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公開番号2025026302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024081247
出願日2024-05-17
発明の名称シアノアクリレート系接着剤用増粘剤及びその製造方法、並びにシアノアクリレート系接着剤の製造方法
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 33/10 20060101AFI20250214BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明の目的は、シアノアクリレート系接着剤用増粘剤として利用した時に、粘度変化が少ない増粘剤を提供することである。
【解決手段】平均粒径50~500μmのビーズ状であり、水分率1質量%以下のメタクリル樹脂と、下記一般式(1)で表される化合物とを含み、前記一般式(1)で表される化合物が、メタクリル樹脂100質量%に対して、0.01質量%~10質量%含有される、シアノアクリレート系接着剤用増粘剤である。
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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平均粒径50~500μmのビーズ状であり、水分率1質量%以下のメタクリル樹脂と、
下記一般式(1)で表される化合物と、を含み、
前記一般式(1)で表される化合物が、メタクリル樹脂100質量%に対して、0.01質量%~10質量%含有される、シアノアクリレート系接着剤用増粘剤。
TIFF
2025026302000008.tif
72
149
[一般式(1)中、R

は水素原子、メチル基又はターシャルブチル基を表し、R

、R

は、それぞれ独立に水素原子、メチル基、ターシャルブチル基、水酸基或いはメトキシ基を表す。ただし、R

、R

及びR

のターシャルブチル基の合計数は2つ未満である。]
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記メタクリル樹脂の重量平均分子量が、85,000以上5,000,000以下である、請求項1に記載のシアノアクリレート系接着剤用増粘剤。
【請求項3】
前記一般式(1)で表される化合物が、常温において粉体である、請求項1に記載のシアノアクリレート系接着剤用増粘剤。
【請求項4】
前記一般式(1)で表される化合物が、水酸基を2つ含有するか、或いは水酸基とメトキシ基とをそれぞれ1つずつ含有する、請求項1に記載のシアノアクリレート系接着剤用増粘剤。
【請求項5】
請求項1に記載のシアノアクリレート系接着用増粘剤を製造する方法であって、
前記メタクリル樹脂の水分を揮発させる乾燥工程と、
前記乾燥工程後に、前記メタクリル樹脂及び前記一般式(1)で表される化合物を包装材料で梱包する梱包工程と、を少なくとも含む、シアノアクリレート系接着用増粘剤の製造方法。
【請求項6】
請求項1に記載のシアノアクリレート系接着剤用増粘剤を、水蒸気透過度が1.0g/(m

・24h)未満の包装材料で密閉した、パッケージ体。
【請求項7】
平均粒径50~500μmのビーズ状であり、水分率1質量%以下のメタクリル樹脂と、メタクリル樹脂100質量%に対して、0.01質量%~10質量%の下記一般式(1)で表される化合物とを接触させた後、シアノアクリレート系接着剤に溶解する、シアノアクリレート系接着剤の製造方法。
TIFF
2025026302000009.tif
72
149
[一般式(1)中、R

は水素原子、メチル基又はターシャルブチル基を表し、R

、R

は、それぞれ独立に水素原子、メチル基、ターシャルブチル基、水酸基或いはメトキシ基を表す。ただし、R

、R

及びR

のターシャルブチル基の合計数は2つ未満である。]

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シアノアクリレート系接着剤用増粘剤及びその製造方法、並びにシアノアクリレート系接着剤の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
塗料又は接着剤等の製造においては、製品の粘度を調整してハンドリング性を向上させる目的から増粘剤が用いられる。増粘剤の中でも、メタクリル系樹脂組成物を用いた増粘剤は、透明樹脂として高い透明性及び耐候性を有している上、アルキルシアノアクリレート等の接着剤との親和性及び耐薬品性にも優れている。メタクリル系樹脂組成物は、透明性を維持しながら迅速にモノマー中に溶解することから、接着剤用増粘剤として広く利用されている。
【0003】
接着剤の中でも特にシアノアクリレート系接着剤は、主成分であるアルキルシアノアクリレートが有する高いアニオン重合性によって、わずかな水分又は不純物などの微弱なアニオンによって重合を開始し、各種材料を短時間で強固に接合することができる。そのため、瞬間接着剤として、工業用、医療用及び家庭用等の広範な分野において使用されている。
【0004】
また、シアノアクリレート系接着剤は、その高い重合性から、粘度を安定化させるためにアニオン重合禁止剤やラジカル重合禁止剤が用いられている。
【0005】
しかし、メタクリル系樹脂を溶解して粘度を付与したシアノアクリレート系接着剤は、メタクリル系樹脂に起因して存在するアニオン重合促進物やラジカル重合促進物により、期待の重合禁止能力が発現できず、保管において粘度が高くなってしまう問題があった。
【0006】
例えば、特許文献1には、種々の重合禁止剤が含有されているシアノアクリレート接着剤が開示されている。
【0007】
例えば、特許文献2では、メタクリル酸メチル中で50℃/95%Rh下で曝した際の保管安定性に優れたメタクリル系樹脂を含む増粘剤が開示されている。
【0008】
例えば、特許文献3には、シアノアクリレート系接着剤組成物中に200,000以上の重量平均分子量を有するポリ(メタ)アクリル酸アルキルを増粘剤として含有することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第3018859号公報
特開2018-178076号公報
特公平4-15267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1では、増粘剤が重合に及ぼす影響については記載されていない。
(【0011】以降は省略されています)

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