TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025004736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2024003761
出願日2024-01-15
発明の名称プリはんだバンプの保護オーバーコーティング
出願人ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G11B 5/60 20060101AFI20250107BHJP(情報記憶)
要約【課題】ハードディスクドライブンにおいて、、サスペンション電気パッド用のプリはんだバンプの保護オーバーコーティングを提供する。
【解決手段】ハードディスクドライブフレクシャアセンブリは、金属基板501の上の絶縁ベース層502と、前記ベース層の上の第1の導電層503と、第1の導電層の上にあり、それぞれが第2の導電層を含む複数の電気パッド504と、各パッド上に配置されたはんだ材料からなる予め形成されたバンプ505と、各プリはんだバンプの少なくとも一部の上の導電性カバー層と、を含む。導電性カバー層、例えば金により、各プリはんだバンプからのはんだ材料は、フレクシャの電気チェック中にプローブに転移することが抑制され、はんだ材料が酸化することが抑制され、はんだスプラッシュが抑制される。これらの技術は、狭くて高密度で、ピッチの小さい電気パッドに特に関連している。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項1】
フレクシャを含むサスペンションアセンブリを含むハードディスクドライブ(HDD)であって、前記フレクシャは、
金属基板と、
前記基板の少なくとも一部の上の絶縁ベース層と、
前記ベース層の少なくとも一部の上の第1の導電層と、
前記第1の導電層の上にある、それぞれが第2の導電層を含む複数の電気パッドと、
各電気パッドの少なくとも一部の上に予め配置された、はんだ材料からなる予め形成されたバンプと、
はんだ材料からなる各予め形成されたバンプの少なくとも一部の上の導電性カバー層と、
を含む、HDD。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
各導電性カバー層は、金を含む、請求項1に記載のHDD。
【請求項3】
各導電性カバー層は、はんだ材料からなる各予め形成されたバンプの全体の上に配置され、それと接触している、請求項1に記載のHDD。
【請求項4】
各導電性カバー層は、前記はんだ材料からなる予め形成されたバンプによって覆われていない各電気パッドの少なくとも一部の上に配置され、それと接触している、請求項1に記載のHDD。
【請求項5】
各電気パッドの前記第2の導電層は、ニッケルを含む、請求項1に記載のHDD。
【請求項6】
各電気パッドの前記第2の導電層は、ニッケルを含み、
各導電性カバー層は、各第2の導電層の一部のみの上に配置され、それと接触している、
請求項1に記載のHDD。
【請求項7】
前記第2の導電層と前記はんだ材料からなる予め形成されたバンプとの間にある第3の導電層をさらに含む、
請求項1に記載のHDD。
【請求項8】
前記第3の導電層は、金を含む、請求項7に記載のHDD。
【請求項9】
各導電性カバー層は、はんだ材料からなる各予め形成されたバンプの全体と、前記はんだ材料からなる予め形成されたバンプによって覆われていない各第3の導電層の少なくとも一部との上に配置され、それらと接触している、請求項8に記載のHDD。
【請求項10】
スピンドルに回転可能に搭載されたディスク媒体と、
前記ディスク媒体との間で読み取りおよび書き込みを行うように構成された読み取り/書き込みトランスデューサを収容するヘッドスライダであって、前記ヘッドスライダは、前記サスペンションアセンブリに搭載され、プリはんだバンプのはんだ材料を介して前記フレクシャの前記複数の電気パッドに電気的に接続される、前記ヘッドスライダと、
前記ヘッドスライダを移動させて前記ディスク媒体の一部にアクセスするための手段と、
をさらに含む、請求項1に記載のHDD。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、一般に、ハードディスクドライブに関し、特に、サスペンション電気パッド用のプリはんだバンプの保護オーバーコーティングへのアプローチに関し得る。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(HDD)は、保護エンクロージャ内に収容され、磁気表面を有する1つ以上の円形ディスクにデジタル符号化されたデータを記憶する不揮発性記憶装置である。HDDが動作しているとき、各磁気記録ディスクはスピンドルシステムによって高速に回転される。データは、アクチュエータによってディスクの特定の位置上に配置されたスライダに収容された読み取り/書き込みヘッド(または「トランスデューサ」)を使用して、磁気記録ディスクから読み取られ、磁気記録ディスクに書き込まれる。読み取り/書き込みヘッドは、磁場を利用して、磁気記録ディスクの表面にデータを書き込み、磁気記録ディスクの表面からデータを読み取る。書き込みヘッドは、そのコイルを通って流れる電流によって磁場を生成することで動作する。電気パルスは、正の電流と負の電流の異なるパターンで、書き込みヘッドに送信される。書き込みヘッドのコイルにおける電流は、ヘッドと磁気記録ディスクとの間のギャップにわたって局所的な磁場を生成し、当該磁場がそして記録媒体上の小さな領域を磁化する。
【0003】
記録媒体にデータを書き込むために、または記録媒体からデータを読み取るために、ヘッドは、コントローラから命令を受信する必要がある。したがって、ヘッドは、データを読み取る/書き込む命令を受信するだけでなく、読み取られたおよび書き込まれたデータに関する情報をコントローラに送り返すこともできるように、何らかの方式でコントローラに電気的に接続される。典型的には、サスペンションに搭載されたフレキシブルプリント回路(FPC)は、読み取り/書き込みヘッドからHDD内の他の電子素子に信号を電気的に伝送するために使用される。一端では、FPCサスペンションアセンブリとヘッドは、典型的には、ヘッドスライダではんだによって電気的に接続される。従来、これらの構成要素をはんだによって接続するために、サスペンション電気パッドとスライダ電気パッドとの間のはんだボールは、はんだボンドジェット(SBJ)手順でレーザを使用することなどにより加熱される。
【0004】
このセクションで説明され得るアプローチはいずれも、追求できるアプローチであるが、必ずしも以前に考案または追求されたアプローチとは限らない。したがって、別段の指示がない限り、このセクションに記載されるアプローチは、いずれも単にこのセクションに含まれるという理由だけで従来技術として認定されると想定すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0005】
実施形態は、限定ではなく、例として添付の図面の図に示されており、同様の参照番号は同様の素子を指す。
一実施形態による、ハードディスクドライブ(HDD)を示す平面図である。
一実施形態による、HDDサスペンションアセンブリを示す分解図である。
一実施形態による、HDDヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す上面図である。
一実施形態による、図2BのHGAを示す側面図である。
図3Aは、一実施形態による、プリはんだ付けされたフレクシャを示す斜視図である。図3Bは、一実施形態による、図3Aにおけるプリはんだ付けされたフレクシャに取り付けられたスライダを示す斜視図である。図3Cは、一実施形態による、図3Aにおけるプリはんだ付けされたフレクシャと電気的に接続されたスライダを示す斜視図である。
一実施形態による、ハードディスクドライブ用のフレクシャアセンブリを製造する方法を示す流れ図である。
第1の実施形態による、プリはんだバンプの上での導電性カバー層の形成を示す図である。
第2の実施形態による、プリはんだバンプの上での導電性カバー層の形成を示す図である。
第3の実施形態による、プリはんだバンプの上での導電性カバー層の形成を示す図である。
第4の実施形態による、プリはんだバンプの上での導電性カバー層の形成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
一般に、ハードディスクドライブのフレクシャなどのための保護的に覆われたプリはんだバンプを形成するアプローチが説明されている。以下の説明では、解釈の目的で、本明細書に記載される本発明の実施形態の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、本明細書に記載される本発明の実施形態は、これらの具体的な詳細がなくても実施できることは明らかであろう。他の例では、本明細書に記載される本発明の実施形態を不必要に不明瞭にすることを避けるために、周知の構造および装置をブロック図の形式で示すことがある。
【0007】
はじめに
用語
本明細書における「一実施形態」、「一つの実施形態」などへの言及は、説明される特定の特性、構造、または特徴が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することを意図している。しかしながら、そのような語句の例は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すわけではない。
【0008】
「実質的に」という用語は、大部分またはほぼ構造、構成、寸法などが定められているが、実際には、製造公差などにより、構造、構成、寸法などが常にまたは必ずしも述べられているように正確ではない状況をもたらす可能性がある特性を説明するように理解されるであろう。例えば、構造を「実質的に垂直」として記載すると、側壁がすべての実際的な目的で垂直であるが、全体で正確に90度ではない可能性があるように、その用語にその明白な意味が割り当てられる。
【0009】
「最適」、「最適化」、「最小」、「最小化」、「最大」、「最大化」などの用語には、それらに関連付けられた特定の値を有し得ないが、そのような用語が本明細書で使用される場合、その意図は、当業者が、そのような用語が、本開示の全体と一致する有益な方向に値、パラメータ、メトリックなどに影響を与えることを含むように理解するであろうということである。例えば、何かの値を「最小」として記載する場合、その値が実際に何かの理論的最小値(例えば、ゼロ)に等しい必要がないが、対応する目標が、その値を理論的最小値に向かって有益な方向に移動させることであるという実用的な意味で理解されるべきである。
【0010】
コンテキスト
サスペンションに搭載されたフレキシブルプリント回路(FPC)は、典型的には、読み取り/書き込みヘッドからハードディスクドライブ(HDD)内の他の電子素子に信号を電気的に伝送するために使用され、FPCサスペンションアセンブリおよびヘッドは、それぞれの構成要素上の電気パッドを介してヘッドスライダではんだによって電気的に接続されることに想到されたい。図2Aは、一実施形態による、HDDサスペンションアセンブリを示す分解図である。サスペンション200は、オプションの圧電(PZT)ミリアクチュエータ205が結合されたロードビーム204に結合されたベースプレート202と、オプションの圧電(PZT)マイクロアクチュエータ207が結合されたフレクシャ206とを含む。フレクシャ206を構成するものとして示されるか、またはフレクシャ206に結合されたものとして示されるのは、例えば、カバーPI層によって少なくとも部分的に覆われた導電層(例えば、銅)によって少なくとも部分的に覆われたベースポリイミド(PI)ポリマー層を有する積層構造を含む一体型リード206aである。図2Bは、一実施形態による、HDDヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す上面図である。ここで示される例示的なHGA210は、一体型リード206aを有し、ヘッドスライダ212が電気的に結合された(例えば、はんだ付けされた213)フレクシャ206の一部を含む。HGA210は、サスペンション200のベースプレート202側における近位端に対向する、サスペンション200の遠位端またはその遠位端の近くに配置される。図2Cは、一実施形態による、図2BのHGA210を示す側面図であり、ロードビーム204に結合され、かつフレクシャ206に取り付けられたスライダ212に結合されたフレクシャ206を示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ローム株式会社
RAM
1か月前
ローム株式会社
RAM
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
6日前
株式会社ワイ・イー・シー
記憶装置の接続装置
1か月前
ローム株式会社
不揮発性メモリ装置
7日前
日本発條株式会社
ヘッド駆動装置
1か月前
日本発條株式会社
ヘッド駆動装置
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
21日前
キオクシア株式会社
メモリシステム
6日前
キオクシア株式会社
記憶装置
6日前
株式会社デンソー
NANDストレージデバイス
20日前
ミネベアミツミ株式会社
ハードディスク駆動装置
1か月前
キオクシア株式会社
半導体装置及びカウント方法
今日
株式会社ミツトヨ
メモリモジュールおよび形状測定機
22日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
27日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置、及び、データ消去方法
6日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
27日前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
27日前
サンディスク テクノロジーズ インコーポレイテッド
プログラマブル抵抗メモリセルの読み出しのための電流源
1か月前
サンディスク テクノロジーズ インコーポレイテッド
不均一消去を伴う不揮発性メモリのためのアボート動作検出
7日前
サンディスク テクノロジーズ インコーポレイテッド
抵抗ランダムアクセスメモリの二段階読取りのための装置及び方法
1か月前
日本発條株式会社
テープドライブ装置と、テープドライブ装置のヘッド部の状態を検出する方法
1か月前
ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド
磁気記憶装置用のランプ支持体
1か月前
ニデック株式会社
ベースプレート、スピンドルモータ、ディスク駆動装置及びベースプレートの製造方法
1か月前
ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド
プリはんだバンプの保護オーバーコーティング
今日
株式会社東芝
磁気ディスク装置、磁気ディスク装置の制御方法及びプログラム
1か月前
株式会社東芝
磁気ディスク装置、磁気ディスク装置の制御方法及びプログラム
27日前
マグネコンプ コーポレーション
ハードディスクドライブ装置のヘッドジンバルアセンブリ
6日前
ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド
温度管理のためのフレキシブルプリント回路の銅オーバーレイ
1か月前
株式会社神戸製鋼所
磁気ディスク用アルミニウム合金板、磁気ディスク用アルミニウム合金ブランク、及び磁気ディスク用アルミニウム合金サブストレート
今日
国立大学法人東京科学大学
スピン軌道トルク層とハイブリッドした非局在スピンバルブ読み取りセンサ
1日前
国立大学法人東京科学大学
トポロジカル絶縁体材料による局所的および非局所的スピン軌道トルク(SOT)書き込みヘッド
1日前
HOYA株式会社
磁気記録媒体基板用ガラス、磁気記録媒体基板、磁気記録媒体、磁気記録再生装置用ガラススペーサおよび磁気記録再生装置
22日前
HOYA株式会社
磁気記録媒体基板用ガラス、磁気記録媒体基板、磁気記録媒体、磁気記録再生装置用ガラススペーサおよび磁気記録再生装置
1か月前
スズキ株式会社
自動車用ディスプレイ
20日前
シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド
深層学習人工ニューラルネットワークにおけるアナログニューラルメモリ用のデコーダ
22日前
続きを見る