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公開番号2025003690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024189509,2023100408
出願日2024-10-29,2017-09-27
発明の名称グラフ表示制御方法、グラフ表示システム、及びグラフ表示プログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人
主分類G06T 11/20 20060101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】グラフ描画の操作性を向上させる。
【解決手段】サーバー20は、通信機器10の第1の式付箋31aへの第1の数式の入力と第1のグラフ付箋32aの座標範囲とに基づいて第1のプロット点の座標を計算し、第2の式付箋31bへの第2の数式の入力と第2のグラフ付箋32bの座標範囲とに基づいて第2のプロット点の座標を計算する。通信機器10は、第1のグラフ付箋32aに第1のプロット点の座標に基づくグラフを描画し、第2のグラフ付箋32bに第2のプロット点の座標に基づくグラフを描画する。第1及び第2のプロット点の座標は、それぞれ、第1及び第2の数式と関連付けて通信機器10の記憶部13に記憶される。2つのグラフ付箋32a,32bのドラッグ・アンド・ドロップ操作により、1つのグラフ付箋に上記2つのグラフが描画される。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
入力された第1の数式に対応する第1の座標範囲が設定された第1の座標と、入力された第2の数式に対応する第2の座標範囲が設定された第2の座標とを、表示部の表示画面に表示させ、
前記表示部の前記表示画面に前記第1の座標が表示された第1のエリアの少なくとも一部を、前記第2の座標が表示された第2のエリアへ重ねるユーザー操作を受け付け、
前記ユーザー操作を受け付けたことに応じて、前記表示部の前記表示画面に、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とに基づいて決定される統合用座標範囲が設定された統合座標を表示させるとともに、前記表示部の前記表示画面に表示された前記統合座標に前記第1の数式を表す第1のグラフ及び前記第2の数式を表す第2のグラフを描画する、制御部
を具備する、クライアント装置。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
前記第1の数式と前記第2の数式とのうち何れか一方を統合対象数式とし他方を被統合対象数式としたときに、
前記制御部は、
前記ユーザー操作を受け付けたことに応じて、前記表示部の前記表示画面に、前記統合対象数式を表すグラフとともに、前記被統合対象数式を表すグラフを、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とのうち前記統合対象数式と関連付けられた座標範囲である前記統合用座標範囲により特定される1つの座標範囲と前記被統合対象数式とを用いて算出されたプロット点に基づいて描画する、請求項1に記載のクライアント装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記ユーザー操作を受け付けた際、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とが一致していない場合、
前記表示部の前記表示画面に、前記統合対象数式を表すグラフとともに、前記被統合対象数式を表すグラフを、前記1つの座標範囲と前記被統合対象数式とを用いて算出された第3のプロット点に基づいて描画する、請求項2に記載のクライアント装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ユーザー操作を受け付けた際、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とが一致している場合、
前記被統合対象数式と関連付けられた座標範囲と前記被統合対象数式とを用いて算出されて記憶部に記憶されているプロット点を前記記憶部から読み出し、
前記表示部の前記表示画面に、前記統合対象数式を表すグラフとともに、前記被統合対象数式を表すグラフを、前記記憶部から読み出した前記プロット点に基づいて描画する、請求項2又は3に記載のクライアント装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1の座標範囲及び前記第2の座標範囲とは異なる別の座標範囲を前記1つの座標範囲として設定し、
前記1つの座標範囲が設定された1つの座標に、前記統合対象数式を表すグラフを、前記1つの座標範囲と前記統合対象数式とを用いて算出されたプロット点に基づいて描画するとともに、前記被統合対象数式を表すグラフを、前記1つの座標範囲と前記被統合対象数式とを用いて算出されたプロット点に基づいて描画する、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のクライアント装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記ユーザー操作を受け付ける前に、
前記第1の数式と、前記第1の座標範囲と、前記第1の座標範囲及び前記第1の数式を用いて算出された第1のプロット点とを関連付けて記憶部へ記憶させ、
前記第2の数式と、前記第2の座標範囲と、前記第2の座標範囲及び前記第2の数式を用いて算出された第2のプロット点とを関連付けて記憶部へ記憶させる、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクライアント装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第1の数式、前記第2の数式、前記第1の座標範囲、前記第2の座標範囲、及び、前記1つの座標範囲をサーバー装置へ送信し、
前記第1の数式と前記第1の座標範囲とに基づいて前記サーバー装置で算出された第1のプロット点と、前記第2の数式と前記第2の座標範囲とに基づいて前記サーバー装置で算出された第2のプロット点と、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とが異なる場合に前記第1の数式又は前記第2の数式のいずれかと前記1つの座標範囲とに基づいて前記サーバー装置で算出された第3のプロット点とを、前記サーバー装置から受信し、
前記サーバー装置から受信した前記第1のプロット点を前記第1の数式及び前記第1の座標範囲と関連付けて記憶部へ記憶させ、前記サーバー装置から受信した前記第2のプロット点を前記第2の数式及び前記第2の座標範囲と関連付けて記憶部へ記憶させ、且つ、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とが異なる場合に前記サーバー装置から受信した前記第3のプロット点を前記第1の数式又は前記第2の数式のいずれかと前記1つの座標範囲とに関連付けて記憶部へ記憶させる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のクライアント装置。
【請求項8】
第1の数式と、当該第1の数式に対応する第1の座標範囲と、第2の数式、当該第2の数式に対応する第2の座標範囲とを、クライアント装置から受信し、
前記第1の数式と前記第1の座標範囲とに基づいて第1のプロット点を算出し、
前記第1の数式と前記第1の座標範囲と前記第1のプロット点とを関連付けて記憶部に記憶させ、
前記第2の数式と前記第2の座標範囲とに基づいて第2のプロット点を算出し、
前記第2の数式と前記第2の座標範囲と前記第2のプロット点とを関連付けて記憶部に記憶させ、
前記第1のプロット点及び前記第2のプロット点を前記クライアント装置へ送信し、
前記第1の座標範囲が設定された第1の座標が表示された第1のエリアの少なくとも一部を前記第2の座標範囲が設定された第2の座標が表示された第2のエリアへ重ねるユーザー操作を前記クライアント装置が受け付けたことを受信し、
前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とが一致していない場合に、前記第1の数式と前記第2の数式とのうち何れか一方を統合対象数式とし他方を被統合対象数式としたときに、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とのうち前記統合対象数式と関連付けられた座標範囲である統合用座標範囲により特定される1つの座標範囲と前記被統合対象数式とを用いて第3のプロット点を算出し、
前記第3のプロット点を前記クライアント装置へ送信する、制御部
を具備する、サーバー装置。
【請求項9】
入力された第1の数式に対応する第1の座標範囲が設定された第1の座標と、入力された第2の数式に対応する第2の座標範囲が設定された第2の座標とを、表示部の表示画面に表示させ、
前記表示部の前記表示画面に前記第1の座標が表示された第1のエリアと、前記第2の座標が表示された第2のエリアとを、合成する又は重ね合わせる指示を受け付け、
前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とが一致していない場合、前記表示部の前記表示画面において、前記第1のエリア及び前記第2のエリアのいずれか一方のエリアに、前記第1の数式及び前記第2の数式のいずれか一方の数式を表すグラフとともに、前記第1の数式及び前記第2の数式のいずれか他方の数式を表すグラフを、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とのうち前記一方の数式と関連付けられた座標範囲である統合用座標範囲により特定される1つの座標範囲と前記他方の数式とを用いて算出された第3のプロット点に基づいて描画する、制御部
を具備する、クライアント装置。
【請求項10】
コンピュータを、
入力された第1の数式に対応する第1の座標範囲が設定された第1の座標と、入力された第2の数式に対応する第2の座標範囲が設定された第2の座標とを、表示部の表示画面に表示させ、
前記表示部の前記表示画面に前記第1の座標が表示された第1のエリアの少なくとも一部を、前記第2の座標が表示された第2のエリアへ重ねるユーザー操作を受け付け、
前記ユーザー操作を受け付けたことに応じて、前記表示部の前記表示画面に、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とに基づいて決定される統合用座標範囲が設定された統合座標を表示させるとともに、前記表示部の前記表示画面に表示された前記統合座標に前記第1の数式を表す第1のグラフ及び前記第2の数式を表す第2のグラフを描画する、制御部
として機能させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クライアント装置、サーバー装置、及びグラフ描画プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ウェブブラウザ上で利用可能なグラフ描画アプリケーションが知られている。例えば、ウェブブラウザ上で動作するアプリケーションに関する非特許文献1によれば、ユーザーが式リストに入力した数式に基づいて演算が行われ、演算の結果に基づくグラフが描画される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Desmos,desmos ユーザーガイド,堀川由人 訳[online],[平成29年9月27日検索]、インターネット<URL:https://desmos.s3.amazonaws.com/Desmos_User_Guide_JA.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クライアント装置のウェブブラウザ上で数式入力の受付から演算、グラフ描画まで行うウェブアプリケーションでは、演算アルゴリズムが公開される。これに対して、クライアント装置に入力された数式データがサーバー装置に送信されてサーバー装置で演算が行われ、クライアント装置では演算結果の提示のみを行うウェブアプリケーションでは、クライアント装置に対して演算アルゴリズムを隠蔽することが可能である。
【0005】
このようなウェブアプリケーションにおいて、グラフ描画の操作性を向上させることが望まれる。
【0006】
そこで、本発明は、グラフ描画に関する操作性の高いクライアント装置、サーバー装置、及びグラフ描画プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によるクライアント装置は、入力された第1の数式に対応する第1の座標範囲が設定された第1の座標と、入力された第2の数式に対応する第2の座標範囲が設定された第2の座標とを、表示部の表示画面に表示させ、前記表示部の前記表示画面に前記第1の座標が表示された第1のエリアの少なくとも一部を、前記第2の座標が表示された第2のエリアへ重ねるユーザー操作を受け付け、前記ユーザー操作を受け付けたことに応じて、前記表示部の前記表示画面に、前記第1の座標範囲と前記第2の座標範囲とに基づいて決定されるが設定された統合座標を表示させるとともに、前記表示部の前記表示画面に表示された前記統合座標に前記第1の数式を表す第1のグラフ及び前記第2の数式を表す第2のグラフを描画する、制御部を具備する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、グラフ描画に関する操作性の高いクライアント装置、サーバー装置、及びグラフ描画プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、システム全体の構成の一例を示す図である。
図2は、表示画面の一例を示す図である。
図3Aは、2つのグラフ付箋の描画プロセスの一例を示す図である。
図3Bは、グラフ付箋のグラフエリア変更時の描画プロセスの一例を示す図である。
図3Cは、2つのグラフ付箋の統合プロセスの一例を示す図である。
図4は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図5は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図6は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図7は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図8は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図9は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図10は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図11は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図12は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図13は、通信機器の表示画面の一例を示す図である。
図14は、2つの付箋を統合する動作のフローチャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるクライアント装置及びサーバー装置を含むシステム全体の構成の一例を示す図である。システム1は、通信機器10と、サーバー20とを含む。通信機器10は、インターネット等の通信ネットワークNを介してサーバー20と通信可能に接続される。通信機器10は、タブレット端末、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)などであってよい。
(【0011】以降は省略されています)

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