記稜線は、前記第1の線に接続された第2の線を含み、
前記第1の板面と前記第2の板面は、
前記第2の線を含み、前記第2の線に沿って設けられ、算術平均高さSaが3μm未満の第3のコーティング領域と、
前記第3のコーティング領域に隣接し、前記第2の線から離間して設けられ、算術平均高さSaが3μm以上の第4のコーティング領域と、を有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
【請求項5】
前記第3のコーティング領域と前記第4のコーティング領域は、前記第2の線に沿った形状の境界線を有する、
請求項4に記載の巻回体収容箱。
【請求項6】
前記第2の線は、直線又は曲線である、
請求項4に記載の巻回体収容箱。
【請求項7】
前記第3のコーティング領域は、一定の幅を有する、
請求項4に記載の巻回体収容箱。
【請求項8】
前記第2の線は、前記第1の線に接続されている、
請求項4に記載の巻回体収容箱。
【請求項9】
前記第3のコーティング領域と前記第1のコーティング領域は連続している、
請求項4に記載の巻回体収容箱。
【請求項10】
前記第1のコーティング領域の幅は、前記第3のコーティング領域の幅より大きい、
請求項4に記載の巻回体収容箱。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、巻回体収容箱に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ラップやホイルなどのフィルムは、長尺の筒状の芯にロール状に巻回されて(巻回体)、細長い直方体状の巻回体収容箱に収容される。
【0003】
巻回体収容箱は、巻回体を収容可能で上面が開口した収容部と、収容部の上面の開口を開閉する蓋部を有している。収容部は、前板、底板、後板及び側板等で構成され、蓋部は、収容部の上面の開口を覆う蓋板と、蓋板から前板側に延出される掩蓋片と、掩蓋片の先端に設けられた切断刃等で構成されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-182816号公報
特開2022-170454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、巻回体収容箱は、キッチンなどでも使用されるため、耐水性を有することが好ましい。耐水性を上げるために、巻回体収容箱の表面にはコーティング層が形成されることが好ましい。
【0006】
また、巻回体収容箱は、取り扱い性を向上するためユーザの手の平にフィットする形状を有することが好ましい。特に巻回体収容箱における隣り合う2つの板面を接続する稜線は、ユーザの手に触れやすい部分であるため、形状に工夫を施すことが好ましい。
【0007】
しかしながら、巻回体収容箱は、稜線において折り曲げられて組み立てられる。この際、巻回体収容箱の稜線においてコーティング層やその下地が割れる可能性がある。特に、稜線の形状に工夫が施されている場合には、折り曲げにより割れが生じやすい。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、耐水性とフィット感を確保しつつ、折り曲げたときの稜線の割れを抑制することができる巻回体収容箱を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、稜線が、当該稜線の両端を直線的に結んだ仮想直線から、第1の板面側又は前記第2の板面側の少なくとも一方にずれる第1の線を含み、第1の板面及び第2の板面が、第1の線に沿って設けられ、算術平均高さSaが3μm未満の第1のコーティング領域と、第1のコーティング領域に隣接し、第1の線線から離間して設けられ、算術平均高さSaが3μm以上の第2のコーティング領域とを有することで上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明の態様は以下を含む。
【0010】
(1)フィルムが巻回された巻回体を収容可能で、前板、底板、後板及び側板を含み、上面が開口した収容部と、前記収容部の上面の開口を開閉可能で、蓋板及び掩蓋片を含む蓋部と、を備えた、巻回体収容箱であって、前記前板、前記底板、前記後板、前記側板、前記蓋板及び前記掩蓋片からなる群から選択される互いに隣り合う第1の板面と第2の板面との間には、稜線が設けられ、前記稜線は、当該稜線の両端を直線的に結んだ仮想直線から、前記第1の板面側又は前記第2の板面側の少なくとも一方にずれる第1の線を含み、前記第1の板面及び前記第2の板面は、前記第1の線を含み、前記第1の線に沿って設けられ、算術平均高さSaが3μm未満の第1のコーティング領域と、前記第1のコーティング領域に隣接し、前記第1の線から離間して設けられ、算術平均高さSaが3μm以上の第2のコーティング領域と、を有し、前記第1のコーティング領域と前記第2のコーティング領域は、前記第1の線に沿った形状の境界線を有する、
巻回体収容箱。
(2)前記第1の線は、曲線であり、前記境界線は、曲線である、(1)に記載の巻回体収容箱。
(3)前記第2のコーティング領域は、一定の幅を有する、
(1)又は(2)に記載の巻回体収容箱。
(4)前記稜線は、前記第1の線に接続された第2の線を含み、前記第1の板面と前記第2の板面は、前記第2の線を含み、前記第2の線に沿って設けられ、算術平均高さSaが3μm未満の第3のコーティング領域と、前記第3のコーティング領域に隣接し、前記第2の線から離間して設けられ、算術平均高さSaが3μm以上の第4のコーティング領域と、を有する、(1)から(3)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(5)前記第3のコーティング領域と前記第4のコーティング領域は、前記第2の線に沿った形状の境界線を有する、(4)に記載の巻回体収容箱。
(6)前記第2の線は、直線又は曲線である、(4)又は(5)に記載の巻回体収容箱。
(7)前記第3のコーティング領域は、一定の幅を有する、(4)から(6)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(8)前記第2の線は、前記第1の線に接続されている、(4)から(7)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(9)前記第3のコーティング領域と前記第1のコーティング領域は連続している、(4)から(8)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(10)前記第1のコーティング領域の幅は、前記第3のコーティング領域の幅より大きい、(4)から(9)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(11)前記第2のコーティング領域と前記第4のコーティング領域は連続している、(4)から(10)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(12)前記第2のコーティング領域は、前記稜線から2mm以上離間している、(1)から(11)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(13)前記第2のコーティング領域は、前記仮想直線から2mm以上離間している、(1)から(12)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(14)前記第2のコーティング領域は、凹凸のあるエンボス領域を有し、前記エンボス領域は、Spcが200mm
-1
以上500mm
-1
以下、かつSpdが15000mm
-2
以上30000mm
-2
以下になるように構成されている、(1)から(13)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
(15)前記第2のコーティング領域は、凹凸のあるエンボス領域を有し、前記エンボス領域の凸部分は、前記エンボス領域全体の20%以上の面積を有する、(1)から(14)のいずれか一項に記載の巻回体収容箱。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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