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公開番号2025002614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102914
出願日2023-06-23
発明の名称自動倉庫
出願人株式会社ニューネクスト
代理人
主分類B65G 1/14 20060101AFI20241226BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】既存の自動倉庫の地震対策が低コストで且つ既存の制御系とは独立した制御で取り付け可能な装置を提供する。
【解決手段】本発明は地震発生時にパレット上の物品が落下しないための落下防止柵を設け、落下防止柵の開閉機構とパレットの上下動を連動させることにより別途外部動力を必要としない落下防止機能を実現させるものである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
パレットに乗せられた物品を収納する収納部が上下方向に複数段と横方向に複数列に配置された物品収納棚と、前記収納棚の前面に設置された走行経路に沿って走行するスタッカークレーンを有する自動倉庫で、地震の際に物品収納棚にあるパレット上の物品が荷崩れを起こし、棚の外に落下しないような落下防止柵を設け、落下防止柵は収納棚上に位置するパレットの上下動によって開閉する機構を設けた自動倉庫。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記落下防止柵は自動倉庫の縦のフレームに落下防止柵を出し入れするための上下2本のアームでフレームに平行に取り付けられ、アームとフレーム、アームと落下防止柵はそれぞれ回転の自由度をもっていて、開放時は落下防止柵とアームの重量でアームが下方に回動し、落下防止柵がフレーム側に収納され、物品が載ったパレットが収納棚に収められたときにパレットの動きに連動してアームが水平近くになり、落下防止柵が出て物品の落下を防止できる機構を持った請求項1の自動倉庫。
【請求項3】
前記落下防止柵の開閉動作を満たすためパレット底面に接触するペダルを前記収納棚に設置し、パレットが無い場合や、パレットを収納棚に出し入れするときのパレットの高さではペダルは上方に位置し、パレットが収納棚に設置されるとペダルはパレットによって下方に押され、ワイヤー等で連結されている落下防止柵が閉じる機構を設けた請求項1及び請求項2記載の自動倉庫。
【請求項4】
前記設備において前記ペダルは回動シャフトで軸受けを介して物品棚底面に固定され、シャフトに対してペダルの反対側にワイヤーを引っ張るアームがペダルと一体化してシャフトに固定されて、ペダルが押し下げられるとアームが回動してアームの先端のワイヤーを介して落下防止柵を閉じる機構を設けた請求項3記載の自動倉庫
【請求項5】
前記ワイヤーは前記アームに直接取り付けられておらず、前記ワイヤーはロッドに取り付けられ、ロッドは前記アームと連結されているハウジング内にあり、ロッドはハウジング内をワイヤーの方向に移動可能でロッドとハウジングはコイルバネを介して連結されていて、ワイヤーに働く張力はコイルバネを通して伝達され、落下防止柵を閉じる機能を備えた請求項4記載の自動倉庫
【請求項6】
前記コイルバネはワイヤーのテンションに応じてコイルバネの長さが変わり、その長さが許容範囲を超えた場合に異常を通知する動作確認機能を備えた請求項5記載の自動倉庫
【請求項7】
前記コイルバネが縮む方向で前記ワイヤーのテンションが発生するように取り付けられ、コイルバネの長さを検知するために1つのリードスイッチを前記ハウジングに取り付け、前記ロッドには2つの永久磁石を落下防止柵の正常な開閉動作時のバネ長さの変化量よりもやや間隔を空けて取付け、落下防止柵などの自重から生じるワイヤーのテンションによるバネの縮み量が、落下防止柵が開放されている場合は長さL1、落下防止柵が閉じている場合は長さL2とし、実際のバネの縮み量Lが、 L2<L<L1であれば装置が正常に動作していることを示し、そうでない場合はロッドに取り付けたマグネットがリードスイッチを通過し、異常通知する機構を設けた請求項6の自動倉庫。
【請求項8】
前記コイルバネが伸びる方向で前記ワイヤーのテンションが発生するように取り付けられ、コイルバネの長さを検知するために1つのリードスイッチを前記ハウジングに取り付け、前記ロッドには2つの永久磁石を落下防止柵の正常な開閉動作時のバネ長さの変化量よりもやや間隔を空けて取付け、落下防止柵などの自重から生じるワイヤーのテンションによるバネの伸び量が、落下防止柵が開放されている場合は長さL1、落下防止柵が閉じている場合は長さL2とし、実際のバネの伸び量Lが、 L1<L<L2であれば装置が正常に動作していることを示し、そうでない場合はロッドに取り付けたマグネットがリードスイッチを通過し、異常通知する機構を設けた請求項6の自動倉庫。
【請求項9】
請求項7で前記コイルバネの長さを検知するために前記ハウジングに2つのリードスイッチを落下防止柵の正常な開閉動作時のバネ長さの変化量よりもやや間隔を空けて取付け、前記ロッドには2つのリードスイッチの中間に位置する場所に1つの永久磁石を取付け、前記L、L1、L2でL≦L2のときはペダルがパレットに押されても落下防止柵が正常に稼働しないことを示し、またL1≦Lのときはワイヤーにゆるみが生じて、落下防止柵が正常に開放に戻らないことを示す動作確認機能を持った請求項7の自動倉庫。
【請求項10】
請求項8で前記コイルバネの長さを検知するために前記ハウジングに2つのリードスイッチを落下防止柵の正常な開閉動作時のバネ長さの変化量よりもやや間隔を空けて取付け、前記ロッドには2つのリードスイッチの中間に位置する場所に1つの永久磁石を取付け、前記L、L1、L2でL2≦Lのときはペダルがパレットに押されても落下防止柵が正常に稼働しないことを示し、またL≦L1のときはワイヤーにゆるみが生じて、落下防止柵が正常に開放に戻らないことを示す動作確認機能を持った請求項8の自動倉庫。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動倉庫において、パレット上の物品が地震などで荷崩れを起こし落下することを防ぐための落下防止柵がパレットが収納棚に設置されたときに稼働する機構を有する自動倉庫である。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
規模の大きい自動倉庫では立体的に高く収納棚が配置されているため地震でパレット上の物品が落下すると自動倉庫全体が機能しなくなり、場合によっては復旧に数か月もかかることがある。これを防ぐ手段として倉庫の収納棚全体の除振や免震構造を取り入れている自動倉庫もあるが、規模、設備コスト大きくなり、また従来既存の自動倉庫ではあとからの除振、免震装置を取り入れることがほぼ不可能である。このため収納されているパレット上の物品が地震の揺れで荷崩れを起こし落下することを防ぐ手段が切望されている。また、地震の際に起こりやすい停電時でも機能する装置や、さらに既存の自動倉庫にもあとから設置できるものが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-29809号公報
特開平10-218180号公報
特開2003-300608号公報
実公平1-152906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の自動倉庫の地震対策は、倉庫の収納棚全体の除振や免震構造によってパレット上の物品の揺れを防ぎ、落下することを防ぐ方法がとられている。ただこの制震、免震装置を採用すると倉庫のコストが大きくなり、かつ、除振、免震のための装置がスペースファクターを悪くし、自動倉庫の機能を損ねることもある。
また先行例である特許文献ではいずれもパレットのみの落下防止対策であり、パレットに載っている物品単体の落下防止の機能は無かった。
【0005】
さらに、すでに存在している自動倉庫の大半は前記除振、免震の構造がとられていないためあとからの取り付となるがほとんどの場合は既存の収納棚が使えず、すべての収納棚を取り換える必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記事情に鑑みて考案されたものであって、その目的は現存する地震非対策の自動倉庫に地震対策を提供するものであり、また新たに建設される自動倉庫に対しても従来に比べて簡単に低コストで地震対策が出来ることを提供するものである。
【0007】
従来の自動倉庫に物品落下防止柵を設けようとすると落下防止柵の開閉駆動の駆動、機械伝達機構、これらを動かす電気回路、また制御するコントローラー、またパレットの位置検出センサーを新たに設置するなど大掛かりな設置が必要である。
【0008】
また自動倉庫本来の制御機構やコントローラーと連携しなければならないため、本来の制御プログラムに新たに手を加えなければならず、その開発期間、コストは非常に大きい。
【0009】
これらを鑑み本発明の骨子は外部動力を使用しない、現状のコントローや制御機能に手を加えない、パレットの位置制御は行わない、電気部品は使わない、などである。そのため本発明では落下防止柵の開閉の駆動力をパレットの上下動としてその上下動を落下防止柵の開閉に連動させた。パレットが収納棚に設置される手順として、パレットを載せたキャリッジ上のスライドフォークまたはスライドテーブル(以後スライドフォークと称する)が収納棚の設置高さに対して少し高い位置に停止し、スライドフォークが収納棚に挿入されていく。パレットが収納棚の設置場所の真上に来たら、キャリッジが下がり、パレットが収納棚の接地面に載り、さらにキャリッジが少し下がり、パレットの収納棚への設置が完了するとスライドフォークがキャリッジに収納される。通常スライドフォークが前後するときの高さはパレットが収納棚に設置されるときの高さより約10cm程度高く、この高さの差が落下防止柵の開閉の駆動力となる。
【0010】
パレットの上下動の駆動力はペダルをパレット接地面にセットし、パレットが設置されたらペダルが押される機構とし、ペダルの動きはワイヤーを使用して落下防止柵の開閉に伝達される。ワイヤーの動きでペダルの動きを落下防止柵の開閉に連動させる。
ワイヤーによる動力伝達は引っ張る方向のみなので、落下防止柵の開閉に使用する場合は、開いているときがワイヤーの緩む方向で、ワイヤーが引っ張られると落下防止柵が閉じる機構とする。そのためペダルが上方に戻る力は落下防止柵の開く方向に落下防止柵の自重がかかるようにする。自重が十分使えない場合は別途重りを取り付けたりバネなど使用してペダルが戻る力とする。
(【0011】以降は省略されています)

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