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公開番号
2025040229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023147012
出願日
2023-09-11
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250314BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】AD変換誤差の大きい精度の良くないAD変換回路を用いた場合でも、精度の高いAD変換結果を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御回路101のCPU101Aは、電源電圧Vcoreと3.3AVDCのそれぞれについてAD変換した2つのAD変換値を取得し、取得された2つのAD変換値から制御値を線形補正するためのGain及びOffsetを算出し、Gain及びOffsetに基づいて制御値を補正する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成部と、
商用電源が供給する交流電圧が入力され、前記交流電圧を直流電圧に変換するAC-DC電源部と、
前記画像形成部を制御する制御部であって、前記画像形成部からの信号をAD変換した制御値に基づいて前記画像形成部を制御する制御部と、
前記AC-DC電源部から出力される前記直流電圧を複数の直流電圧に変換するDC-DC変換部であって、前記複数の直流電圧のうち第1直流電圧と前記第1直流電圧と異なる第2直流電圧を前記制御部に出力するDC-DC変換部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1直流電圧と前記第2直流電圧のそれぞれについてAD変換した2つのAD変換値を取得し、取得された前記2つのAD変換値から前記制御値を線形補正するためのゲイン補正値及びオフセット補正値を算出し、前記ゲイン補正値及び前記オフセット補正値に基づいて前記制御値を補正する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記制御部は、CPUとAD変換回路とを有し、
前記DC-DC変換部は、前記CPUに対し前記第1直流電圧を出力し、
前記CPUは前記第1直流電圧によって駆動する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記DC-DC変換部は、前記直流電圧を第2直流電圧に変換して前記制御部に出力するリニアレギュレータを有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成部は、
感光体ドラムと、前記感光体ドラムを帯電させるための帯電器と、前記感光体ドラムに現像剤を供給するための現像ローラと、前記感光体ドラムの表面に形成された現像剤像を前記感光体ドラムとの間を通過するシートに転写する転写ローラと、前記直流電圧を変換した高圧電圧を前記帯電器と前記現像ローラと前記転写ローラにそれぞれ印加する高圧電源基板と、を有し、
前記制御部は、
前記高圧電源基板が印加した出力電圧に応じた信号であるフィードバック信号をAD変換することで前記制御値を取得し、前記制御値を前記ゲイン補正値及び前記オフセット補正値を用いて線形補正した結果に基づいて前記高圧電源基板の種類を判別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
判別した前記高圧電源基板の種類に応じて、前記高圧電源基板を制御するためのパラメータを変更する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成部は、
感光体ドラムと、前記感光体ドラムを帯電させるための帯電器と、前記感光体ドラムに現像剤を供給するための現像ローラと、前記感光体ドラムの表面に形成された現像剤像を前記感光体ドラムとの間を通過するシートに転写する転写ローラと、前記直流電圧を変換した高圧電圧を前記帯電器と前記現像ローラと前記転写ローラにそれぞれ印加する高圧電源基板と、を有し、
前記制御部は、
前記高圧電源基板が印加した出力電圧に応じた信号であるフィードバック信号をAD変換することで前記制御値を取得し、前記制御値を前記ゲイン補正値及び前記オフセット補正値を用いて線形補正した結果に基づいて前記高圧電圧の電圧値が目標電圧値になるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成部 は、
シートに形成された画像を前記シート上に定着させる定着装置と、
前記定着装置の温度を検知し、第1温度検知信号として出力する第1温度センサと、
を有し、
前記制御部は、
前記第1温度センサから出力された第1温度検知信号をAD変換し、前記第1温度検知信号のAD変換値を前記制御値として、前記ゲイン補正値及び前記オフセット補正値を用いて線形補正を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成装置の機内温度を検知し、第2温度検知信号として出力する第2温度センサと、
前記画像形成装置外の温度及び湿度を検知し、第3温度検知信号及び湿度検知信号として出力する温湿度センサと、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記第2温度センサから出力された第2温度検知信号をAD変換するとともに、前記温湿度センサから出力された第3温度検知信号及び湿度検知信号をAD変換し、前記第2温度検知信号、前記第3温度検知信号及び前記湿度検知信号の各AD変換値を、前記ゲイン補正値及び前記オフセット補正値を用いて線形補正した結果に基づいて前記定着装置の目標温度を設定する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、画像形成装置に用いられるAD変換回路の変換結果を補正する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置は、帯電回路や転写回路を有する高圧電源基板や、センサからのセンサ信号が入力される制御部を備えている。制御部は、高圧電源基板が出力するフィードバック信号やセンサ信号をAD変換し、AD変換された結果に基づいて画像形成装置の制御を行っている。
【0003】
特許文献1には、旧バージョン又は新バージョンの高圧電源回路であるか否かを、高圧電源基板からのフィードバック電圧に基づいて判断する画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-31993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、制御部は、AD変換誤差の大きい精度の良くないAD変換回路を用いてAD変換した場合、センサ信号に基づいた制御や高圧電源基板のバージョン判別などが適切に実行できない虞があった。
【0006】
本願は、AD変換誤差の大きい精度の良くないAD変換回路を用いた場合でも、精度の高いAD変換結果を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、画像形成部と、商用電源が供給する交流電圧が入力され、交流電圧を直流電圧に変換するAC-DC電源部と、画像形成部を制御する制御部であって、画像形成部からの信号をAD変換した制御値に基づいて画像形成部を制御する制御部と、AC-DC電源部から出力される直流電圧を複数の直流電圧に変換するDC-DC変換部であって、複数の直流電圧のうち第1直流電圧と第1直流電圧と異なる第2直流電圧を制御部に出力するDC-DC変換部と、を備え、制御部は、第1直流電圧と第2直流電圧のそれぞれについてAD変換した2つのAD変換値を取得し、取得された2つのAD変換値から制御値を線形補正するためのゲイン補正値及びオフセット補正値を算出し、ゲイン補正値及びオフセット補正値に基づいて制御値を補正する、ことを特徴とする。
【0008】
制御部は、第1直流電圧及び第2直流電圧についてAD変換を行い、2つのAD変換値から制御値を線形補正するためのゲイン補正値及びオフセット補正値を算出する。第1直流電圧及び第2直流電圧は既知の直流電圧であって、制御部に入力される電圧でもあるため電圧変動が少ない。そして、線形補正するためのゲイン補正値及びオフセット補正値を取得するには、少なくとも2つの直流電圧に対してそれぞれAD変換された2つのAD変換値が必要であり、制御部に入力される2つの電圧を利用することを本願発明者は見出した。制御部は、2つのAD変換値からゲイン補正値及びオフセット補正値を取得し、制御値をゲイン補正値及びオフセット補正値を用いて線形補正を行うことで画像形成部の制御を適切に制御できるようにした。
【0009】
また、制御部は、CPUとAD変換回路とを有し、DC-DC変換部は、CPUに対し第1直流電圧を出力し、CPUは第1直流電圧によって駆動する、ことを特徴とする。
【0010】
第1直流電圧は、CPUを駆動するための電圧であるため、電圧変動が少なくゲイン補正値及びオフセット補正値を取得するのに必要な2つの電圧のうちの1つの電圧として利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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