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公開番号
2025003079
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103552
出願日
2023-06-23
発明の名称
包装容器及びラップフィルム巻回体の包装物
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
5/72 20060101AFI20241226BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ラップフィルムを引き出しやすく、かつ巻き戻りしにくい包装容器を提供すること。
【解決手段】ラップフィルムがロール状に巻き取られたラップフィルム巻回体を収容可能な、包装容器であって、前板及び上部開口を有する包装容器本体と、前記上部開口を開閉自在に覆う蓋部とを備え、前記包装容器本体の前記前板には、前記ラップフィルム巻回体から引き出した前記ラップフィルムを係止可能なニス塗布層40が設けられており、前記ニス塗布層の表面のラマンスペクトルにおいて、1580~1630cm
-1
の範囲の最大ピーク強度P1と2800~3000cm
-1
の範囲の最大のピーク強度P2との比(P1/P2)が1.0以上6.0以下である、包装容器。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ラップフィルムがロール状に巻き取られたラップフィルム巻回体を収容可能な、包装容器であって、
前板及び上部開口を有する包装容器本体と、前記上部開口を開閉自在に覆う蓋部とを備え、
前記包装容器本体の前記前板には、前記ラップフィルム巻回体から引き出した前記ラップフィルムを係止可能なニス塗布層が設けられており、
前記ニス塗布層の表面のラマンスペクトルにおいて、1580~1630cm
-1
の範囲の最大ピーク強度P1と2800~3000cm
-1
の範囲の最大のピーク強度P2との比(P1/P2)が1.0以上6.0以下である、包装容器。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記ニス塗布層が、芳香族基を有する樹脂を含む混合物で構成されている、請求項1に記載の包装容器。
【請求項3】
前記ニス塗布層において、芳香族基を有する樹脂の含有量が7質量%以上35質量%以下である、請求項2に記載の包装容器。
【請求項4】
切り線により形成されたフラップをさらに備え、少なくとも前記フラップの前面に前記ニス塗布層が設けられている、請求項1に記載の包装容器。
【請求項5】
前記ラップフィルムが、ポリ塩化ビニリデンフィルムである、請求項1に記載の包装容器。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の包装容器と、
前記包装容器の前記包装容器本体内に収容されたラップフィルム巻回体と、
を備える、ラップフィルム巻回体の包装物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は包装容器及びラップフィルム巻回体の包装物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ラップフィルムは、通常、紙や樹脂製の芯体に巻回されて筒状のラップフィルム巻回体を構成し、その状態で直方体状の包装容器に収納される。従来、この種のラップフィルム用包装容器として、包装容器本体の前板にニスが塗布されており、ラップフィルム巻回体から引き出したラップフィルムを前板に十分に密着させ係止することで、ラップフィルム切断後にラップフィルム巻回体側にラップフィルムが巻き戻ってしまうことを防止する機構が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-034043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ニス塗布層に対するラップフィルムの密着性が高すぎると、ラップフィルムを引き出す際にラップフィルムとニス塗布層とが瞬時に密着するためラップフィルムの引き出しを阻害し、無理な応力が生じてラップフィルムの縦裂けが発生し、さらには、ラップフィルムがそのままラップフィルム巻回体に巻き戻ってしまう場合がある。一方で、ニス塗布層に対するラップフィルムの密着性が低すぎると、包装容器の蓋を開けた際の風圧等でラップフィルムが容易に舞い上がってしまい、ラップフィルムがそのままラップフィルム巻回体に巻き戻ってしまう場合がある。
【0005】
近年、ラップフィルム巻回体を収容する包装容器は、軽い力でラップフィルムを引き出せることが求められると共に、切断したラップフィルムが巻回体に巻き戻らないように、切断面で保持することも求められる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、ラップフィルムを引き出しやすく、かつ巻き戻りしにくい包装容器、及びこれを用いたラップフィルム巻回体の包装物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は鋭意検討した結果、ラップフィルム巻回体を収容する包装容器において、特定の要件を満たすニス塗布層を用いることにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下に示す種々の具体的態様を提供する。
【0008】
[1]
ラップフィルムがロール状に巻き取られたラップフィルム巻回体を収容可能な、包装容器であって、
前板及び上部開口を有する包装容器本体と、前記上部開口を開閉自在に覆う蓋部とを備え、
前記包装容器本体の前記前板には、前記ラップフィルム巻回体から引き出した前記ラップフィルムを係止可能なニス塗布層が設けられており、
前記ニス塗布層の表面のラマンスペクトルにおいて、1580~1630cm
-1
の範囲の最大ピーク強度P1と2800~3000cm
-1
の範囲の最大のピーク強度P2との比(P1/P2)が1.0以上6.0以下である、包装容器。
[2]
前記ニス塗布層が、芳香族基を有する樹脂を含む混合物で構成されている、[1]に記載の包装容器。
[3]
前記ニス塗布層において、芳香族基を有する樹脂の含有量が7質量%以上35質量%以下である、[2]に記載の包装容器。
[4]
切り線により形成されたフラップをさらに備え、少なくとも前記フラップの前面に前記ニス塗布層が設けられている、[1]~[3]のいずれかに記載の包装容器。
[5]
前記ラップフィルムが、ポリ塩化ビニリデンフィルムである、[1]~[4]のいずれかに記載の包装容器。
[6]
[1]~[5]のいずれかに記載の包装容器と、
前記包装容器の前記包装容器本体内に収容されたラップフィルム巻回体と、
を備える、ラップフィルム巻回体の包装物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ラップフィルムを引き出しやすく、かつ巻き戻りしにくい包装容器、及びこれを用いたラップフィルム巻回体の包装物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ラップフィルム用の包装容器の一例の外観を示す斜視図である。
ラップフィルム用の包装容器の一例の展開図である。
開封状態のラップフィルム用の包装容器の一例を示す斜視図である。
開封する際のラップフィルム用の包装容器の一例を示す斜視図である。
ニス塗布層の形成個所を示す前板の一例の正面図である。
フラップ及び切り線が設けられたラップフィルム用の包装容器の一例を示す斜視図である。
濡れ広がり試験において、密着した状態が画像上の半分以上の面積であると判断した具体的な画像の一例である。
濡れ広がり試験において、密着した状態が画像上の半分未満の面積と判断した具体的な画像の一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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