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公開番号2025009572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112667
出願日2023-07-07
発明の名称蓋材
出願人東洋アルミニウム株式会社
代理人個人
主分類B65D 65/40 20060101AFI20250110BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ガラス容器に対しても高いシール性を有しながらも、剥離の際にガラス容器側にヒートシール剤の一部が残りにくい蓋材を提供する。
【解決手段】基材と、前記基材の少なくとも一方の面にヒートシール層とを含む蓋材であって、前記ヒートシール層がエチレン-メチルアクリレート-無水マレイン酸共重合体を20~80重量%含むことを特徴とする蓋材に係る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材の少なくとも一方の面にヒートシール層とを含む蓋材であって、前記ヒートシール層がエチレン-メチルアクリレート-無水マレイン酸共重合体を20~80重量%含むことを特徴とする蓋材。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記ヒートシール層が、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン酸化ビニル、エチレンビニルアルコール共重合樹脂及びエチレン酢酸ビニル共重合からなる群から選択される少なくとも1種をさらに含む、請求項1に記載の蓋材。
【請求項3】
基材の厚さが7~30μmである、請求項1に記載の蓋材。
【請求項4】
ヒートシール層の積層量が、乾燥重量で10~30g/cm

である、請求項1に記載の蓋材。
【請求項5】
少なくともガラス製開口部を含む容器の当該ガラス製開口部にヒートシール層を接するようにしてヒートシールして密閉するために用いられる、請求項1~4のいずれか1項に記載の蓋材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な蓋材に関する。より具体的には、本発明は、容器(特にガラス容器)を閉じるために使用される蓋材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、食品、医薬品等を収容する容器を密閉するために蓋材が用いられている。蓋材としては、シーラント層を備えたシール型の蓋材のほか、王冠、スクリュー蓋、紙蓋等のように様々な種類がある。この中でも、特に、製造コストも安く、密閉も容易であるうえ、付着防止機能、印刷等を付加しやすいシール型の蓋材がよく用いられている。
【0003】
こうしたシール型の蓋材としては、紙容器、プラスチック容器等に対してシール性の高いヒートシール剤を用いた複層構造のものが知られている。例えば、エチレンメチルアクリレートコポリマーと、エチレンビニルアセテートコポリマーと、ポリアミドワックスとを含むヒートシール剤を用いた蓋が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2005―505476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような蓋材は、紙製又はプラスチック製の容器に対しては良好なシール性と剥離性を有するものの、ガラス容器に対してはシール性が不十分であり、満足できる密閉状態が得られないことがある。この場合、シール性を高めようとすると、剥離が困難になるだけでなく、開封の際にガラス容器側にヒートシール剤の一部が残ってしまい、ガラス容器(例えば瓶類)に直接に口をつけて飲食するような場合には不快感を抱くおそれがある。
【0006】
従って、本発明の主な目的は、ガラス容器に対しても高いシール性を有しながらも、剥離の際にガラス容器側にヒートシール剤の一部が残りにくい蓋材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、従来技術の問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の層構成を有する蓋材が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、下記の蓋材に係る。
1. 基材と、前記基材の少なくとも一方の面にヒートシール層とを含む蓋材であって、前記ヒートシール層がエチレン-メチルアクリレート-無水マレイン酸共重合体を20~80重量%含むことを特徴とする蓋材。
2. 前記ヒートシール層が、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン酸化ビニル、エチレンビニルアルコール共重合樹脂及びエチレン酢酸ビニル共重合からなる群から選択される少なくとも1種をさらに含む、前記項1に記載の蓋材。
3. 基材の厚さが7~30μmである、前記項1に記載の蓋材。
4. ヒートシール層の積層量が、乾燥重量で10~30g/cm

である、前記項1に記載の蓋材。
5. 少なくともガラス製開口部を含む容器の当該ガラス製開口部にヒートシール層を接するようにしてヒートシールして密閉するために用いられる、前記項1~4のいずれか1項に記載の蓋材。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、容器に対して高いシール性を有しながらも、剥離の際に容器側にヒートシール剤の一部が残りにくい蓋材を提供することができる。
【0010】
特に、本発明では、ヒートシール層中に、特定量のエチレン-メチルアクリレート-無水マレイン酸共重合体を含有させているので、特にガラス容器に対しても優れたシール性を発揮することができる一方、蓋材を容器から剥がした際にもヒートシール成分がガラス容器側に残存しにくいという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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