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公開番号2024110021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014320
出願日2023-02-02
発明の名称移動体
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類B64D 11/00 20060101AFI20240807BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】快適な客室を備えた移動体を提供する。
【解決手段】本開示に係る移動体は、客室28が備えられる移動体であって、客室は第1側壁部24と第2側壁部26とによって画定され、第1側壁部には乗客が客室に出入りし得る乗降口20が形成され、第1側壁部24と第2側壁部26との間に延在する中心線LAと第2側壁部との間に前向きで配される第1の座席38と、中心線と第2側壁部との間、且つ第1の座席の後方に後向きで配される第2の座席40とを備え、第1の座席の少なくとも一部と第2の座席の少なくとも一部とが側面視において乗降口とオーバラップする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
客室が備えられる移動体であって、
前記客室は、前後方向に延在する前記移動体の中心線に対して一方側に位置する第1側壁部と、前記中心線に対して他方側に位置する第2側壁部とによって画定され、
前記第1側壁部には、乗客が前記客室に出入りし得る乗降口が形成され、
前記中心線と前記第2側壁部との間に位置するとともに、前向きで配される第1の座席と、
前記中心線と前記第2側壁部との間、且つ前記第1の座席の後方に位置するとともに、後向きで配される第2の座席と、
を備え、
前記第1の座席の少なくとも一部と前記第2の座席の少なくとも一部とが側面視において前記乗降口とオーバラップする、移動体。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
請求項1に記載の移動体であって、
前記中心線と前記第1側壁部との間、且つ前記乗降口の前側に配される第3の座席と、
前記中心線と前記第1側壁部との間、且つ前記乗降口の後側に配される第4の座席と、
をさらに備え、
前記第3の座席は上面視において斜め後方を向いているとともに、前記第4の座席は前記上面視において斜め前方を向いている、移動体。
【請求項3】
請求項2に記載の移動体であって、
前記第3の座席と前記第4の座席とのうちの一方は、上面視において前記第1側壁部の方に傾いており、
前記第3の座席と前記第4の座席とのうちの他方は、上面視において前記第2側壁部の方に傾いている、移動体。
【請求項4】
請求項2に記載の移動体であって、
前記第1の座席と前記第3の座席との間と、前記第2の座席と前記第4の座席との間との少なくとも一方に配されるパーテーションをさらに備える、移動体。
【請求項5】
請求項1に記載の移動体であって、
前記客室は、前記中心線に沿った通路を有し、
前記客室の前方に配されるとともに、連絡口を介して前記客室と連通した操縦室をさらに備え、
前記前後方向と直交する幅方向における前記通路の位置と、前記幅方向における前記連絡口の位置とが異なっている、移動体。
【請求項6】
請求項1に記載の移動体であって、
前記第1の座席に着座する乗客に用いられる第1のテーブルと、前記第2の座席に着座する乗客に用いられる第2のテーブルとのうちの少なくとも一方が前記第2側壁部に取り付けられている、移動体。
【請求項7】
請求項2に記載の移動体であって、
前記乗降口に設けられる乗降口扉をさらに備え、
前記第3の座席に着座する乗客に用いられる第3のテーブルと、前記第4の座席に着座する乗客に用いられる第4のテーブルとのうちの少なくとも一方が取り出し可能に前記乗降口扉に収容されている、移動体。
【請求項8】
請求項1に記載の移動体であって、
前記移動体は航空機である、移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
乗客を乗せて移動するeVTOL(electronic Vertical Take-Off and Landing aircraft)等の移動体が知られている。特許文献1には、eVTOLの内装が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11136105号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
より好適な移動体が待望されている。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、客室が備えられる移動体であって、前記客室は、前後方向に延在する前記移動体の中心線に対して一方側に位置する第1側壁部と、前記中心線に対して他方側に位置する第2側壁部とによって画定され、前記第1側壁部には、乗客が前記客室に出入りし得る乗降口が形成され、前記中心線と前記第2側壁部との間に位置するとともに、前向きで配される第1の座席と、前記中心線と前記第2側壁部との間、且つ前記第1の座席の後方に位置するとともに、後向きで配される第2の座席と、を備え、前記第1の座席の少なくとも一部と前記第2の座席の少なくとも一部とが側面視において前記乗降口とオーバラップする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より好適な移動体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る移動体の斜視図である。
図2は、客室と操縦室とを俯瞰する上面図である。
図3は、客室に備えられている遮蔽装置を示す図である。
図4は、客室に備えられている遮蔽装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
特許文献1に係るeVTOLには、複数の客席が備えられている。これら複数の客席は密集している。この場合には、複数の乗客が互いに目を合わせやすい。その結果、複数の乗客が互いに視線を感じてしまい、十分にリラックスできない可能性がある。
【0010】
上述した問題を踏まえ、一実施形態について以下に記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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