TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025039379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023146443
出願日
2023-09-08
発明の名称
羽根駆動装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03B
9/02 20210101AFI20250313BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】形状記憶合金の損傷を抑制できる羽根駆動装置を提供すること。
【解決手段】羽根駆動装置101では、回転部材3の回転に伴って回動する複数の羽根部材2によって形成される開口APの大きさが変化する。回転部材3を回転させる駆動機構DMは、形状記憶合金ワイヤSA及び板ばね部材7を有する。板ばね部材7は、回転部材3に設けられた受け部RPを動かす作用部7Pと、基部7Bと作用部7Pとの間に設けられる第2ワイヤ固定部7Wとを有する。第2ワイヤ固定部7Wは、Z軸方向において、第1ワイヤ固定部8Wと異なる位置に配置される。形状記憶合金ワイヤSAは、一端が第1ワイヤ固定部8Wに固定され、他端が第2ワイヤ固定部7Wに固定される。第2ワイヤ固定部7Wは、電流が供給されているときの高さHT11と電流が供給されていないときの高さHT1とが異なるように構成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
固定側部材と、
前記固定側部材に対して回転可能な回転部材と、
前記固定側部材に回動可能に支持され、前記回転部材の回転に連動して回動する複数の羽根部材と、
前記回転部材を回転させる駆動機構と、を有し、
前記回転部材の回転に伴って複数の前記羽根部材のそれぞれが回動することにより、複数の前記羽根部材によって形成される開口の大きさが変化する羽根駆動装置であって、
前記駆動機構は、形状記憶合金ワイヤ及び板ばね部材を有して構成され、
前記固定側部材は、第1ワイヤ固定部を有し、
前記板ばね部材は、前記固定側部材に固定される基部と、前記回転部材に設けられた受け部を動かすことができる作用部と、前記基部と前記作用部との間に設けられる第2ワイヤ固定部とを有し、
前記第2ワイヤ固定部は、前記回転部材の回転軸線に沿った軸線方向において、前記第1ワイヤ固定部と異なる位置に配置されており、
前記形状記憶合金ワイヤは、一端が前記第1ワイヤ固定部に固定され、他端が前記第2ワイヤ固定部に固定され、電流が供給されているときに直線状であるとともに、電流が供給されているときの前記軸線方向における前記第2ワイヤ固定部の位置と電流が供給されていないときの前記軸線方向における前記第2ワイヤ固定部の位置とが異なるように構成されている、
ことを特徴とする羽根駆動装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記回転部材は、前記軸線方向に貫通する貫通部が形成された第1板状部を有し、
前記羽根部材は、前記第1板状部の一面側に配置され、
前記駆動機構は、前記第1板状部の他面側に配置されている、
請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項3】
前記受け部は、前記回転部材の前記第1板状部から他面側に突出する突出部によって構成されている、
請求項2に記載の羽根駆動装置。
【請求項4】
前記基部及び前記第1ワイヤ固定部と前記作用部とは、前記軸線方向に沿って見たときに、前記第2ワイヤ固定部と前記回転軸線とを結ぶ仮想直線を挟んで、互いに異なる側に配置されている、
請求項2に記載の羽根駆動装置。
【請求項5】
前記基部と前記第2ワイヤ固定部との間には、弾性変形可能な第1弾性腕部が設けられ、
前記作用部と前記第2ワイヤ固定部との間には、弾性変形可能な第2弾性腕部が設けられ、
前記軸線方向において、前記第1ワイヤ固定部及び前記作用部は、前記第2ワイヤ固定部よりも前記回転部材の前記第1板状部に近い位置に配置されている、
請求項2に記載の羽根駆動装置。
【請求項6】
前記固定側部材は、前記回転部材の前記第1板状部の他面側に配置され、前記受け部を露出させる貫通部が形成された第2板状部を有し、
前記作用部は、前記第2板状部の表面上を摺動するように構成されている、
請求項2に記載の羽根駆動装置。
【請求項7】
前記軸線方向における前記第2ワイヤ固定部と前記第1ワイヤ固定部との間の距離は、前記軸線方向における前記第2ワイヤ固定部と前記基部との間の距離よりも大きい、
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の羽根駆動装置。
【請求項8】
複数の前記羽根部材のそれぞれは、前記固定側部材に設けられた第1係合部と係合する第1被係合部と、前記回転部材に設けられた第2係合部と係合する第2内側被係合部と、を有し、
前記固定側部材は、前記回転部材に設けられた前記第2係合部と係合する第2外側被係合部を有し、
複数の前記羽根部材は、前記固定側部材に対する前記回転部材の回転に連動して前記固定側部材に対して回動するように構成されている、
請求項2に記載の羽根駆動装置。
【請求項9】
前記駆動機構は、前記回転部材を一方向に回転させる第1駆動機構と、前記回転部材を他方向に回転させる第2駆動機構と、を有し、
前記第1駆動機構は、第1形状記憶合金ワイヤ及び第1板ばね部材を有して構成され、
前記第2駆動機構は、第2形状記憶合金ワイヤ及び第2板ばね部材を有して構成され、
前記回転部材に設けられた前記受け部は、第1受け部及び第2受け部を有し、
前記第1板ばね部材は、前記固定側部材に固定される第1基部と、前記第1受け部を動かすことができる第1作用部を有し、
前記第2板ばね部材は、前記固定側部材に固定される第2基部と、前記第2受け部を動かすことができる第2作用部を有し、
複数の前記羽根部材のそれぞれは、他の前記羽根部材と接触する部分を有する、
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の羽根駆動装置。
【請求項10】
前記第1受け部と前記第2受け部とは、同じ一つの部分である共通受け部を構成し、
前記第1作用部と前記第2作用部とは、前記回転部材の回転方向において離間した状態で、前記共通受け部を挟んで対向している、
請求項9に記載の羽根駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、羽根駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、形状記憶合金を用いて複数の羽根を動作させることにより、複数の羽根によって形成される絞りの開口の径を変化させる羽根駆動装置が知られている(特許文献1参照)。この装置では、形状記憶合金は、リング部材の周方向に沿って延びる内周部及び外周部、並びに、内周部と外周部とをつなぐ折返し部を有するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-148842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の装置は、形状記憶合金に電流が供給されると、形状記憶合金が収縮してリング部材に設けられた突起を引っ張る構成であるため、長期間にわたる使用により、突起を引っ張る部分である折返し部で断線してしまうおそれがある。
【0005】
そのため、形状記憶合金の断線等の損傷が発生するのを抑制できる羽根駆動装置を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る羽根駆動装置は、固定側部材と、前記固定側部材に対して回転可能な回転部材と、前記固定側部材に回動可能に支持され、前記回転部材の回転に連動して回動する複数の羽根部材と、前記回転部材を回転させる駆動機構と、を有し、前記回転部材の回転に伴って複数の前記羽根部材のそれぞれが回動することにより、複数の前記羽根部材によって形成される開口の大きさが変化する羽根駆動装置であって、前記駆動機構は、形状記憶合金ワイヤ及び板ばね部材を有して構成され、前記固定側部材は、第1ワイヤ固定部を有し、前記板ばね部材は、前記固定側部材に固定される基部と、前記回転部材に設けられた受け部を動かすことができる作用部と、前記基部と前記作用部との間に設けられる第2ワイヤ固定部とを有し、前記第2ワイヤ固定部は、前記回転部材の回転軸線に沿った軸線方向において、前記第1ワイヤ固定部と異なる位置に配置されており、前記形状記憶合金ワイヤは、一端が前記第1ワイヤ固定部に固定され、他端が前記第2ワイヤ固定部に固定され、電流が供給されているときに直線状であるとともに、電流が供給されているときの前記軸線方向における前記第2ワイヤ固定部の位置と電流が供給されていないときの前記軸線方向における前記第2ワイヤ固定部の位置とが異なるように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上述の羽根駆動装置は、形状記憶合金の損傷が発生するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る羽根駆動装置の上方斜視図である。
図1に示す羽根駆動装置の分解斜視図である。
カバー部材、羽根部材、及び回転部材の下面図である。
カバー部材、羽根部材、及び回転部材の上面図である。
図1に示す羽根駆動装置の下方斜視図である。
回転部材、ベース部材、導電部材、及び駆動機構の下方斜視図である。
駆動機構及び導電部材の上面図及び下面図である。
駆動機構及び導電部材の左側面図である。
羽根部材、回転部材、及び駆動機構の下方斜視図である。
ケース部材が取り外された状態の羽根駆動装置の下面図である。
作用部の下面図である。
羽根駆動装置の別の構成例の下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係る羽根駆動装置101について図面を参照して説明する。図1は、可変絞り装置として機能する羽根駆動装置101の上方斜視図である。具体的には、図1の上図は、六つの羽根部材2によって形成される絞りの開口APが中間開放状態にあるときの羽根駆動装置101の上方斜視図であり、図1の中央図は、絞りの開口APが最小開放状態にあるときの羽根駆動装置101の上方斜視図であり、図1の下図は、絞りの開口APが最大開放状態にあるときの羽根駆動装置101の上方斜視図である。中間開放状態は、絞りの開口APの大きさ(開口面積又は絞り径)が、最小開放状態のときよりも大きく、且つ、最大開放状態のときよりも小さい状態である。なお、図1では、明瞭化のため、開口APにはドットパターンが付されている。
【0010】
図1において、X1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。また、Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。同様に、Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図1では、羽根駆動装置101のX1側は羽根駆動装置101の前側(正面側)に相当し、羽根駆動装置101のX2側は羽根駆動装置101の後側(背面側)に相当する。また、羽根駆動装置101のY1側は羽根駆動装置101の左側に相当し、羽根駆動装置101のY2側は羽根駆動装置101の右側に相当する。また、羽根駆動装置101のZ1側は羽根駆動装置101の上側(被写体側)に相当し、羽根駆動装置101のZ2側は羽根駆動装置101の下側(撮像素子側)に相当する。他の図においても同様である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社リコー
画像形成装置
1日前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
2日前
株式会社ニコン
マウントアダプタ
2日前
キヤノン株式会社
トナー
2日前
キヤノン株式会社
トナー
2日前
キヤノン株式会社
トナー
2日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
光学ユニット
7日前
シャープ株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
現像装置
6日前
株式会社国際電気
撮像装置
1日前
富士フイルム株式会社
カメラ
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
東芝テック株式会社
画像形成装置
7日前
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
トナーコンテナ
2日前
株式会社SCREENホールディングス
描画装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
2日前
株式会社SCREENホールディングス
露光装置および露光方法
2日前
株式会社SCREENホールディングス
露光装置および露光方法
1日前
ニデックプレシジョン株式会社
撮像装置
6日前
セイコーエプソン株式会社
光源装置およびプロジェクター
2日前
セイコーエプソン株式会社
光源装置およびプロジェクター
2日前
セイコーエプソン株式会社
光源装置およびプロジェクター
2日前
キヤノン株式会社
絞り駆動装置、及びそれを有するレンズ装置
1日前
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
画像形成装置
7日前
富士フイルム株式会社
感光性転写材料及びその製造方法
2日前
コニカミノルタ株式会社
画像形成方法及び画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
電子写真ベルト及び電子写真画像形成装置
6日前
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム
2日前
株式会社SCREENホールディングス
光学素子保持ユニットおよび描画装置
6日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
2日前
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
定着装置および画像形成装置
1日前
信越化学工業株式会社
有機膜形成用組成物、有機膜形成方法、及びパターン形成方法
2日前
富士フイルム株式会社
カメラ
6日前
artience株式会社
感光性着色組成物、カラーフィルタ、固体撮像素子、液晶表示装置、及び赤外線センサ
6日前
続きを見る
他の特許を見る