TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025029593
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2024137750
出願日
2024-08-19
発明の名称
感光性エレメント、レジストパターンの形成方法、及び配線板の製造方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250227BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】基板に対するレジストパターンの密着性と、めっき銅配線形成性と、に優れるレジストパターンを形成可能な、感光性エレメントを提供する。
【解決手段】支持フィルムと、感光性樹脂組成物を含む感光性樹脂層と、を備える感光性エレメントであって、
前記感光性樹脂組成物は、該感光性樹脂組成物中の全固形分質量に対して、以下の成分:
(A)アルカリ可溶性高分子:30~70質量%;(B)エチレン性不飽和結合を有する化合物:20~60質量%;及び
(C)ビイミダゾール光重合開始剤:4.0~10.0質量%;
を含み、前記(A)成分における、ベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位の含有量は、(A)成分全体に対して40質量%以上であり、前記(B)成分における、エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物の含有量は、(B)成分全体に対して80質量%以上である、感光性エレメント。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
支持フィルムと、感光性樹脂組成物を含む感光性樹脂層と、を備える感光性エレメントであって、
前記感光性樹脂組成物は、該感光性樹脂組成物中の全固形分質量に対して、以下の成分:
(A)アルカリ可溶性高分子:30~70質量%;
(B)エチレン性不飽和結合を有する化合物:20~60質量%;及び
(C)ビイミダゾール光重合開始剤:4.0~10.0質量%;
を含み、
前記(A)成分における、ベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位の含有量は、(A)成分全体に対して40質量%以上であり、
前記(B)成分における、エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物の含有量は、(B)成分全体に対して80質量%以上である、
感光性エレメント。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して4.50質量%以上である、請求項1に記載の感光性エレメント。
【請求項3】
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して4.75質量%以上である、請求項1に記載の感光性エレメント。
【請求項4】
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して5.25質量%以上である、請求項1に記載の感光性エレメント。
【請求項5】
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して6.00質量%以上である、請求項1に記載の感光性エレメント。
【請求項6】
前記(A)成分における、ベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位の含有量は、(A)成分全体に対して50重量%以上である、請求項1に記載の感光性エレメント。
【請求項7】
前記(A)成分における、ベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位の含有量は、(A)成分全体に対して60重量%以上である、請求項1に記載の感光性エレメント。
【請求項8】
前記エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物の含有量は、(B)成分全体に対して90質量%以上である、請求項1に記載の感光性エレメント。
【請求項9】
前記エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物は、下記一般式(II):
JPEG
2025029593000012.jpg
87
141
(式中、R
2
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基であり、X
2
O、及びY
2
Oは、それぞれ独立に、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基であり、m3、m4、n2、及びn3は、それぞれ独立に、0~40の整数であり、m3+m4は、1~40であり、そして、n2+n3は、0~20である。)
で表される化合物を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
【請求項10】
前記一般式(II)で表される化合物の含有量は、(B)成分全体に対して90質量%以上である、請求項9に記載の感光性エレメント。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性エレメント、及びレジストパターンの形成方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
プリント配線板は、一般的に、フォトリソグラフィープロセスを用いて製造される。フォトリソグラフィーでは、まず、感光性樹脂組成物を含む塗膜を基板上に形成し、そして該塗膜に対してパターン露光、及び現像を施すことにより、レジストパターンを形成する。次いで、エッチング又はめっき処理により、導体パターンを形成する。その後、基板上のレジストパターンを除去することにより、所定の配線パターンを基板上に形成する。
【0003】
近年、電子機器の小型化・高密度化に伴い、従来よりも微細な配線パターンが求められている。このような要求に関連して、MSAP(Modified Semi Additive Process)、及びSAP(Semi Additive Process)が注目されている。これらの方法において、微細な配線を形成するためには、例えば、密着性、及び解像性ともに7μm以下のレジストパターンの形成が望まれている。このようなレジストパターンを形成する観点に関連して、特許文献1には、バインダーポリマーと、光重合性化合物と、光重合開始剤と、アントラセン系増感剤と、を含有する感光性樹脂組成物であって、前記バインダーポリマーが、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート単位及びスチレン又はスチレン誘導体単位を有し、かつ、前記スチレン又はスチレン誘導体単位の含有量が40質量%以上であるポリマー(a)を含む、感光性樹脂組成物が開示されている。そして、特許文献1には、かかる感光性樹脂組成物を用いて形成された感光性樹脂層を、支持体上に備える、感光性エレメントが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/193232号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の感光性エレメントでは、基板に対するレジストパターンの密着性と、めっき銅配線の形成性と、を両立するレジストパターンを形成することが困難であった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、基板に対するレジストパターンの密着性と、めっき銅配線形成性と、に優れるレジストパターンを形成可能な、感光性エレメントを提供することである。また、本発明の目的は、かかる感光性エレメントを用いた、レジストパターンの形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]
支持フィルムと、感光性樹脂組成物を含む感光性樹脂層と、を備える感光性エレメントであって、
前記感光性樹脂組成物は、該感光性樹脂組成物中の全固形分質量に対して、以下の成分:
(A)アルカリ可溶性高分子:30~70質量%;
(B)エチレン性不飽和結合を有する化合物:20~60質量%;及び
(C)ビイミダゾール光重合開始剤:4.0~10.0質量%;
を含み、
前記(A)成分における、ベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位の含有量は、(A)成分全体に対して40質量%以上であり、
前記(B)成分における、エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物の含有量は、(B)成分全体に対して80質量%以上である、
感光性エレメント。
[2]
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して4.50質量%以上である、項目1に記載の感光性エレメント。
[3]
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して4.75質量%以上である、項目1又は2に記載の感光性エレメント。
[4]
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して5.25質量%以上である、項目1~3のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[5]
前記(C)成分の含有量は、前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して6.00質量%以上である、項目1~4のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[6]
前記(A)成分における、ベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位の含有量は、(A)成分全体に対して50重量%以上である、項目1~5のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[7]
前記(A)成分における、ベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位の含有量は、(A)成分全体に対して60重量%以上である、項目1~6のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[8]
前記エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物の含有量は、(B)成分全体に対して90質量%以上である、項目1~7のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[9]
前記エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物は、下記一般式(II):
JPEG
2025029593000002.jpg
87
141
(式中、R
2
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基であり、X
2
O、及びY
2
Oは、それぞれ独立に、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基であり、m3、m4、n2、及びn3は、それぞれ独立に、0~40の整数であり、m3+m4は、1~40であり、そして、n2+n3は、0~20である。)
で表される化合物を含む、項目1~8のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[10]
前記一般式(II)で表される化合物の含有量は、(B)成分全体に対して90質量%以上である、項目9に記載の感光性エレメント。
[11]
前記エチレン性不飽和結合を一分子中に2個有する化合物は、
前記一般式(II)においてn2+n3+m3+m4の平均値が10以下である化合物と、
前記一般式(II)においてn2+n3+m3+m4の平均値が15以上である化合物と、を含む、項目9又は10に記載の感光性エレメント。
[12]
前記感光性樹脂組成物の全固形分質量に対して、前記(C)成分を5.0質量%以上含み、
前記感光性樹脂層の、膜厚25μmにおける波長365nmの吸光度(Y)が0.35以下であり、
前記吸光度(Y)に占める、前記(C)成分の吸光度の寄与(X)が40%以上であり、
前記寄与(X)は、下記式(1):
X(%)= 100×εc/感光性樹脂層の吸光度(Y) ・・・ (1)
ε:(C)成分の1質量%あたりの吸光度変化値
c:感光性樹脂組成物の全固形成分質量に対する、(C)成分の含有量(質量%)
により算出される、項目1~11のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[13]
前記寄与(X)が55%以上である、項目12に記載の感光性エレメント。
[14]
前記寄与(X)が65%以上である、項目12又は13に記載の感光性エレメント。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、レジストパターンの密着性と、めっき銅配線形成性と、に優れるレジストパターンを形成可能な、感光性エレメントを提供することができる。また、本発明は、かかる感光性エレメントを用いた、レジストパターンの形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態が想定する「異物」の一例を説明するための平面図。
本実施例に関連する、マスクパターンの構成を示す平面図。
本実施例に関連する、マスクパターンの構成を示す平面図。
本実施例に関連する、マスクパターンの構成を示す平面図。
本実施例に関連する、観察画像の一例を示す図。
本実施例に関連する、観察画像の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明は、本実施形態のみに限定されず、その要旨の範囲内で種々変形して実施可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
株式会社リコー
画像形成装置
6日前
個人
露光機振動・MSDの同定方法
22日前
株式会社トプコン
全周カメラ
22日前
株式会社リコー
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
シャープ株式会社
画像形成装置
21日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
5日前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
25日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
5日前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
沖電気工業株式会社
媒体搬送装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
株式会社ニコン
マウントアダプタ
7日前
株式会社アーケム
現像ローラ
1日前
シャープ株式会社
トナー
21日前
キヤノン株式会社
プロセスカートリッジ
14日前
キヤノン株式会社
トナー
7日前
キヤノン株式会社
プロセスカートリッジ
14日前
キヤノン株式会社
トナー
7日前
キヤノン株式会社
トナー
7日前
キヤノン株式会社
プロセスカートリッジ
14日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
光学ユニット
12日前
株式会社SCREENホールディングス
露光装置
21日前
アルプスアルパイン株式会社
羽根駆動装置
18日前
シャープ株式会社
画像形成装置
21日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
15日前
シャープ株式会社
画像形成装置
12日前
アール・ビー・コントロールズ株式会社
映像投影装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
続きを見る
他の特許を見る