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公開番号2025004800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104629
出願日2023-06-27
発明の名称水素キャリアの貯蔵容器及び副生成物の貯蔵容器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類F17C 1/00 20060101AFI20250108BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】水素キャリアや副生成物を貯蔵する貯蔵容器1を上下方向に重ねたり、左右方向や前後方向に敷き詰めたりするように保管しても、貯蔵容器1内の圧力の上昇を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】一対の平面部16は、貯蔵容器1の外壁面のうち、貯蔵容器1の設置状態における上下方向、左右方向及び前後方向のうちの少なくとも何れかの方向に関して両側に設けられている。凹部15は、一対の平面部16の少なくとも何れかの平面部16の一部に形成され、平面部16の他の部分16aよりも内側に凹むように、且つ、平面部16に沿った方向に関して少なくとも一部が平面部16の外側と連通するように形成されている。逃し弁11は、凹部15内に設けられ、水素キャリアを貯蔵するための貯蔵部14の内部の圧力が所定値を超えると自動的に開いて、貯蔵部14の内部の気体を外部に逃す。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水素キャリアを貯蔵可能な水素キャリアの貯蔵容器であって、
水素キャリアを貯蔵するための貯蔵部と、
前記貯蔵容器の外壁面のうち、前記貯蔵容器の設置状態における上下方向、左右方向及び前後方向のうちの少なくとも何れかの方向に関して両側に設けられた一対の平面部と、
前記一対の平面部の少なくとも何れかの平面部の一部に形成された凹部であって、該平面部の他の部分よりも内側に凹むように、且つ、該平面部に沿った方向に関して少なくとも一部が前記平面部の外側と連通するように形成された凹部と、
前記凹部内に設けられ、前記貯蔵部の内部の圧力が所定値を超えると自動的に開いて、前記貯蔵部の内部の気体を外部に逃す逃し弁と、を備えた
ことを特徴とする水素キャリアの貯蔵容器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記凹部は、前記一対の平面部にそれぞれ形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項3】
前記一対の平面部は、前記貯蔵容器の外壁面のうち、前記貯蔵容器の設置状態における上下方向、左右方向及び前後方向のうちの少なくとも2方向にそれぞれ設けられ、
前記凹部は、複数の前記平面部のうち、少なくとも2つの平面部にそれぞれ形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項4】
前記逃し弁は、複数の前記凹部内にそれぞれ設けられている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項5】
前記一対の平面部は、前記貯蔵容器の外壁面のうち、前記貯蔵容器の設置状態における上下方向及び左右方向にそれぞれ設けられ、
前記凹部は、全ての前記平面部のそれぞれに形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項6】
前記逃し弁は、全ての前記凹部内にそれぞれ設けられている
ことを特徴とする請求項5に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項7】
前記貯蔵部の内部と外部とを連通し、水素キャリアを前記貯蔵部に注入又は前記貯蔵部から排出するための開口部を更に備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項8】
前記凹部は、第1凹部であり、
前記第1凹部が形成された前記平面部は、第1平面部であり、
前記貯蔵容器の外壁面のうち、前記第1平面部とは異なる位置に設けられた第2平面部と、
前記第2平面部の一部に、他の部分よりも内側に凹むように形成された第2凹部と、を備え、
前記開口部は、前記第2凹部内に設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項9】
前記平面部に設けられた嵌合部であって、前記貯蔵容器が他の前記貯蔵容器と前記平面部同士が対向するように設置された状態で、他の前記貯蔵容器に設けられた前記嵌合部と嵌合可能な嵌合部を更に備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
【請求項10】
前記嵌合部は、前記平面部から突出した突出部と、前記突出部から前記平面部と略平行な方向に折れ曲がった折れ曲がり部と、を有する
ことを特徴とする請求項9に記載の水素キャリアの貯蔵容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水素キャリアや副生成物を貯蔵するための水素キャリアの貯蔵容器及び副生成物の貯蔵容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ガスを貯蔵する貯蔵容器として、上面及び下面が平らであり、上下に積み重ねが可能な構成が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/026872号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、水素キャリアと水を含む液体とを反応させることで水素を発生する装置が従来から知られている。また、この際、水素と共に副生成物が生成されることも従来から知られている。このような水素キャリアや副生成物を貯蔵容器に貯蔵した場合、貯蔵されている環境によって、貯蔵容器内で水素などの気体が発生する虞がある。この場合、貯蔵容器内の圧力が高まり、貯蔵容器が破裂してしまう虞があるため、貯蔵容器の内部の気体を外部に逃す逃し弁を設けることが考えられる。
【0005】
しかしながら、貯蔵容器を上下方向に重ねたり、左右方向や前後方向に敷き詰めたりするように保管した場合、逃し弁が塞がれて、貯蔵容器の内部から気体が十分に排出されず、貯蔵容器内の圧力が上昇してしまう虞がある。
【0006】
本発明は、水素キャリアや副生成物を貯蔵する貯蔵容器を上下方向に重ねたり、左右方向や前後方向に敷き詰めたりするように保管しても、貯蔵容器内の圧力の上昇を抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の水素キャリアの貯蔵容器は、水素キャリアを貯蔵可能な水素キャリアの貯蔵容器であって、水素キャリアを貯蔵するための貯蔵部と、前記貯蔵容器の外壁面のうち、前記貯蔵容器の設置状態における上下方向、左右方向及び前後方向のうちの少なくとも何れかの方向に関して両側に設けられた一対の平面部と、前記一対の平面部の少なくとも何れかの平面部の一部に形成された凹部であって、該平面部の他の部分よりも内側に凹むように、且つ、該平面部に沿った方向に関して少なくとも一部が前記平面部の外側と連通するように形成された凹部と、前記凹部内に設けられ、前記貯蔵部の内部の圧力が所定値を超えると自動的に開いて、前記貯蔵部の内部の気体を外部に逃す逃し弁と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の副生成物の貯蔵容器は、水素キャリアと水を含む液体とを反応させた際に水素と共に生成される副生成物を貯蔵可能な副生成物の貯蔵容器であって、副生成物を貯蔵するための貯蔵部と、前記貯蔵容器の外壁面のうち、前記貯蔵容器の設置状態における上下方向、左右方向及び前後方向のうちの少なくとも何れかの方向に関して両側に設けられた一対の平面部と、前記一対の平面部の少なくとも何れかの平面部の一部に形成された凹部であって、該平面部の他の部分よりも内側に凹むように、且つ、該平面部に沿った方向に関して少なくとも一部が前記平面部の外側と連通するように形成された凹部と、前記凹部内に設けられ、前記貯蔵部の内部の圧力が所定値を超えると自動的に開いて、前記貯蔵部の内部の気体を外部に逃す逃し弁と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、水素キャリアや副生成物を貯蔵する貯蔵容器を上下方向に重ねたり、左右方向や前後方向に敷き詰めたりするように保管しても、貯蔵容器内の圧力の上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る水素発生システムの概略構成図。
第1の実施形態に係る貯蔵容器の概略構成断面図。
第1の実施形態に係る貯蔵容器の概略構成斜視図。
第1の実施形態に係る貯蔵容器の保管状態の一例を示す概略構成断面図。
第1の実施形態に係る貯蔵容器の保管状態の一例を示す概略構成斜視図。
(a)第1の実施形態の別例に係る貯蔵容器を嵌合させる状態を示す概略構成断面図、(b)同じく貯蔵容器が嵌合した状態を示す概略構成断面図。
第2の実施形態に係る水素発生システムの概略構成図。
第2の実施形態に係る貯蔵容器の概略構成断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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