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公開番号
2025007016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108141
出願日
2023-06-30
発明の名称
処理装置
出願人
日立Astemo株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
G06F
1/06 20060101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約
【課題】クロック信号を用いた複数の処理のうちのいずれかの処理が継続不可能となった場合であっても、他の処理は継続することができる処理装置を提供する。
【解決手段】車両30において、ECU20の処理装置10は、第1処理を行う第1処理部102及び第1処理とは異なる第2処理を行う第2処理部104とを備えるプロセッサコア120と、第1処理への割り込みに用いられる第1クロック信号を、基準クロック信号の周波数を分周して生成する第1分周器84と、第2処理への割り込みに用いられる第2クロック信号を、基準クロック信号の周波数を分周して生成する、前記第1分周器とは異なる第2分周器94と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1処理を行う第1処理部と、前記第1処理とは異なる第2処理を行う第2処理部とを備える処理装置であって、
前記第1処理への割り込みに用いられる第1クロック信号を、基準クロック信号の周波数を分周して生成する第1分周器と、
前記第2処理への割り込みに用いられる第2クロック信号を、前記基準クロック信号の周波数を分周して生成する、前記第1分周器とは異なる第2分周器と、
を備える、処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の処理装置であって、
前記第1クロック信号のパルス数をカウントし、センサ信号が入力した場合、カウントされた前記第1クロック信号の前記パルス数を第1カウント値として保持するとともに、前記第1処理部に第1割り込み信号を出力して前記第1処理への前記割り込みを発生させる第1タイマと、
前記第2クロック信号のパルス数をカウントし、前記センサ信号が入力した場合、カウントされた前記第2クロック信号の前記パルス数を第2カウント値として保持するとともに、前記第2処理部に第2割り込み信号を出力して前記第2処理への前記割り込みを発生させる、前記第1タイマとは異なる第2タイマと、
をさらに備え、
前記第1処理部は、前記第1割り込み信号が出力されると、前記第1タイマから前記第1カウント値を読み出し、
前記第2処理部は、前記第2割り込み信号が出力されると、前記第2タイマから前記第2カウント値を読み出す、処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の処理装置であって、
車両の速度に応じたセンサ信号が入力した場合、前記第1処理部は、前記第1クロック信号と前記センサ信号とを用いて前記速度を算出し、前記第2処理部は、前記第2クロック信号と前記センサ信号とを用いて前記速度を算出する、処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の処理装置であって、
前記第1処理部による前記第1処理に用いられる第1データを記憶する第1メモリと、
前記第2処理部による前記第2処理に用いられる第2データを記憶する、前記第1メモリとは異なる第2メモリと、
をさらに備える、処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の処理装置であって、
前記第1処理部が前記第1処理を行うために実行される第1プログラムと、前記第2処理部が前記第2処理を行うために実行される第2プログラムとを記憶する第3メモリをさらに備え、
前記第1プログラムと前記第2プログラムとは、前記第3メモリの互いに異なるメモリ領域に記憶される、処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の処理装置であって、
前記第1処理の第1処理周期の開始タイミングと、前記第2処理の第2処理周期の開始タイミングとに所定時間のずれが設けられ、
前記第1処理周期と前記第2処理周期とが異なる場合、
前記所定時間は、前記第1処理周期と前記第2処理周期との最大公約数の倍数ではない、処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の処理装置であって、
前記第1処理部は、車両の駆動源の出力制御に関する前記第1処理を行い、
前記第2処理部は、前記車両に対する制動の制御に関する前記第2処理を行い、
前記第1処理部は、前記第1処理中に得られた演算値を前記第2処理部に伝達し、
前記第2処理部は、前記第1処理部から伝達された前記演算値を前記第2処理に用いる、処理装置。
【請求項8】
請求項2に記載の処理装置であって、
前記第1処理部を有する第1プロセッサコアと、
前記第2処理部を有する、前記第1プロセッサコアとは異なる第2プロセッサコアと、
をさらに備え、
前記第1プロセッサコアおよび前記第2プロセッサコアのうちの一方のプロセッサコアは、さらに判定部を有し、
前記判定部は、前記第1カウント値と前記第2カウント値とのカウント差を算出し、前記カウント差が所定値よりも大きい場合、前記第1カウント値と前記第2カウント値とのうちの少なくとも一方が異常値であると判定する、処理装置。
【請求項9】
請求項2に記載の処理装置であって、
前記センサ信号がそれぞれ入力する第1入力端子、および、前記第1入力端子とは異なる第2入力端子をさらに備え、
前記第1入力端子に入力した前記センサ信号は、さらに前記第1タイマに入力し、
前記第2入力端子に入力した前記センサ信号は、さらに前記第2タイマに入力する、処理装置。
【請求項10】
請求項2に記載の処理装置であって、
前記センサ信号が入力する制御回路をさらに備え、
前記制御回路は、入力した前記センサ信号に応じた出力信号を、前記第1タイマおよび前記第2タイマへ出力する、処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、情報処理装置としてマイコンが開示されている。マイコンには、セレクタを介して、車速センサ等の各種センサからの信号が入力する。各センサ入力信号は、システムクロック信号が分周された内部クロック信号に応じて各レジスタに記憶される。マイコンは、内部クロック信号に応じて各レジスタに記憶された各センサ入力信号を用いて、エンジン制御処理、ボディ制御処理、ナビゲーション処理等の複数の処理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-101568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された情報処理装置において、クロック信号の供給に障害が発生した場合、クロック信号を用いた複数の処理のうちのいずれかの処理が継続不可能となり得る。その場合、他の処理も継続不可能となる可能性がある、という課題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、処理装置であって、第1処理への割り込みに用いられる第1クロック信号を、基準クロック信号の周波数を分周して生成する第1分周器と、第2処理への割り込みに用いられる第2クロック信号を、前記基準クロック信号の周波数を分周して生成する、前記第1分周器とは異なる第2分周器と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、クロック信号を用いた複数の処理のうちのいずれかの処理が継続不可能となった場合であっても、他の処理は継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施の形態による処理装置を説明するための図である。
図2は、第1タイマおよび第2タイマの動作を説明するための図である。
図3は、処理装置におけるタスク処理に用いられる第3タイマおよび第4タイマを説明するための図である。
図4は、処理装置で行われる第1処理および第2処理の処理手順を示すフローチャートである。
図5は、変形例1における第3メモリのメモリ領域割り当ての一例を示す図である。
図6は、変形例2における第1処理の第1処理周期および第2処理の第2処理周期を例示する図である。
図7は、変形例3による処理装置を説明するための図である。
図8は、変形例4による処理装置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、一実施の形態による処理装置10を説明するための図である。処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサを含む。すなわち、処理装置10は、処理回路(processing circuitry)を含む。
【0010】
処理装置10には、入力回路12から後述するセンサ信号が入力する。第1メモリ/第3メモリ14は、第1メモリと第3メモリとを含む。第1メモリは、第1処理および第2処理のいずれか一方での読み出しおよび/または書き込みに用いられるデータを保存する。第3メモリは、処理装置10が実行するプログラムを保存する。処理装置10と、入力回路12と、第1メモリ/第3メモリ14とは、ECU(Electronic Control Unit)20に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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