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公開番号
2025005381
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2024065500
出願日
2024-04-15
発明の名称
トイレットロール
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
主分類
A47K
10/16 20060101AFI20250108BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】一時性湿潤紙力剤を含有するため温水洗浄便座での使用に適しており、破れにくく、滑らかさ、エンボスの美粧性及びボリューム感に優れ、かつ、ロールが適度な巻長と巻径を有しており、ロールの柔らかさも良好であるトイレットロールを提供する。
【解決手段】2プライのトイレットペーパーを、ロール状に巻き取ったトイレットロールであって、ロールの巻柔らかさが0.5mm以上4.8mm以下、巻直径が120mm以上150mm以下であり、トイレットペーパーは一時性湿潤紙力剤を含有し、1プライの坪量が16g/m
2
以上26g/m
2
以下、剥離強度の平均が0.09N/76mm以上0.32N/76mm以下であり、ロール表面側とロール裏面側のTS750の比率が0.8以上1.7以下であり、エンボスは、ロール表面側のプライに付与されており、ライン状の第一エンボスを含む、トイレットロールを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンボスが付与されたシートを水及び/又はグルーで接着処理して2プライに積層したトイレットペーパーを、ロール状に巻き取ったトイレットロールであって、
ロールの巻柔らかさが0.5mm以上4.8mm以下、巻直径が120mm以上150mm以下であり、
前記トイレットペーパーは一時性湿潤紙力剤を含有し、1プライの坪量が16g/m
2
以上26g/m
2
以下であり、
ティシューソフトネス測定装置TSAにより、試料台に設置した前記トイレットペーパーのサンプルに対し、ブレード付きロータを100mNの押し込み圧力として上から押し込んだ後に回転数2.0(/sec)で回転させ、前記試料台の振動を振動センサで測定したとき、前記TSA上のソフトウェアにて自動的に取得した、低周波数側からの最初のスペクトルの極大ピークの強度(TS750)において、ロール表面側のTS750(a)が15dBV
2
rms以上50dBV
2
rms以下、ロール裏面側のTS750(b)が15dBV
2
rms以上85dBV
2
rms以下、比率(TS750(b)/TS750(a))が0.8以上1.7以下であり、
前記エンボスは、少なくともロール表面側のプライに付与されており、かつ、ライン状の第一エンボスを含み、
前記シートに前記エンボスを施すためのエンボスロールにおける、前記第一エンボスを施す部分の面積率が2%以上20%以下であることを特徴とする、トイレットロール。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記ロール表面側のプライにおける、前記第一エンボスの深さが0.07mm以上0.45mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項3】
前記エンボスは、更にドット状の第二エンボスを含み、
前記ロール表面側のプライにおける、前記第二エンボスの深さが0.05mm以上0.24mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項4】
ロールの巻長が33m以上57m以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項5】
ロールのロール密度が0.10g/cm
3
以上0.20g/cm
3
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項6】
前記トイレットペーパーのJIS P 4501に規定される、ほぐれやすさ試験の結果が25秒以上100秒以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項7】
前記一時性湿潤紙力剤の含有率が0.005%以上0.2%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項8】
前記エンボスが、積層前に前記ロール表面側のプライ及びロール裏面側のプライにそれぞれ付与されるダブルエンボスであり、
前記ロール裏面側のプライにおける、前記エンボスの1cm
2
当たりの個数は25個以上95個以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項9】
前記エンボスが、積層前に前記ロール表面側のプライ及び前記ロール裏面側のプライにそれぞれ付与されるダブルエンボスであり、
前記ロール裏面側のプライにおける、前記エンボスの深さは0.03mm以上0.35mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
【請求項10】
ロールの巻密度が0.48m/cm
2
以上1.0m/cm
2
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンボスが付与された2プライのトイレットペーパーを巻き取ったトイレットロールに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
市販品のトイレットロールは長尺化が進んでいるが、高級品はそれに加えて品質が求められる。
【0003】
高級品では特に、良好な触感及び美粧性と、温水洗浄便座での使用時における破れにくさが求められる。また、ロールの柔らかさを保ちつつ、巻直径を大きくすることで、より高級感が感じられるトイレットロールとなる。
【0004】
温水洗浄便座での使用時に破れにくいトイレットペーパーとするには、抄紙工程において一時性湿潤紙力剤を配合することで、温水洗浄便座での使用時にもトイレットペーパー(シート)が破れにくくなる。
【0005】
温水洗浄便座での使用に適したトイレットペーパーの先行技術文献として、例えば、特許文献1には、2プライのトイレットペーパーであって、18g/m
2
以上23g/m
2
以下の1プライ当たりの坪量と、5.0以上6.5以下の比容積と、4プライでの90gf/25mm以上130gf/25mm以下の縦方向の湿潤引張り強度と、を有し、1ロールの巻長が30m以上であり、JIS P 8113に規定される縦方向の乾燥引張り強度をDMDT、横方向の乾燥引張り強度をDCDTで表したとき、2プライにおけるDMDT/DCDT=2.0以上3.5以下であることを特徴とするトイレットペーパーが開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、一方の面が凸部となり、対応する反対面が凹部となる凹凸を複数有する1プライのトイレットペーパーをロール状に巻き取ったトイレットロールであって、巻長が105~210m、巻直径が100~140mm、ロール幅114mm当たりのコアを含まないロール質量が225~485g、ロール幅114mm当たりのコアの質量が3.2~6.0g、コアの外径が25~48mm、ロールの巻密度が0.17~0.35g/cm
3
であるトイレットロールが開示されている。また、凹凸がエンボスである旨も記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2015-126771号公報
特開2018-000728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、トイレットペーパーにおいて、エンボスの美粧性を高めるには、エンボスをしっかり設ける(エンボス深さを大きくする)必要があるが、エンボスを深くすると、シングルエンボスの場合、触感の表裏差が大きくなってしまう。
【0009】
一方、ダブルエンボスは、嵩が出やすくなるが、特許文献2の図2のようなパターンでは、嵩高になりすぎてしまう場合がある。また、ドット状のエンボスのためエンボス部の周辺の角部が尖りやすく、ダブルエンボスであっても、触感の表裏差が大きくなってしまう場合がある。
【0010】
もちろん、エンボスを薄くすると触感の表裏差は小さくなるが、代わりにエンボスの美粧性が劣ってしまう。その状態でエンボスの美粧性を高めるために、グルーを用いてプライを接着させると、今度はグルーの影響で紙が固くなってしまう。また、一時性湿潤紙力剤を含有したシートは固く感じられ、通常のトイレットペーパーより触感がさらに劣る。
(【0011】以降は省略されています)
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