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公開番号2024178186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2024146132,2023049721
出願日2024-08-28,2019-01-24
発明の名称深層学習人工ニューラルネットワークにおけるアナログニューラルメモリ用のデコーダ
出願人シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド,SILICON STORAGE TECHNOLOGY, INC.
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類G11C 16/08 20060101AFI20241217BHJP(情報記憶)
要約【課題】人工ニューラルネットワークにおけるベクトルマトリクス乗算(VMM)アレイに使用するワード線ドライバ、ビット線デコーダ回路、電流電圧回路及びアナログニューロモーフィックメモリシステムを提供する。
【解決手段】VMMアレイにおいて、ワード線ドライバ2000は、複数の選択トランジスタ2002を有し、その各々は、第1の端子と、第2の端子と、ゲートと、を備え、各々のゲートは、共通の制御線2001に結合され、各々の第1の端子は、異なるワード線WL0~WL3、・・・に結合され、各々の第2の端子は、それぞれ1つ以上のバイアストランジスタ2003、2004に結合される。複数の選択トランジスタの各々に結合されたバイアストランジスタは、単一の選択トランジスタ又は選択トランジスタの全てにバイアス電圧を提供する。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
ベクトルマトリクス乗算アレイに結合されたビット線デコーダ回路であって、前記ベクトルマトリクス乗算アレイは、行及び列に編成された不揮発性メモリセルのアレイを備え、各列はビット線に接続され、前記ビット線デコーダ回路は、
プログラム及び検証動作中に個々のビット線を有効にするための第1の回路と、
読み出し動作中に全てのビット線を有効にするための第2の回路と、を備える、ビット線デコーダ回路。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記第2の回路は、各ビット線に結合された、選択トランジスタと活性化関数回路と、を備える、請求項1に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項3】
各選択トランジスタのゲートは、同じ制御線に結合される、請求項2に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項4】
プログラム及び検証動作中、又は読み出し動作中に、負バイアスを各非選択メモリセルのワード線に与える、請求項1に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項5】
前記不揮発性メモリセルの各々は、スプリットゲートフラッシュメモリセルである、請求項1に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項6】
前記不揮発性メモリセルの各々は、積層ゲートフラッシュメモリセルである、請求項1に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項7】
前記不揮発性メモリセルの各々は、サブ閾値領域で動作するように構成される、請求項1に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項8】
前記不揮発性メモリセルの各々は、線形領域で動作するように構成される、請求項1に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項9】
プログラム及び検証動作中、又は読み出し動作中に、負バイアスを各非選択ビット線デコーダのゲートに与える、請求項1に記載のビット線デコーダ回路。
【請求項10】
ベクトルマトリクス乗算アレイに結合されたビット線デコーダ回路であって、前記ベクトルマトリクス乗算アレイは、行及び列に編成された不揮発性メモリセルのアレイを備え、各列はビット線に接続され、前記ビット線デコーダ回路は、
多重化回路であって、第1のモードで、前記多重化回路は、プログラム及び検証動作中に個々のビット線を有効にし、第2のモードで、前記多重化回路は、読み出し動作中に全てのビット線を有効にする、多重化回路、を備える、ビット線デコーダ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本出願は、2018年3月14日出願の「Decoders for Analog Neuromorphic Memory in Artificial Neural Network」と題された米国仮特許出願第62/642,884号、及び、2018年5月29日出願の「Decoders For Analog Neural Memory In Deep Learning Artificial Neural Network」と題された米国特許出願第15/991,890号に対する優先権を主張する。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
(発明の分野)
人工ニューラルネットワークにおけるベクトルマトリクス乗算(VMM)アレイと共に使用するためのデコーダの多数の実施形態が開示される。
【背景技術】
【0003】
人工ニューラルネットワークは、多数の入力に依存することができ、概ね未知である機能を推定する又は近似するために使用される生物学的ニューラルネットワーク(動物の中枢神経系、特に脳)を真似ている。人工ニューラルネットワークは、概して、メッセージを交換する相互接続した「ニューロン」の層を含む。
【0004】
図1は、人工ニューラルネットワークを図示しており、ここで円は、入力又はニューロンの層を表す。接続(シナプスと呼ばれる)は、矢印によって表され、経験に基づいて調整され得る数値の重みを有する。これは、ニューラルネットワークが入力に適応できるようにし、学習できるようにする。典型的には、ニューラルネットワークは、複数の入力の層を含む。典型的には、1つ以上のニューロンの中間層、及びニューラルネットワークの出力を提供するニューロンの出力層が存在する。それぞれのレベルでニューロンは、シナプスから受信されたデータに基づいて個々に又は合わせて決定を行う。
【0005】
高性能情報処理用の人工ニューラルネットワークの開発における主要な課題の1つは、適切なハードウェア技術の欠如である。実際には、実用ニューラルネットワークは、非常に多数のシナプスに頼り、ニューロン間の高い接続性、すなわち、非常に高度な計算的並行処理を可能にする。原理的には、このような複雑性は、デジタルスーパーコンピュータ又は専門化したグラフィック処理ユニットクラスタによって実現され得る。しかしながら、高コストに加え、これらのアプローチはまた、主として低精度のアナログ計算を実施するのではるかに少ないエネルギーしか消費しない生物学的ネットワークに比べてあまり良くないエネルギー効率に悩まされている。CMOSアナログ回路は、人工ニューラルネットワークに使用されてきたが、ほとんどのCMOS実装シナプス(CMOS-implemented synapses)は、多数のニューロン及びシナプスを考えると嵩高すぎていた。
【0006】
出願人は以前に、参照により組み込まれる米国特許出願第15/594,439号において、シナプスとして1つ以上の不揮発性メモリアレイを利用する人工(アナログ)ニューラルネットワークを開示した。不揮発性メモリアレイは、アナログニューロモーフィックメモリとして動作する。ニューラルネットワークデバイスは、第1の複数の入力を受信するように、かつそれから第1の複数の出力を生成するように構成された第1の複数のシナプス、及び第1の複数の出力を受信するように構成された第1の複数のニューロンを含む。第1の複数のシナプスは、複数のメモリセルを含み、メモリセルのそれぞれは、半導体基板内に形成された、間にチャネル領域が延在している離間したソース領域及びドレイン領域と、チャネル領域の第1の部分の上方に配設され、チャネル領域の第1の部分から絶縁された浮遊ゲートと、チャネル領域の第2の部分の上方に配設され、チャネル領域の第2の部分から絶縁された非浮遊ゲートと、を含む。複数のメモリセルのそれぞれは、浮遊ゲートの多くの電子に対応する重み値を記憶するように構成される。複数のメモリセルは、第1の複数の入力に、記憶された重み値を乗じて第1の複数の出力を生成するように構成される。
【0007】
アナログニューロモーフィックメモリシステムに使用される各不揮発性メモリセルは、消去され、浮遊ゲート内に非常に特異的かつ正確な量の電荷を保持するようにプログラムされなければならない。例えば、各浮動ゲートはN個の異なる値のうちの1つを保持しなければならず、ここで、Nは、各セルによって示され得る異なる重みの数である。Nの例としては、16、32、及び64を含む。
【0008】
従来技術のデコード回路(ビット線デコーダ、ワード線デコーダ、制御ゲートデコーダ、ソース線デコーダ、及び消去ゲートデコーダなど)は、アナログニューロモーフィックメモリシステムにおけるVMMと共に使用するのに好適ではない。この理由の1つは、VMMシステムでは、プログラム及び検証動作の検証部分(読み出し動作である)が単一の選択メモリセルで動作する一方で、読み出し動作がアレイ内の全てのメモリセルで動作することである。
【0009】
必要とされるものは、アナログニューロモーフィックメモリシステムにおいてVMMと共に使用するのに好適な改良されたデコード回路である。
【発明の概要】
【0010】
人工ニューラルネットワークにおけるベクトルマトリクス乗算(VMM)アレイと共に使用するための多数の実施形態が開示される。
(【0011】以降は省略されています)

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