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公開番号2025004763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2024100636
出願日2024-06-21
発明の名称飛行体および乗り物用シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B64U 20/70 20230101AFI20250107BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】貨物を搭載するための十分な空間を形成することができる飛行体を提供する。
【解決手段】飛行体50は、搭乗者が着座可能な複数の乗り物用シート51が搭載されたキャビン510を有する飛行体本体500と、推進力を発生する推進装置520と、を備える。乗り物用シート51は、搭乗者を輸送する人輸送モードに対応した着座姿勢と、貨物を輸送する貨物輸送モードに対応した格納姿勢と、に姿勢変更可能となるように飛行体本体500の底部507に回動可能に支持される。着座姿勢では、乗り物用シート51はキャビンのフロア515の上面に立設され、格納姿勢では、フロア515の下方に格納される。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
搭乗者が着座可能な複数の乗り物用シートが搭載されたキャビンを有する飛行体本体と、
推進力を発生する推進装置と、を備え、
前記乗り物用シートは、搭乗者を輸送する第1モードに対応した第1姿勢と、貨物を輸送する第2モードに対応した第2姿勢と、に姿勢変更可能となるように前記飛行体本体の底部に回動可能に支持され、
前記第1姿勢では、前記乗り物用シートは前記キャビンのフロアの上面に立設され、前記第2姿勢では、前記乗り物用シートは前記フロアの下方に格納されることを特徴とする飛行体。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の飛行体において、
前記底部は、前記第2姿勢の前記乗り物用シートを格納するように凹凸状に構成されることを特徴とする飛行体。
【請求項3】
請求項1に記載の飛行体において、
前記推進装置を前記飛行体本体から上下方向に移動可能に支持する支持部をさらに備え、
前記支持部は、前記飛行体本体の底面よりも下方である所定位置まで前記推進装置を移動可能に支持することを特徴とする飛行体。
【請求項4】
請求項3に記載の飛行体において、
前記支持部を駆動するアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御する制御部と、をさらに備え、
前記所定位置は、第1所定位置であり、
前記推進装置は、回転部と、前記推進装置が前記第1所定位置に位置するとき前記回転部よりも下方に突出する非回転部と、を有し、
前記制御部は、前記飛行体の飛行時に前記推進装置を前記第1所定位置よりも上方である第2所定位置に移動し、前記飛行体の着陸時に前記推進装置を前記第1所定位置に移動するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする飛行体。
【請求項5】
請求項3に記載の飛行体において、
前記飛行体の落下を検出する落下検出部と、
前記支持部を駆動するアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御する制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記落下検出部により前記飛行体の落下が検出されると、前記推進装置を前記所定位置に移動するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする飛行体。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の飛行体において、
前記推進装置は、略水平方向に延在する軸線を中心に回転するシュナイダープロペラにより構成されることを特徴とする飛行体。
【請求項7】
請求項1に記載の飛行体に搭載される乗り物用シートであって、
シートクッションと、シートバックと、を備え、
前記シートクッションおよび前記シートバックの少なくとも一方は、
乗員が着座する着座面を有する表面部と、
前記着座面の反対側の背面部と、
前記表面部と前記背面部とが内部空間を介して対向するように前記表面部および前記背面部の縁部を支持する支持部と、を有し、
前記表面部は、前記着座面を構成するメッシュ状の表面部材を有し、
前記背面部は、前記内部空間と前記背面部の外側の空間とを連通または連通を遮断するように動作する可動部材を有することを特徴とする乗り物用シート。
【請求項8】
請求項7に記載の乗り物用シートにおいて、
前記背面部は、前記可動部材を前記内部空間と前記外側の空間とを連通する第1位置から、前記内部空間と前記外側の空間との連通を遮断する第2位置に移動する駆動部をさらに有し、
前記駆動部は、前記内部空間に面して配置され、発熱しながら前記可動部材を前記第2位置に移動する発熱体であることを特徴とする乗り物用シート。
【請求項9】
請求項8に記載の乗り物用シートにおいて、
前記発熱体は、発熱に伴い伸張または縮退する伸縮部材により構成されることを特徴とする乗り物用シート。
【請求項10】
請求項8に記載の乗り物用シートにおいて、
前記外側の空間の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部の検出値に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記温度検出部により検出された温度が所定値以下になると、発熱しながら前記可動部材を前記第2位置に移動するように前記駆動部を制御することを特徴とする乗り物用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飛行体および乗り物用シートに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、飛行体の内部を、乗客が搭乗する空間から貨物が搭載される空間に変更するように構成された飛行体が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、航空機に設置された多数列の乗り物用シートがレールに沿って前方に移動可能に設けられ、多数列の乗り物用シートを前方に移動させることにより、貨物の搭載空間が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-279433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載のように複数列のシートを前方に移動させるのでは、飛行体の内部のシートによって占められる空間は依然として大きく、飛行体の内部に貨物を搭載するための十分な空間を形成することが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である飛行体は、搭乗者が着座可能な複数の乗り物用シートが搭載されたキャビンを有する飛行体本体と、推進力を発生する推進装置と、を備える。乗り物用シートは、搭乗者を輸送する第1モードに対応した第1姿勢と、貨物を輸送する第2モードに対応した第2姿勢と、に姿勢変更可能となるように飛行体本体の底部に回動可能に支持され、第1姿勢では、乗り物用シートはキャビンのフロアの上面に立設され、第2姿勢では、乗り物用シートはフロアの下方に格納される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、飛行体の内部に貨物を搭載するための十分な空間を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る飛行体の要部構成であり、人輸送モードの構成を概略的に示す平面図。
本発明の実施形態に係る飛行体の要部構成であり、人輸送モードの構成を概略的に示す側面図。
図1Aの回動フレームの先端部の要部構成を概略的に示す拡大図。
本発明の実施形態に係る飛行体の要部構成であり、飛行体の飛行姿勢を示す正面図。
本発明の実施形態に係る飛行体の要部構成であり、飛行体の着陸姿勢を示す正面図。
本発明の実施形態に係る飛行体の要部構成であり、貨物輸送モードの構成を概略的に示す平面図。
本発明の実施形態に係る飛行体の要部構成であり、貨物輸送モードの構成を概略的に示す側面図。
本発明の実施形態に係る飛行体の飛行を管理する管理システムの概略構成を示す図。
図5の管理システムに含まれる飛行体制御装置の要部構成を示すブロック図。
本発明の実施形態に係る飛行体の動作の一例を模式的に示す図。
本発明の実施形態に係る飛行体の動作の他の例を模式的に示す図。
本発明の実施形態に係る乗り物用シートの概略構成を示す正面図。
図8のIX-IX線に沿った断面図。
図9の前板の正面図。
図10AのA-A線に沿った断面図。
図9の後板の正面図。
図11AのA-A線に沿った断面図。
図8の乗り物用シートを構成する線状部材の非加熱の状態における、シートバックの後面部の正面図。
図12AのA-A線に沿った断面図。
図8の乗り物用シートを構成する線状部材の加熱状態における、シートバックの後面部の正面図。
図13AのA-A線に沿った断面図。
図9のECUで実行される処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1A~図7Bを参照して、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る飛行体は、通信ユニットを介して外部から指令を受けて、操縦者が搭乗することなく無人で飛行することができる。この飛行体は、人を輸送する人輸送モードと、貨物を輸送する貨物輸送モードとに、その内部空間をモード変更可能に構成される。人輸送モードによって輸送される人、すなわち搭乗者には、運賃を支払って搭乗する乗客と、運賃を支払わずに搭乗する乗員とが含まれる。以下では、便宜上、人輸送モードで、乗客を輸送することを想定する。
【0009】
図1Aは、本発明の実施形態に係る飛行体50の構成を概略的に示す平面図であり、図1Bは、側面図である。以下では、図示のように互いに直交する3軸方向を、飛行体50の前後方向(長さ方向)、左右方向(幅方向)および上下方向(高さ方向)と定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。高さ方向は重力方向に相当する。図1A,1Bは、人輸送モードで飛行中である飛行体50の態様を示す。
【0010】
図1A,1Bに示すように、飛行体50は、キャビン510を構成する飛行体本体500と、飛行体本体500の周囲に設けられた複数の推進装置520とを有する。飛行体本体500は、底面501と、上面502と、前面503と、後面504と、左右一対の側面505とを有し、これらの面501~505の内側に略直方体形状のキャビン510が形成される。前面503、後面504、側面505は、一部または全部を透明なガラスによって構成することができる。図示は省略するが、側面505には、飛行体本体500に乗客が搭乗するための開閉可能なドアが設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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