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公開番号
2025004703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104567
出願日
2023-06-26
発明の名称
荷物載せ台
出願人
ナンカイ滋賀株式会社
代理人
個人
主分類
B65D
19/40 20060101AFI20250107BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】脚部材がテーブル本体に折り畳み可能に設けられた荷物載せ台において、取付強度を確保し且つ取付構造を複雑化することなく、脚部材のテーブル本体への取付作業性を向上する。
【解決手段】脚部材3の上端に、キー部材31を挿通保持する貫通孔33を有するボックス部材31を設け、ボックス部材31の貫通孔33及び脚ホルダー2の保持穴5にキー部材32を挿通保持させた後にボックス部材31の内部でキー部材32に固定プレート34を固定し、この固定プレート34によってボックス部材31に対するキー部材32の前後方向の移動を規制する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
テーブル本体と、該テーブル本体の左右方向の側部に設けられた脚ホルダーと、前記脚ホルダーに取り付けられた脚部材とを備え、前記脚部材は、起立姿勢と、前記テーブル本体の下面に沿うように内側に折り畳まれた収納姿勢との間で姿勢変更可能に前記脚ホルダーに取り付けられ、前記脚部材は、前後方向に延び且つ断面形状が長尺状のキー部材を備え、前記脚ホルダーは、前記姿勢変更を許容するよう前記キー部材を案内保持する保持穴を有する、荷物載せ台において、
前記脚部材の上端には、前記キー部材を挿通保持する貫通孔を有するボックス部材が設けられており、前記キー部材は、前記ボックス部材の貫通孔及び前記脚ホルダーの保持穴に前記キー部材を挿通保持させた後に前記ボックス部材の内部で前記キー部材に固定される固定プレートによって、前記ボックス部材に対する前記キー部材の前後方向の移動が規制される、荷物載せ台。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の荷物載せ台において、
前記固定プレートの前後端面が前記ボックス部材の内側面に内側から当接し、これにより前記ボックス部材に対する前記キー部材の前後方向の移動が規制される、荷物載せ台。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の荷物載せ台において、
前記脚部材が起立姿勢にあるとき前記ボックス部材は左右方向に開口しており、前記固定プレートは左右方向の側方から前記ボックス部材内に嵌め込み可能である、荷物載せ台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラックやトレーラーの箱形荷台またはコンテナの内部を上下に仕切って、荷物収納空間を有効に利用することのできる荷物載せ台に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
本願出願人らは、この種の荷物載せ台を従前より開発し、特開2007-118998号公報(特許文献1)に開示している。
【0003】
この従来の荷物載せ台では、脚部材(3)は、上端部分の側面に、断面形状が長尺のキー部材(31)が固定されており、量産製品においては溶接によって固定されている。このキー部材(31)はその長径方向が脚部材(3)の長さ方向に沿うように形成されている。
【0004】
脚ホルダー(2)には円形の支持穴(21)が設けられており、この支持穴(21)内でキー部材(31)が回動できるように形成されている。更に、キー部材31がその長尺方向を垂直な姿勢に向けた時、即ち、脚部材3が垂直な起立姿勢になったときにキー部材(31)がスライド自在に係入するキー溝(22)が円形の支持穴(21)から上方に向けて連なって設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-118998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の荷物載せ台では、支持穴(21)が円形状であったため、正常な起立姿勢よりも外側に脚部材(3)が回動してしまったり、収納姿勢の位置が定まらず収納姿勢で固定するためのフック環(7)の設置が困難となることがあった。
【0007】
また、脚部材(3)をテーブル本体(1)に取り付けるには、脚部材(3)に溶接固定したキー部材(31)に、テーブル本体(1)への取付前の脚ホルダー(2)を嵌め込み、その状態を保持しながら脚ホルダー(2)をテーブル本体(1)にボルト等によって固定する必要があったが、かかる作業が非常に煩雑であるとともに作業員一人では作業が困難であり、更なる省力化の要望が大きい流通業から改善が要望されていた。
【0008】
また、顧客要望に応じて、脚部材(3)を起立姿勢で固定するためのエビカン(ロック装置)を脚部材に取り付け、脚部材(3)が起立姿勢のときにエビカンの係止環を脚ホルダー(2)に設けたフックに係止させ、これによって脚部材を起立姿勢でロックするよう設計し販売することもあった。この場合、脚部材が収納姿勢のときにエビカンがフリーな状態であると各種作業の邪魔となることがあるため、収納姿勢においてもエビカンの係止環を脚ホルダーに設けたフックに仮止めしておくようにしていた。しかし、脚部材が収納姿勢のとき、荷物載せ台全体が足元に存在しており、脚部材を起立させるためには作業員がしゃがんで最初にエビカンの仮止めを外す必要があり、煩雑であった。
【0009】
本発明は、これらの従来製品の課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る荷物載せ台は、テーブル本体と、該テーブル本体の左右方向の側部に設けられた脚ホルダーと、前記脚ホルダーに取り付けられた脚部材とを備え、前記脚部材は、起立姿勢と、前記テーブル本体の下面に沿うように内側に折り畳まれた収納姿勢との間で姿勢変更可能に前記脚ホルダーに取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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