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公開番号2025007045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108183
出願日2023-06-30
発明の名称ネットワーク接続管理装置及びネットワーク接続管理プログラム
出願人サクサ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/00 20230101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】 フリーアドレスが採用されたオフィスにおいて、ノートPC等の通信端末装置のネットワークへの接続の管理と、従業者の座席の管理とを、適切に行う。
【解決手段】 IPアドレスの付与要求を受け付けた場合に、MACアドレス照会部121が、MACアドレスの照会を行う。この照会の結果、登録されていれば第1のIPアドレスを、登録されていなければ第2のIPアドレスを、IPアドレス付与部122が要求元の通信端末装置に付与する。VLAN構成部123は、第1のIPアドレスが付与された通信端末装置のMACアドレスを第1の記憶手段に記録して、VLANを構成する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
通信端末装置からの当該通信端末装置の装置識別情報を含むIP(Internet Protocol)アドレスの付与要求を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段を通じて受け付けた前記付与要求に含まれる前記装置識別情報に基づいて、前記付与要求の送信元の前記通信端末装置が、使用が認められて予め登録されたものか否かを照会する照会手段と、
前記照会手段による照会結果が、予め登録されたものであることを示している場合には、第1のIPアドレスを付与し、予め登録されたものでないことを示している場合には、前記第1のIPアドレスとは態様が異なる第2のIPアドレスを付与する付与手段と、
前記付与手段により前記第1のIPアドレスが付与された前記通信端末装置の端末識別情報を第1の記憶手段に記録して、仮想的なLAN(Local Area Network)を構成するようにする構成手段と
を備えることを特徴とするネットワーク接続管理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のネットワーク接続管理装置であって、
前記通信端末装置は、座席に対して1対1に対応付けられている外部デバイスが接続された場合に、当該外部デバイスのデバイス識別情報と、自機の装置識別情報とを含む座席登録要求を送信することができるものであり、
前記通信端末装置からの前記座席登録要求を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段を通じて前記座席登録要求を受け付けた場合に、前記デバイス識別情報と前記座席を特定する座席識別情報とを対応付けた座席データベースに対して、前記装置識別情報を更新する更新手段と
を備えることを特徴とするネットワーク接続管理装置。
【請求項3】
請求項2に記載のネットワーク接続管理装置であって、
前記付与手段により前記第2のIPアドレスが付与された前記通信端末装置は、前記外部デバイスが接続された場合に、自機の装置識別情報を含む第2の記憶手段への登録要求を送信することができるものであり、
前記通信端末装置からの前記第2の記憶手段への前記登録要求を受け付ける第3の受付手段と、
前記付与手段により前記第1のIPアドレスが付与された前記通信端末装置の端末識別情報と、前記第3の受付手段を通じて受け付けた前記登録要求に含まれる前記端末識別情報とを、前記第2の記憶手段に記録し、前記第2の記憶手段に前記装置識別情報が記憶された前記通信端末装置のインターネットへの接続を可能にする接続制限手段と
を備えることを特徴とするネットワーク接続管理装置。
【請求項4】
通信端末装置からの要求に応じて、前記通信端末装置のネットワークへの接続を可能にするコンピュータにおいて実行されるネットワーク接続管理プログラムであって、
前記通信端末装置は、座席に対して1対1に対応付けられている外部デバイスが接続された場合に、当該外部デバイスのデバイス識別情報と、自機の装置識別情報とを含む座席登録要求を送信することができるものであり、
前記通信端末装置からの当該通信端末装置の装置識別情報を含むIP(Internet Protocol)アドレスの付与要求を受け付ける第1の受付ステップと、
前記第1の受付ステップで受け付けた前記付与要求に含まれる前記装置識別情報に基づいて、前記付与要求の送信元の前記通信端末装置が、使用が認められて予め登録されたものか否かを照会する照会ステップと、
前記照会ステップにおいての照会結果が、予め登録されたものであることを示している場合には、第1のIPアドレスを付与し、予め登録されたものでないことを示している場合には、前記第1のIPアドレスとは態様が異なる第2のIPアドレスを付与する付与ステップと、
前記付与ステップにおいて、前記第1のIPアドレスが付与された前記通信端末装置の端末識別情報を第1の記憶手段に記録して、仮想的なLAN(Local Area Network)を構成するようにする構成ステップと、
前記通信端末装置からの前記座席登録要求を受け付ける第2の受付ステップと、
前記第2の受付ステップを通じて前記座席登録要求を受け付けた場合に、前記デバイス識別情報と前記座席を特定する座席識別情報とを対応付けた座席データベースに対して、前記装置識別情報を更新する更新ステップと
を実行することを特徴とするネットワーク接続管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、従業者がオフィスの中で固定席を持たずに、自分の好きな席で働くことを意味するフリーアドレスにおいて、ノートPC(Personal Compute)などの通信端末装置のネットワークへの接続の管理などを行う装置、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
フリーアドレスと呼ばれるスタイルが採用されたオフィスでは、従業者ごとに座席を固定する従来のスタイルに比べて、スペースの有効活用が図れるが、個々の従業者がオフィスのどこにいるのかが把握し難くなる。このため、後に記す特許文献1には、クライアント端末とネットワークを介して接続された座席管理装置に関する発明が開示されている。当該座席管理装置は、座席毎に座席登録の有無を示す識別子が示された座席の配置図と、各々の利用者の座席登録の有無を示すリストとを含む表示画面をクライアント端末に表示させる。リスト上で利用者が選択された場合は、その利用者の座席の識別子を、他の識別子と異なる表示形態でクライアント端末に表示させる。これにより、個々の従業者の所在を把握しやすくしている。なお、特許文献1において、座席の登録と解除については、段落[0049]~段落[0060]において、従業者が使用するクライアント端末から座席管理サーバに対して行われることが説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-37555公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オフィスで使用されるノートPCなどの通信端末装置は、会社から従業者に対して貸与されたものが用いられるのが一般的である。しかしながら、必要に応じて、従業者が自分で所有するノートPCやタブレットPCなどをオフィスに持ち込んで使用する場合もある。また、来訪者が、持ち込んだノートPCやタブレットPCを使用する場合もあると考えられる。フリーアドレスが採用されたオフィスの場合、座席が固定されていないため、会社から貸与されたもの以外の通信端末装置を持ち込むことが比較的に簡単に行える環境となる。しかし、従業者が持ち込んだ自己所有のノートPC等や来訪者が持ち込んだノートPC等を、無条件に社内のネットワークに接続可能にするのは問題がある。社内ネットワークに接続可能である場合、秘匿性の高いデータの閲覧や改ざん、更には持ち出しといったことが可能になる蓋然性が高くなるためである。
【0005】
また、上述したように、フリーアドレスが採用されたオフィスにおける座席の管理を行うには、従業者の一人ひとりが、例えば自分の使用する通信端末装置を通じて、自分が使用する座席を指定すると共に、自分の名前を入力したり、選択したりする必要がある。この作業は毎日のことであり、手間がかかり面倒である。フリーアドレスが採用されたオフィスにおける座席の管理は、手間をかけることなく、簡単に、かつ、正確にできることが重要であり、できれば従業者が意識しなくても、自動的にできるようにすることが望ましい。
【0006】
以上のことに鑑み、この発明は、フリーアドレスが採用されたオフィスにおいて、ノートPC等の通信端末装置のネットワークへの接続の管理を適切に行うことができるようにすることを目的とする。更には、従業者等の座席の管理についても、容易に、かつ、適切に行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のネットワーク接続管理装置は、
通信端末装置からの当該通信端末装置の装置識別情報を含むIP(Internet Protocol)アドレスの付与要求を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段を通じて受け付けた前記付与要求に含まれる前記装置識別情報に基づいて、前記付与要求の送信元の前記通信端末装置が、使用が認められて予め登録されたものか否かを照会する照会手段と、
前記照会手段による照会結果が、予め登録されたものであることを示している場合には、第1のIPアドレスを付与し、予め登録されたものでないことを示している場合には、前記第1のIPアドレスとは態様が異なる第2のIPアドレスを付与する付与手段と、
前記付与手段により前記第1のIPアドレスが付与された前記通信端末装置の端末識別情報を第1の記憶手段に記録して、仮想的なLAN(Local Area Network)を構成するようにする構成手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】
この請求項1に記載のネットワーク接続管理装置によれば、第1の受付手段により、IPアドレスの付与要求が受け付けられる。受け付けられた付与要求に含まれる装置識別情報に基づいて、照会手段により、要求元の通信端末装置が、使用が認められて予め登録されたものか否かの紹介が行われる。照会手段による照会の結果が、予め登録されたものであることを示している場合には、付与手段により、要求元の通信端末装置に対して、第1のIPアドレスが付与される。照会手段による照会の結果が、予め登録されたものでないことを示している場合には、付与手段により、要求元の通信端末装置に対して、第2のIPアドレスが付与される。
【0009】
付与手段により第1のIPアドレスが付与された通信端末装置の端末識別情報が、構成手段によって、第1の記憶手段に記録されることにより、仮想的なLAN(Local Area Network)が構成される。すなわち、第1の記憶手段に端末識別情報が記録された通信端末装置によって、LANが構成され、第1の記憶手段に端末識別情報が記録された通信端末装置間の通信が可能にされる。逆に、第2のIPアドレスが付与されたために、第1の記憶手段に端末識別情報が記録されていない通信端末装置は、仮想的なLANには接続不可とされる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明のネットワーク接続管理装置は、
請求項1に記載のネットワーク接続管理装置であって、
前記通信端末装置は、フリーアドレスのオフィスの座席に対して1対1に対応付けられている外部デバイスが接続された場合に、当該外部デバイスのデバイス識別情報と、自機の装置識別情報とを含む座席登録要求を送信することができるものであり、
前記通信端末装置からの前記座席登録要求を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段を通じて前記座席登録要求を受け付けた場合に、前記デバイス識別情報と前記座席を特定する座席識別情報とを対応付けた座席データベースに対して、前記装置識別情報を更新する更新手段と
を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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