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公開番号2025008675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111040
出願日2023-07-05
発明の名称波照明システム及び波照明方法
出願人チームラボ株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 45/20 20200101AFI20250109BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】水面を波立たせてながら複数の色で照明するにあたり、より変化に富む演出を実行する。
【解決手段】波照明システムは、液体を蓄えるための容器と、容器内の液体に対して所定の発光周期で色が変化する光を照射する照明装置と、容器内の液体に対して所定の振動周期の振動を与える一又は複数の振動装置を備えており、発光周期と振動周期が異なる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
液体を蓄えるための容器と、
前記容器内の液体に対して所定の発光周期で色が変化する光を照射する照明装置と、
前記容器内の液体に対して所定の振動周期の振動を与える一又は複数の振動装置を備え、
前記発光周期と前記振動周期が異なる
波照明システム。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
1発光周期内で変化する色の数をNとした場合に、前記振動周期は、前記発光周期に対して±(10/N)%以内でずれている
請求項1に記載の波照明システム。
【請求項3】
前記一又は複数の振動装置には、第1振動装置と第2振動装置が含まれる。
請求項1に記載の波照明システム。
【請求項4】
前記第1振動装置による振動の第1振動周期と前記第2振動装置による振動の第2振動周期とが異なる
請求項3に記載の波照明システム。
【請求項5】
前記第2振動周期は前記第1振動周期に対して±1%以内でずれている
請求項4に記載の波照明システム。
【請求項6】
前記容器内の液体の水面付近の物体を検出するセンサと、
前記センサによって前記物体が検出されたときに、前記容器内の液体に対して与える振動の前記振動周期が変化するように前記一又は複数の振動装置を制御する制御装置をさらに備える
請求項1に記載の波照明システム。
【請求項7】
前記容器内の液体に対して所定の発光周期で色が変化する光を照射する工程と、
前記容器内の液体に対して所定の振動周期の振動を与える工程を含み、
前記発光周期と前記振動周期が異なる
波照明方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、波照明システム及び波照明方法に関する。具体的には、本発明は、容器内の液体を振動させて波を発生させながら、その水面を照明する技術に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、さざ波の立つ水面を撮影装置によって撮影する際に、さざ波と同じ周期で撮影装置における露光を行うことで、さざ波を静止させて観察できるようになることが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-71316号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、上記特許文献1の撮影装置の原理を応用し、容器内の液体に対して所定周期の振動を与えて水面を波立たせるとともに、その振動周期と同じ周期で水面を照明することで、肉眼でも水面の波が静止しているように観察できるようになると考えた。また、本発明者は、例えば本願の図8に示すように、ストロボスコープ等の照明装置を用いて一つの発光周期(T

)の中で発光色を複数の色(赤、緑、青)に変化させることで、水面の波を複数の色で輝かせることができるようになるとも考えた。なお、本願の出願時点において、図8に示した技術が公知であってことを出願人及び発明者が自認するものではない。
【0005】
ただし、図8に示した例のように、水面の波の振動周期(T

)と発光周期(T

)が一致している場合、ある視点から水面の一点に着目すると、その一点における波の色は常に一定となることため、ある視点から水面を観賞する者に代り映えしない印象を与えることになる。そこで、本発明は、水面を波立たせてながら複数の色で照明するにあたり、鑑賞者に対してより変化に富む印象を与えられるようにすることを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の発明者は、上記の目的を達成する手段について鋭意検討した結果、液体を波立たせるための振動の周期と液体に照射する光の色が変化する周期とを異ならせることで、波の色を変化させることができるようになるという知見を得た。そして、本発明者は、上記知見に基づけば上記の目的を達成できることに想到し、本発明を完成させた。具体的に説明すると、本発明は以下の構成又は工程を有する。
【0007】
本発明の第1の側面は、波照明システム100に関する。本発明に係る波照明システム100は、容器10、照明装置20、及び一又は複数の振動装置30,40を備える。容器10は、液体Lを蓄えるために用いられる。照明装置20は、容器10内の液体Lに対して、所定の発光周期(T

)で色が変化する光を照射する。つまり、照明装置20は、1発光周期(T

)内で2色、3色、4色以上で光の色を変化させる。振動装置30,40は、容器10内の液体Lに対して所定の振動周期(T

)の振動を与える。なお、複数の振動装置30,40を用いて液体Lに振動を与える場合、ここにいう振動周期(T

)とは、各振動装置30,40の振動波を合成した合成波の振動周期を意味する。そして、本発明では、照明装置20による発光周期(T

)と振動装置30,40による振動周期(T

)を異ならせることとしている。
【0008】
前述した通り、発光周期(T

)と振動周期(T

)が一致している場合、ある視点から水面上の一点を観察すると、そこで発生する波の色は常に一定となる。一方で、上記構成のように、発光周期(T

)と振動周期(T

)とを異ならせることで、水面上の一点で発生する波の色が徐々に移り変わることになる。これにより、水面の波を複数の色で輝かせることができるため、鑑賞者に対してより変化に富む印象を与えることができるようになる。
【0009】
本発明に係る波照明システム100において、振動周期(T

)は、発光周期(T

)に対して±20Hz以内でずれていることが好ましく、±10Hz以内でずれていることがより好ましく、±1Hz以内でずれていることが特に好ましい。これにより、波の色が移り変わる様子を鑑賞者に観察させることができる。なお、1発光周期(T

)内で変化する色の数をN(ただしNは1以上の自然数)とした場合に、振動周期(T

)は、発光周期(T

)に対して±(10/N)%以内でずれているということとしてもよい。この場合、例えば発光周期(T

)が10ms(周波数100Hz)であり、1発光周期の間に光が3色に変化するときには(N=3)、振動周期(T

)は、発光周期(T

)の±3.33%、すなわち9.667~10.333ms(103.444~96.777Hz)となる。また、振動周期(T

)は、発光周期(T

)に対して±(100/N)%以内でずれていることとしてもよい。この場合、例えば発光周期(T

)が10ms(周波数100Hz)であり、1発光周期の間に光が3色に変化するときには(N=3)、振動周期(T

)は、発光周期(T

)の±0.33%、すなわち9.967~10.033ms(100.331~99.671Hz)となる。この場合には、波の色が移り変わる様子をさらに肉眼で視認しやすくなる。
【0010】
本発明に係る波照明システム100において、一又は複数の振動装置には、第1振動装置30と第2振動装置40が含まれることが好ましい。このとき、第1振動装置30と第2振動装置40の振動周期は同じであってもよいし異なっていてもよい。このように、複数の振動装置30,40によって容器10の液体Lに対して振動を与えることで、水面に複雑な波形を作ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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