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公開番号2025007894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109607
出願日2023-07-03
発明の名称燃焼式ヒータの排気管構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60H 1/03 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】排気管の背圧が大きくなるのを抑制すると共に乗員室に影響をより小さくする。
【解決手段】燃焼式ヒータは、車両の前方の助手席下方の側部に配置され、助手席前方下側や運転席前方下側から温風を供給する。燃焼式ヒータの排気管構造としては、焼式ヒータの排気管を助手席下方の側面に沿って後方に延出し、前輪と後輪の間で助手席側面方向に向けて排気管出口を配置する。前輪と後輪の間に排気管出口を配置するから、車両後部に排気管出口を配置するものに比して、排気管の長さを短くすることができ、排気管の背圧が大きくなるのを抑制することができる。また、助手席側面方向に向けて排気管出口を配置するから、排気の乗員室への影響をより小さくすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前方の助手席下方の側部に配置され、少なくとも助手席前方下側と運転席前方下側とから温風を供給する燃焼式ヒータの排気管構造であって、
前記燃焼式ヒータの排気管を助手席下方の側面に沿って後方に延出し、前輪と後輪の間で前記助手席側面方向に向けて排気管出口を配置する、
ことを特徴とする燃焼式ヒータの排気管構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼式ヒータの排気管構造に関し、詳しくは、車両の助手席前方下側と運転席前方下側とから温風を供給する燃焼式ヒータの排気管構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の燃焼式ヒータとしては、ヒータ本体の上部に吸気サイレンサを重ね合わせるように配置し、その周囲を、エアーが流通し得るように下面が開放したカバーで覆うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この燃焼式ヒータでは、上方や側方からの水をカバーで遮ることにより、水が吸気サイレンサから吸入するのを防止している。また、また、下方からの水もカバーの内面とヒータ本体との間に設けられた防水板によって遮ることにより、吸気サイレンサに達しないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-138743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載用の燃焼式ヒータでは、ヒータ本体や吸気口、温風の吹き出し口の配置や、排気管の配置をどのようにするかが課題となる。特に、燃焼式ヒータの排気管の配置としては、排気管の長さが長くなると背圧が大きくなり、短くすると背圧は小さくなるものの乗員室に影響を与える場合が生じる。
【0005】
本開示の燃焼式ヒータの排気管構造は、排気管の背圧が大きくなるのを抑制すると共に乗員室に影響をより小さくすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の燃焼式ヒータの排気管構造は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の燃焼式ヒータの排気管構造は、
車両の前方の助手席下方の側部に配置され、少なくとも助手席前方下側と運転席前方下側とから温風を供給する燃焼式ヒータの排気管構造であって、
前記燃焼式ヒータの排気管を助手席下方の側面に沿って後方に延出し、前輪と後輪の間で前記助手席側面方向に向けて排気管出口を配置する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の燃焼式ヒータは、車両の前方の助手席下方の側部に配置され、少なくとも助手席前方下側と運転席前方下側とから温風を供給する。本開示の燃焼式ヒータの排気管構造では、燃焼式ヒータの排気管を助手席下方の側面に沿って後方に延出し、前輪と後輪の間で助手席側面方向に向けて排気管出口を配置する。前輪と後輪の間に排気管出口を配置するから、車両後部に排気管出口を配置するものに比して、排気管の長さを短くすることができ、排気管の背圧が大きくなるのを抑制することができる。また、助手席側面方向に向けて排気管出口を配置するから、排気の乗員室への影響をより小さくすることができる。この結果、排気管の背圧が大きくなるのを抑制すると共に乗員室に影響をより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態としての燃焼式ヒータ20の車両への平面的な配置の一例を模式的に示す平面配置模式図である。
実施形態の燃焼式ヒータ20の車両への側面から見た配置の一例を模式的に示す側面配置模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態(実施形態)について説明する。図1は、本開示の実施形態としての燃焼式ヒータ20の車両への平面的な配置の一例を模式的に示す平面配置模式図である。図2は、実施形態の燃焼式ヒータ20の車両への側面から見た配置の一例を模式的に示す側面配置模式図である。
(【0011】以降は省略されています)

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