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公開番号2025005600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105827
出願日2023-06-28
発明の名称ウェットティシュー及びウェットティシュー用基布の製造方法
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人
主分類A47K 7/00 20060101AFI20250109BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】薬液を含浸したウェット状態での使用の際に、保液性に優れ、かつ、エンボス加工が施されていなくても、液状汚れの拭き取り性に特に優れたウェットティシュー及びウェットティシュー用基布の製造方法を提供する。
【解決手段】少なくともセルロース由来の繊維を含む不織布シートに、薬液が含浸されたウェットティシューであり、ウェットティシューをMD方向に5%伸ばす際に必要な応力が0.75MPa以上4.00MPa以下であり、CD方向に5%伸ばす際に必要な応力が0.08MPa以上0.90MPa以下であることを特徴とする、ウェットティシュー及びウェットティシュー用基布の製造方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくともセルロース由来の繊維を含む不織布シートに、薬液が含浸されたウェットティシューであり、
ウェットティシューをMD方向に5%伸ばす際に必要な応力が0.75MPa以上4.00MPa以下であり、CD方向に5%伸ばす際に必要な応力が0.08MPa以上0.90MPa以下であることを特徴とする、ウェットティシュー。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記不織布シートに含まれるセルロース繊維はパルプ繊維であり、
前記不織布シートは、前記パルプ繊維の含有量が70重量%以上90重量%以下であるパルプ含有複合型不織布であり、
前記パルプ含有複合不織布は、スパンボンド不織布とパルプ繊維ウェブとを水流交絡して得た複合不織布を原反とすることを特徴とする、請求項1記載のウェットティシュー。
【請求項3】
前記薬液が含浸されていない絶乾状態における前記不織布シートの単位重量当たりの吸水量は4.0g/g以上8.0g/g以下であり、
前記不織布シートに対する前記薬液の含浸倍率が150%以上320%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のウェットティシュー。
【請求項4】
前記薬液が含浸されていない絶乾状態における前記不織布シートの坪量が36g/m

以上110g/m

以下であることを特徴とする、請求項1に記載のウェットティシュー。
【請求項5】
請求項2に記載のウェットティシューの原反として用いるウェットティシュー用基布の製造方法であって、
前記パルプ繊維ウェブを形成する方式がエアレイド方式であり、
前記スパンボンド不織布と前記パルプ繊維ウェブとを水流交絡処理する水流交絡工程を少なくも含むこと特徴とする、ウェットティシュー用基布の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不織布シートを用いたウェットティシュー及びウェットティシュー用基布の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
手指を含む身体を拭いたり、水や汚れを拭き取ったりするための製品として、紙や不織布に薬液を含浸したウェットティシューがよく知られている。
【0003】
しかし、近年はパルプ繊維と合成繊維を積層又は混載した、いわゆる複合型不織布のウェットティシューも販売されている。
【0004】
ウェットティシューに用いられる複合型不織布の特徴として、保液性、作業性の良さ(丸まりにくさ)、吸水性、液状汚れの拭き取り性等が挙げられる。
【0005】
また、複合型不織布の製造方法として、水性、油性の液体の吸液性に富むパルプ繊維と強度に優れる合成繊維を使ったスパンボンド不織布を水流交絡し、強度と吸液性を両立させたシートを製造する技術がある。
このとき、パルプ繊維ウェブは一般的な湿式抄紙法、又は乾式エアレイドにて供給することができる。また、湿式抄紙で抄造したシートとしても供給することができる。
【0006】
そのようなウェットティシューの先行技術文献として、例えば、特許文献1には、スパンボンド不織布とパルプ繊維ウェブとを水流交絡して得た複合不織布を原反としているウェットティシューにおいて、パルプ繊維ウェブは坪量15g/m

以上、かつ、スパンボンド不織布は坪量8g/m

以上であって、スパンボンド不織布/パルプ繊維ウェブの質量構成比が10/90~50/50(wt%)であり、スパンボンド不織布を構成している樹脂繊維の繊維径は0.6~5.6デシテックスであり、スパンボンド不織布は繊維流れ方向に対して直角な横方向に0.5Nの負荷を作用させたときの横方向における伸び率が5%以下に形成してあり、更に、JISで規定されている湿潤テーバ試験で20回以上の耐摩耗性を備えていることを特徴とするウェットティシューが開示されている。また、スパンボンド不織布上にパルプ繊維ウェブが積層されている形態である複合不織布の、パルプ繊維ウェブ側にエンボス処理が施されていることを特徴とする旨も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-048680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のウェットティシューは、液状汚れを拭き取る際に完全に拭き取り切れずに残ってしまうことが多く、液状汚れを単に拭き取るだけでなく、残さないようにきれいに拭き取ることができるウェットティシューが望まれている。
【0009】
特許文献1のような従来のウェットティシューは、シートにエンボス加工を施すことで液状汚れの拭き取り性を向上させている。しかし、材質面やコスト面でエンボス加工を施さない方が望ましい場合もあるが、そのようなエンボス等がないウェットティシューは、液状汚れの拭き取り性に劣るものであった。
また、ウェットティシューの吸水性を向上させることにより、液状汚れの拭き取り性を向上させることはできるが、今度は薬液が蒸発しやすくなったり、シートから流出してしまいやすくなったりして、保液性に劣ることが問題であった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、薬液を含浸したウェット状態での使用の際に、保液性に優れ、かつ、エンボス加工が施されていなくても、液状汚れの拭き取り性に特に優れたウェットティシュー及びウェットティシュー用基布の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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