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公開番号
2025004497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104218
出願日
2023-06-26
発明の名称
組成物
出願人
興和株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
36/25 20060101AFI20250107BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】エゾウコギ又はその抽出物を含有する液状又は半固形状の組成物であって、保存時における析出物の発生が抑制された組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)エゾウコギ又はその抽出物
(B)ステアリン酸ポリオキシル
(C)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
を含有する、液状又は半固形状の組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)エゾウコギ又はその抽出物
(B)ステアリン酸ポリオキシル
(C)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
を含有する、液状又は半固形状の組成物。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
成分(A)の含有量が原生薬換算量で0.01~2w/v%である請求項1記載の液状又は半固形状の組成物。
【請求項3】
成分(B)の含有量が0.0005~1w/v%である請求項1記載の液状又は半固形状の組成物。
【請求項4】
成分(C)の含有量が0.001~1w/v%である請求項1記載の液状又は半固形状の組成物。
【請求項5】
成分(A)に対する、成分(B)及び成分(C)の合計の質量比[{(B)+(C)}/(A)]が0.05~50である請求項1記載の液状又は半固形状の組成物。
【請求項6】
剤形が、経口液剤、シロップ剤及び経口ゼリー剤よりなる群から選ばれる剤形である、請求項1~5のいずれか1項記載の液状又は半固形状の組成物。
【請求項7】
次の成分(A):
(A)エゾウコギ又はその抽出物
を含有する液状又は半固形状の組成物に、次の成分(B)及び(C):
(B)ステアリン酸ポリオキシル
(C)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
を含有せしめる工程を含む、組成物中の前記成分(A)の安定化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状又は半固形状の組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
エゾウコギ(蝦夷五加)は、ロシア、中国(黒龍江流域)、日本(北海道東部)等を原産地とするウコギ科に属する落葉潅木である。エゾウコギは、抗疲労作用、抗うつ作用、免疫調節作用等の種々の薬理作用を有することが知られており、医薬品の生薬成分として広く利用されている。
【0003】
生薬中には種々の性質を有する成分が存在している。そのため生薬を含有する医薬品においてはその保存安定性が問題となり易い。そこで、従来、生薬を含有する医薬品の保存安定性の改善技術が検討され、例えば、甘草エキス等に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物を配合して経時的な難溶性沈澱や浮遊物の生成を抑えた内用生薬液剤(特許文献1)、ムイラプアマエキス等の生薬抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン系非イオン性界面活性剤及び油成分を配合して低pH及び低温下における沈殿等を防止した可溶化液体組成物(特許文献2)等が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平5-9408号公報
特開2002-128703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、エゾウコギ抽出物を液中で保存すると析出物を生じることを発見した。
従って、本発明の課題は、エゾウコギ又はその抽出物を含有する液状又は半固形状の組成物であって、保存時における析出物の発生が抑制された組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、エゾウコギ又はその抽出物に、ステアリン酸ポリオキシル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを含有させることで、驚くべきことに、保存時における析出物の発生が抑制されることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)エゾウコギ又はその抽出物
(B)ステアリン酸ポリオキシル
(C)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
を含有する、液状又は半固形状の組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、析出を生じ難く、保存安定性に優れたエゾウコギ又はその抽出物を含有する液状又は半固形状の組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本明細書において、「w/v%」は質量対容積百分率を意味し、具体的には、100mLの組成物当りに含まれる各成分の質量(g)を意味する。
【0010】
<成分(A)>
本発明の組成物は、成分(A)としてエゾウコギ又はその抽出物を含有する。
本発明において、「エゾウコギ」(蝦夷五加:Eleutherococcus senticosus)は、ウコギ科(Araliaceae)の植物で、特に制限されず、エゾウコギを構成する全て又は一部(例えば、根、根茎、幹、樹皮、枝、葉、花、果実、果皮、果穂、種子、種皮等)を利用できる。本発明においては、エゾウコギの根、根茎を用いるのが好ましい。エゾウコギは必要に応じてその形態を調節することができる。
「エゾウコギの抽出物」は、エゾウコギに何らかの抽出処理を施したものである。なお、「エゾウコギの抽出物」には、抽出処理に加えて、加熱、乾燥、粉砕等の加工処理を施したものも包含される。具体的には、エゾウコギを必要に応じて適当な大きさとした後に、適当な抽出溶媒を加えて浸出した液や、当該浸出液を濃縮した液(軟エキス、チンキ等)、さらにこれらを乾燥させたもの(乾燥エキス等)等も本発明の「エゾウコギの抽出物」に包含される。
本発明において、エゾウコギ又はその抽出物としては、エゾウコギ乾燥エキスが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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