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公開番号2025001078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100450
出願日2023-06-20
発明の名称リフォーム支援装置
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類G06T 19/20 20110101AFI20241225BHJP(計算;計数)
要約【課題】3D見取り図に壁厚についての定義付けを行い、3D見取り図から平面図形式の見取り図を正確に、かつ自動的に作成できるようにする。
【解決手段】リフォーム支援装置1が、撮像装置6及び三次元形状計測器7によって作成された編集可能な3D見取り図を表示デバイス4に表示する表示制御手段と、3D見取り図を構成する壁オブジェクト111~118の壁厚を変更する壁厚変更手段と、を備えており、3D見取り図における壁オブジェクト111~118には、初期値の壁厚が予め設定され、表示制御手段は、3D見取り図に基づいて平面図形式の見取り図を生成して表示デバイス4に表示可能であり、壁厚変更手段によって変更された3D見取り図における壁オブジェクト111~118の壁厚は、平面図形式の見取り図を構成する壁オブジェクト111~118の壁厚に反映されるように設定されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
撮像装置によって撮像された建物内部の映像と、三次元形状計測器によって計測された前記建物内部における複数の計測対象点の三次元的な座標値からなる点群データと、から生成された前記建物内部を表す三次元点群データをレンダリングした点群画像を、編集可能な3D見取り図として表示デバイスに表示する表示制御手段と、
前記3D見取り図のうち、前記建物内部の壁に対応し、当該3D見取り図を構成する壁オブジェクトの壁厚を変更する壁厚変更手段と、を備えており、
前記3D見取り図における前記壁オブジェクトには、初期値の壁厚が予め設定されており、
前記表示制御手段は、前記3D見取り図に基づいて平面図形式の見取り図を生成し、かつ、当該平面図形式の見取り図を前記表示デバイスに表示可能に構成され、
前記壁厚変更手段によって変更された前記3D見取り図における前記壁オブジェクトの壁厚は、前記平面図形式の見取り図を構成する壁オブジェクトの壁厚に反映されるように設定されていることを特徴とするリフォーム支援装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載のリフォーム支援装置において、
前記3D見取り図は、複数の前記壁オブジェクトによって構成されており、
前記壁厚変更手段は、前記複数の壁オブジェクトのうち任意の一つ以上の壁オブジェクトの壁厚を変更可能に構成されていることを特徴とするリフォーム支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載のリフォーム支援装置において、
前記建物内部には、仕切壁によって仕切られた状態で隣り合う複数の部屋が設けられ、
前記仕切壁は、前記複数の部屋のうち一方の部屋に面する第一壁面と、前記複数の部屋のうち他方の部屋に面する第二壁面と、を有しており、
前記3D見取り図は、前記第一壁面に対応する一方の壁オブジェクトと、前記第二壁面に対応し、前記一方の壁オブジェクトとの間に隙間を空けて配置された他方の壁オブジェクトと、を有しており、
前記3D見取り図のうち、前記一方の壁オブジェクトを前記第一壁面とし、前記他方の壁オブジェクトを前記第二壁面とし、前記一方の壁オブジェクトと前記他方の壁オブジェクトの間の前記隙間を前記仕切壁と認識して、当該仕切壁に対応する仕切壁オブジェクトを作成する壁統合手段を更に備えていることを特徴とするリフォーム支援装置。
【請求項4】
請求項3に記載のリフォーム支援装置において、
前記壁厚変更手段によって壁厚が変更可能な前記壁オブジェクトに、前記仕切壁オブジェクトが含まれていることを特徴とするリフォーム支援装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のリフォーム支援装置において、
前記平面図形式の見取り図に対して建築図面記号データを割り付ける記号割り付け手段を更に備えており、
前記建築図面記号データは、ベクター画像によって構成されていることを特徴とするリフォーム支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リフォーム支援装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレット端末等の持ち運び可能な情報端末に搭載されたカメラとLiDAR(Light Detection And Ranging)スキャナーを使用して、住宅等を始めとする建物における部屋の3D見取り図を作成する技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。すなわち、このような技術によれば、カメラによって撮影された部屋の壁や窓、開口部、ドア、家具などといったオブジェクトを検出し、3Dモデルとしてレンダリングすることができる。また、作成された3D見取り図には、各オブジェクトの寸法や家具の種類などの主な特徴を含めることができる。
このような3D見取り図は、実際の部屋をスキャンして作成されたものであるため、例えば部屋のリフォームを行いたい場合に、3D見取り図を使用しながらリフォームのプランを練ることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「Room Planの概要 - 拡張現実」の紹介サイト,アップル インコーポレイテッド,[オンライン],[2023年4月19日検索],インターネット<https://developer.apple.com/jp/augmented-reality/roomplan/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、部屋のリフォーム工事を行うにあたって、いわゆる間取り図と呼ばれる平面図が必要となる場合がある。しかし、住宅の所有者が必ずしも平面図を持っているとは限らないため、従来は、建築士や設計士がおおよその平面図を作成していた。ところが、人の手で平面図を作成するとなると、当然、手間やコストがかかる。そのため、平面図を自動で作成することで手間やコストを低減したいという要望があった。
そこで、従来のような、実際の部屋をスキャンして作成される3D見取り図を利用して平面図を作成することが考えられる。しかしながら、部屋のスキャンは壁の平面を検出することで行われるため、この3D見取り図には、壁厚についての定義付けが何らされておらず、3D見取り図から平面図を正確に、かつ自動的に作成することは困難であった。特に、隣接する部屋同士は、各々が壁厚についての定義付けが為されていないため、これら隣接する部屋同士を仕切る壁を含む平面図を正確に、かつ自動的に作成することは困難であった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、3D見取り図に壁厚についての定義付けを行い、3D見取り図から平面図形式の見取り図を正確に、かつ自動的に作成できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、例えば図1,図2,図7,図8,図20,図21等に示すように、リフォーム支援装置1であって、
撮像装置6によって撮像された建物内部の映像と、三次元形状計測器7によって計測された前記建物内部における複数の計測対象点の三次元的な座標値からなる点群データと、から生成された前記建物内部を表す三次元点群データをレンダリングした点群画像を、編集可能な3D見取り図として表示デバイス4に表示する表示制御手段(コンピューター2、表示制御プログラム8b)と、
前記3D見取り図のうち、前記建物内部の壁11~18に対応し、当該3D見取り図を構成する壁オブジェクト111~118の壁厚を変更する壁厚変更手段(コンピューター2、壁厚変更プログラム8c)と、を備えており、
前記3D見取り図における前記壁オブジェクト111~118には、初期値の壁厚が予め設定されており、
前記表示制御手段は、前記3D見取り図に基づいて平面図形式の見取り図を生成し、かつ、当該平面図形式の見取り図を前記表示デバイス4に表示可能に構成され、
前記壁厚変更手段によって変更された前記3D見取り図における前記壁オブジェクト111~118の壁厚は、前記平面図形式の見取り図を構成する壁オブジェクト111~118の壁厚に反映されるように設定されていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、3D見取り図における壁オブジェクト111~118には、初期値の壁厚が予め設定されているので、3D見取り図は、壁厚についての定義付けが為されている状態となる。また、壁厚変更手段によって変更された3D見取り図における壁オブジェクト111~118の壁厚は、3D見取り図に基づいて生成された平面図形式の見取り図を構成する壁オブジェクト111~118の壁厚に反映されるように設定されているので、平面図形式の見取り図を生成してから壁厚の変更を別途行う必要がなく、3D見取り図上で壁厚の変更を済ませることができる。そして、このように3D見取り図における壁オブジェクト111~118には、壁厚の定義付けとして、壁厚の初期値設定と、壁厚変更を平面図形式の見取り図にも反映する設定が為されているので、3D見取り図から平面図形式の見取り図を正確に、かつ自動的に作成できる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば図7,図8等に示すように、請求項1に記載のリフォーム支援装置1において、
前記3D見取り図は、複数の前記壁オブジェクト111~118によって構成されており、
前記壁厚変更手段は、前記複数の壁オブジェクト111~118のうち任意の一つ以上の壁オブジェクト111~118の壁厚を変更可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、壁厚変更手段は、3D見取り図を構成する複数の壁オブジェクト111~118のうち任意の一つ以上の壁オブジェクト111~118の壁厚を変更可能に構成されているので、建物内部の壁における壁厚にばらつきがある場合にも確実に対応できるとともに、複数の壁オブジェクトを一括で変更したい場合にも対応ができ、利便性が高い。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば図20,図21等に示すように、請求項1に記載のリフォーム支援装置1において、
前記建物内部には、仕切壁によって仕切られた状態で隣り合う複数の部屋R1(10),R2,R3が設けられ、
前記仕切壁は、前記複数の部屋R1,R2,R3のうち一方の部屋に面する第一壁面と、前記複数の部屋R1,R2,R3のうち他方の部屋に面する第二壁面と、を有しており、
前記3D見取り図は、前記第一壁面に対応する一方の壁オブジェクトと、前記第二壁面に対応し、前記一方の壁オブジェクトとの間に隙間331,332を空けて配置された他方の壁オブジェクトと、を有しており、
前記3D見取り図のうち、前記一方の壁オブジェクトを前記第一壁面とし、前記他方の壁オブジェクトを前記第二壁面とし、前記一方の壁オブジェクトと前記他方の壁オブジェクトの間の前記隙間331,332を前記仕切壁と認識して、当該仕切壁に対応する仕切壁オブジェクト341,342を作成する壁統合手段(コンピューター2、壁統合プログラム8g)を更に備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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