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公開番号2025002609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102905
出願日2023-06-23
発明の名称ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構、及び、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯方法
出願人住友金属鉱山株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 15/64 20060101AFI20241226BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】個々の状況毎に異なる搬送ベルトの蛇行や片寄りの傾向に応じて、ベルトコンベアを稼働させながら、より簡単に且つより柔軟に調芯処理を行えるようにすること。
【解決手段】調芯アイドラ11の回転軸12を軸承する回転軸受け13に接合されていて、回転軸12の軸心に平行な方向に沿ってベルトコンベア10のコンベアフレーム3の外側に突出している棒状の部材である位置決めアーム17と、アイドラ旋回範囲制限紐18と、を有し、アイドラ旋回範囲制限紐18が、位置決めアーム17の先端部又はその近傍部に設定されている紐取付け部181と、紐固定部182と、を結んで取り付けられていることによって、位置決めアーム17の少なくとも一方の方向への旋回角度が制限されている、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構1とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転しながら搬送ベルトを支承するローラーであって前記搬送ベルトの両側辺が形成する平面に対して直交する旋回軸を中心として旋回可能な態様で設置されている調芯アイドラを備える、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構であって、
前記調芯アイドラの回転軸を軸承する回転軸受けに接合されていて、前記回転軸の軸心に平行な方向に沿ってベルトコンベアのコンベアフレームの外側に突出している棒状の部材である位置決めアームと、
アイドラ旋回範囲制限紐と、
を有し、
前記アイドラ旋回範囲制限紐が、前記位置決めアームの先端部又はその近傍部に設定されている紐取付け部と、紐固定部と、を結んで取り付けられていることによって、前記位置決めアームの少なくとも一方の方向への旋回角度が制限されている、
ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記アイドラ旋回範囲制限紐を2本有し、それぞれの前記アイドラ旋回範囲制限紐によって、前記位置決めアームの両方向への旋回角度が制限されている、
請求項1に記載のベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構。
【請求項3】
回転しながら搬送ベルトを支承するローラーであって前記搬送ベルトの両側辺が形成する平面に対して直交する旋回軸を中心として旋回可能な態様で設置されている調芯アイドラを備える、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構による、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯方法であって、
前記調芯アイドラの回転軸を軸承する回転軸受けに接合されていて、前記回転軸の軸心に平行な方向に沿ってベルトコンベアのコンベアフレームの外側に突出している棒状の部材である位置決めアームの先端部又はその近傍部に設定されている紐取付け部と、紐固定部との間を結んで、所定の長さのアイドラ旋回範囲制限紐を取り付けることによって、前記位置決めアームの少なくとも一方の方向への旋回角度を制限する、
ベルトコンベアの搬送ベルト調芯方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構、及び、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、銅、鉛、亜鉛等の非鉄金属製錬プロセス等において工場内での原料の搬送等に用いられているベルトコンベアには、搬送ベルトが蛇行したり、その軌道が片寄ったりした場合に、搬送ベルトの軌道を本来の軌道に復帰するように修正する搬送ベルト調芯機構が設けられている。
【0003】
上記の搬送ベルト調芯機構として、旋回可能なベルト調芯用の支持ローラー(本明細書において、「調芯アイドラ」とも言う)を有する調芯機構であって、搬送ベルトが蛇行したり、その軌道が片寄ったりした場合には、この「調芯アイドラ」を旋回させることによって搬送ベルトの軌道を本来の軌道に復帰するように修正する仕組みのものが広く採用されている(特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3224079号公報
特開平09-020415号公報
特開2008-308252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記のように、調芯アイドラを有する従来の搬送ベルト調芯機構を更に改良したものであり、搬送ベルトが蛇行したり、その軌道が片寄ったりした場合に、これを自動的に修正する従来の機能に加えて、個々の状況毎に異なる搬送ベルトの蛇行や片寄りの傾向に応じて、ベルトコンベアを稼働させながら、より簡単に且つより柔軟に調芯処理を行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、搬送ベルト調芯機構において「調芯アイドラ」の旋回範囲を、必要に応じて任意の適切な旋回範囲に制限することができる構成を付加することによって、上記課題を解決できることに想到し、本発明を完成させるに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
【0007】
(1) 回転しながら搬送ベルトを支承するローラーであって前記搬送ベルトの両側辺が形成する平面に対して直交する旋回軸を中心として旋回可能な態様で設置されている調芯アイドラを備える、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構であって、前記調芯アイドラの回転軸を軸承する回転軸受けに接合されていて、前記回転軸の軸心に平行な方向に沿ってベルトコンベアのコンベアフレームの外側に突出している棒状の部材である位置決めアームと、アイドラ旋回範囲制限紐と、を有し、前記アイドラ旋回範囲制限紐が、前記位置決めアームの先端部又はその近傍部に設定されている紐取付け部と、紐固定部と、を結んで取り付けられていることによって、前記位置決めアームの少なくとも一方の方向への旋回角度が制限されている、ベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構。
【0008】
(1)のベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構によれば、搬送ベルトが蛇行したり、その軌道が片寄ったりした場合に、これを自動的に修正する従来の機能に加えて、個々の状況毎に異なる搬送ベルトの蛇行や片寄りの傾向に応じて、ベルトコンベアを稼働させながら、より簡単に且つより柔軟に調芯処理を行えるようになる。又、(1)のベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構によれば、1つの搬送ベルト調芯機構のみによって、本来の自動調芯、調芯アイドラの旋回角度範囲を制限した半自動調芯、手動による強制調芯を行うことが可能となり、様々な態様のベルトコンベアの蛇行や片寄りに迅速に対応することができる。
【0009】
(2) 前記アイドラ旋回範囲制限紐を2本有し、それぞれの前記アイドラ旋回範囲制限紐によって、前記位置決めアームの両方向への旋回角度が制限されている、(1)に記載のベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構。
【0010】
(2)のベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構によれば、調芯アイドラの旋回範囲を必要に応じて更に両方の方向に制限、或いは、固定することができるので、個々の状況毎に異なる搬送ベルトの蛇行や片寄りの傾向に応じて、(1)のベルトコンベアの搬送ベルト調芯機構よりも更に柔軟に且つ更に精密な調芯処理を行えるようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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