TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025007153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108361
出願日2023-06-30
発明の名称光学システム及びヘッドアップディスプレイ装置
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02F 1/1335 20060101AFI20250109BHJP(光学)
要約【課題】映像表示素子の発熱を抑制することができる光学システム及びヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】
光源と、
偏光子と、
映像表示素子と、
検光子と、
を、前記光源から出射される光源光の光路OP1に対し、この順に備え、
前記映像表示素子が、カラーフィルターと反射型偏光板RP1と液晶層LC1とを、前記光路OP1に対し、この順に備える、光学システム。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、
偏光子と、
映像表示素子と、
検光子と、
を、前記光源から出射される光源光の光路OP1に対し、この順に備え、
前記映像表示素子が、カラーフィルターと反射型偏光板RP1と液晶層LC1とを、前記光路OP1に対し、この順に備える、光学システム。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記検光子が、外光の入射面を有する吸収型偏光板AP1を備え、
前記映像表示素子及び前記検光子が、前記光路OP1及び/又は前記外光の光路OP2に対して、傾斜している、請求項1に記載の光学システム。
【請求項3】
前記映像表示素子が、前記液晶層LC1よりも前記偏光子側に配される液晶層LC2を更に備え、
前記液晶層LC2と前記カラーフィルターと前記反射型偏光板RP1と前記液晶層LC1とが、前記光路OP1に対し、この順に配され、
前記液晶層LC2の画素サイズが、前記液晶層LC1の画素サイズよりも大きい、請求項1に記載の光学システム。
【請求項4】
前記映像表示素子が、前記液晶層LC2と前記カラーフィルターとの間に、反射型偏光板RP2を更に備える、請求項3に記載の光学システム。
【請求項5】
前記偏光子が、前記映像表示素子から離隔され、かつ、前記光路OP1に対して傾斜している、請求項1に記載の光学システム。
【請求項6】
前記偏光子が、反射型偏光板RP3と、反射型偏光板RP4と、前記反射型偏光板RP3及び反射型偏光板RP4の間に配置される吸収型偏光板AP2と、を備える、請求項1に記載の光学システム。
【請求項7】
前記吸収型偏光板AP2が、基材S1を有し、
前記吸収型偏光板AP2における前記基材S1の厚み位相差値aは、40nm以下である、請求項6に記載の光学システム。
【請求項8】
前記反射型偏光板RP3及び反射型偏光板RP4が、表面にワイヤグリッド構造を有するワイヤグリッド偏光板である、請求項6に記載の光学システム。
【請求項9】
前記反射型偏光板RP3の基材の厚み位相差値b1と前記反射型偏光板RP4の基材の厚み位相差値b2との和が40nm以下である、請求項8に記載の光学システム。
【請求項10】
前記光学システムが、前記光源光のうち前記偏光子にて反射される光の照射面を有する内壁を更に備え、
前記照射面の少なくとも一部が、光反射性材料を含む、請求項1に記載の光学システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学システム及びヘッドアップディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両映像表示装置として、ヘッドアップディスプレイ装置の利用が拡大している。ヘッドアップディスプレイ装置は、車両のダッシュボードに設けられ、映像光を、映写板としてのフロントガラスに投影することにより、運転情報を虚像として表示することができる。
【0003】
ヘッドアップディスプレイ装置の構成については、種々検討されている。例えば、特許文献1においては、所定の構成を具備する映像表示装置をヘッドアップディスプレイ装置として適用することが提案されている。この映像表示装置は、映像表示器を有するものであり、当該映像表示器は、液晶表示パネルと光源とを有し、液晶表示パネルは、液晶セルと、液晶セルの両側に貼着された偏光板(偏光子及び検光子)を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/082920号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の映像表示装置によれば、反射鏡として用いる反射型偏光板の偏光反射軸方向を容易に調整できるため、映写板に投影される映像の明るさの均一性を高めることができる点で有利といえる。一方、このような映像表示装置における映像表示器の液晶表示パネルは、外光(典型的には、太陽光)が、映像を表示する光と逆の方向から偏光板に入射した場合、偏光板が光を吸収して発熱する傾向がある。このような発熱を抑制し、映像表示装置としての品質をより高める観点から、特許文献1に記載の技術には依然として改善の余地がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、映像表示素子の発熱を抑制することができる光学システム及びヘッドアップディスプレイ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、光学システムにおける各構成部材の配置を工夫することで、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
[1]
光源と、
偏光子と、
映像表示素子と、
検光子と、
を、前記光源から出射される光源光の光路OP1に対し、この順に備え、
前記映像表示素子が、カラーフィルターと反射型偏光板RP1と液晶層LC1とを、前記光路OP1に対し、この順に備える、光学システム。
[2]
前記検光子が、外光の入射面を有する吸収型偏光板AP1を備え、
前記映像表示素子及び前記検光子が、前記光路OP1及び/又は前記外光の光路OP2に対して、傾斜している、[1]に記載の光学システム。
[3]
前記映像表示素子が、前記液晶層LC1よりも前記偏光子側に配される液晶層LC2を更に備え、
前記液晶層LC2と前記カラーフィルターと前記反射型偏光板RP1と前記液晶層LC1とが、前記光路OP1に対し、この順に配され、
前記液晶層LC2の画素サイズが、前記液晶層LC1の画素サイズよりも大きい、[1]又は[1]に記載の光学システム。
[4]
前記映像表示素子が、前記液晶層LC2と前記カラーフィルターとの間に、反射型偏光板RP2を更に備える、[3]に記載の光学システム。
[5]
前記偏光子が、前記映像表示素子から離隔され、かつ、前記光路OP1に対して傾斜している、[1]~[3]のいずれかに記載の光学システム。
[6]
前記偏光子が、反射型偏光板RP3と、反射型偏光板RP4と、前記反射型偏光板RP3及び反射型偏光板RP4の間に配置される吸収型偏光板AP2と、を備える、[1]~[5]のいずれかに記載の光学システム。
[7]
前記吸収型偏光板AP2が、基材S1を有し、
前記吸収型偏光板AP2における前記基材S1の厚み位相差値aは、40nm以下である、[6]に記載の光学システム。
[8]
前記反射型偏光板RP3及び反射型偏光板RP4が、表面にワイヤグリッド構造を有するワイヤグリッド偏光板である、[6]又は[7]に記載の光学システム。
[9]
前記反射型偏光板RP3の基材の厚み位相差値b1と前記反射型偏光板RP4の基材の厚み位相差値b2との和が40nm以下である、[6]~[8]のいずれかに記載の光学システム。
[10]
前記光学システムが、前記光源光のうち前記偏光子にて反射される光の照射面を有する内壁を更に備え、
前記照射面の少なくとも一部が、光反射性材料を含む、[1]~[9]のいずれかに記載の光学システム。
[11]
前記検光子を介して出射される映像光が、車両の運転情報を含む、[1]~[10]のいずれかに記載の光学システム。
[12]
[1]~[11]のいずれかに記載の光学システムを備える、ヘッドアップディスプレイ装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、映像表示素子の発熱を抑制することができる光学システム及びヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ヘッドアップディスプレイ装置の適用例を示す説明図である。
光学システムの第1の態様を例示する模式図である。
光学システムの第2の態様を例示する模式図である。
光学システムの第3の態様を例示する模式図である。
光学システムの第4の態様を例示する模式図である。
光学システムの第5の態様を例示する模式図である。
光学システムの第5の態様の更なる詳細の一例に係る模式図である。
吸収型偏光板を有する偏光子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

旭化成株式会社
巻回体収容箱
21日前
旭化成株式会社
巻回体収容箱
21日前
旭化成株式会社
エアバッグ用基布
1か月前
旭化成株式会社
板状成形品の製造方法
21日前
旭化成株式会社
錠剤及びその製造方法
3日前
旭化成株式会社
ポリカーボネートの製造方法
21日前
旭化成株式会社
フィラメント及びその製造方法
1か月前
旭化成株式会社
ポリサルホン系ナノ繊維及び不織布
1か月前
旭化成株式会社
管理装置、管理方法、及びプログラム
1か月前
旭化成株式会社
発泡体、発泡体の製造方法、及び積層体
1か月前
旭化成株式会社
ペレット、成形体及び成形体の製造方法
17日前
旭化成株式会社
ペレット、成形体及び成形体の製造方法
17日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物
17日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物
17日前
旭化成株式会社
蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス
17日前
旭化成株式会社
再生ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物
11日前
旭化成株式会社
再生ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物
11日前
旭化成株式会社
再生ポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂組成物
11日前
旭化成株式会社
体力指標算出方法および体力指標算出プログラム
1か月前
国立大学法人神戸大学
多孔質膜及び多孔質膜の製造方法
3日前
旭化成株式会社
飲食物状態管理システム、飲食物状態管理方法及びプログラム
3日前
旭化成株式会社
推定装置、モデル学習装置、推定方法、モデル学習方法、及びプログラム
18日前
旭化成株式会社
感光性エレメント、レジストパターンの形成方法、及び配線板の製造方法
4日前
旭化成株式会社
フレキシブル液晶表示装置
19日前
旭化成株式会社
原料液減容方法及びシステム
17日前
旭化成株式会社
繊維状物質分散液、及び繊維強化樹脂組成物
26日前
旭化成株式会社
水系ブロックポリイソシアネート組成物、水系コーティング組成物、塗膜及びコーティング基材
24日前
旭化成株式会社
正浸透膜、及びそれを含む正浸透膜モジュール
1か月前
旭化成株式会社
シアノアクリレート系接着剤用増粘剤及びその製造方法、並びにシアノアクリレート系接着剤の製造方法
17日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物のリサイクル方法、再生ポリアミドの製造方法、及びポリアミド加水分解物の製造方法
7日前
旭化成株式会社
水素発生用陰極、アルカリ水電解用陰極、陰極の製造方法、複極式電解セル、アルカリ水電解用電解槽及び水素製造方法
1か月前
旭化成株式会社
運転支援装置、運転支援システム、運転支援方法および運転支援プログラム
19日前
旭化成株式会社
ネガ型感光性樹脂組成物、並びにこれを用いたポリイミド及び硬化レリーフパターンの製造方法
19日前
旭化成株式会社
ネガ型感光性樹脂組成物、並びにこれを用いたポリイミド及び硬化レリーフパターンの製造方法
12日前
個人
ライトグリップ
17日前
株式会社ハセガワ
眼鏡
7日前
続きを見る