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公開番号2025002530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102767
出願日2023-06-22
発明の名称体腔内挿入型超音波プローブ
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61B 8/12 20060101AFI20241226BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】体腔内挿入型超音波プローブを用いて形成される超音波画像の画質を高める。また、設計の自由度を高める。
【解決手段】振動子アレイ80には、M個の電子回路IC1~IC5が接続されている。各電子回路IC1~IC5は、マルチプレクサMU及びi個の受信器R1~R4を有する。マルチプレクサMUは、i×j+k個(但しjは1以上の整数、kは1以上i未満の整数)の入力端子と、i個の出力端子と、を有する。M個の電子回路IC1~IC5を含む配線回路200は、受信開口を構成するi個の振動子に対して、重複接続なしに、i個の信号線L1~L4を接続する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
環状の振動子アレイと、
i個(但しiは2以上の整数)の信号線と、
前記振動子アレイと前記i個の信号線との間に並列配置された複数のマルチプレクサを有する配線回路と、
を含み、
前記各マルチプレクサは、
前記振動子アレイからの複数の受信信号が入力されるi×j+k個(但しjは1以上の整数、kは1以上i未満の整数)の入力端子と、
前記i個の信号線に接続されたi個の出力端子と、
を有し、
前記配線回路は、前記振動子アレイに対して複数の受信開口が順次設定される受信ビーム走査過程において、前記各受信開口を構成するi個の振動子に対して、重複接続なしに、前記i個の信号線を接続する、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記各マルチプレクサは、1番目の入力端子である先頭の入力端子からi×j+k番目の入力端子である最後の入力端子にかけて、前記i個の出力端子を1対1で循環的に接続するためのi×j+k個の接続経路を含む、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項3】
請求項2記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記複数のマルチプレクサは、M(但しMは2以上の整数)個のマルチプレクサであり、
前記配線回路は、電子走査方向に隣接するx(但しxは1,2,・・・,M-1)番目のマルチプレクサ及びx+1番目のマルチプレクサに跨って受信開口が設定された第1の状況下で、前記x番目のマルチプレクサの最後の入力端子に対してy(但しyは1以上i以下の整数)番目の信号線が接続された場合に、前記x+1番目のマルチプレクサの先頭の入力端子に対してy+1(但しy=iの場合には1)番目の信号線を接続する、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項4】
請求項3記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
M番目のマルチプレクサにおける前記i×j+k個の入力端子には、前記電子走査方向に並ぶ使用部分及び不使用部分が含まれ、
前記配線回路は、前記M番目のマルチプレクサと1番目のマルチプレクサとに跨って受信開口が設定された第2の状況下で、前記M番目のマルチプレクサにおいて前記使用部分の最後の入力端子に対してz(但しzは1以上i以下の整数)番目の信号線が接続された場合に、前記1番目のマルチプレクサの先頭の入力端子に対してz+1(但しz=iの場合には1)番目の信号線を接続する、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項5】
請求項2記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記複数のマルチプレクサには、少なくとも1つの第1マルチプレクサと少なくとも1つの第2マルチプレクサとが含まれ、
前記少なくとも1つの第1マルチプレクサにおいては、前記i×j+k個の入力端子の全部が使用され、
前記少なくとも1つの第2マルチプレクサにおいては、前記i×j+k個の入力端子が使用部分及び不使用部分を含む、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項6】
請求項1記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記振動子アレイと前記i個の信号線との間に設けられたM個の電子回路を含み、
前記各電子回路は、
前記マルチプレクサと、
前記マルチプレクサの前記i個の出力端子と前記i個の信号線との間に設けられたi個の受信器と、
を含む、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項7】
請求項6記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記複数の電子回路は同一の構成を有する、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項8】
請求項7記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記複数の電子回路に対して前記i個の信号線を接続する配線パターンを有する回路基板を含む、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項9】
請求項8記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記各電子回路は、前記i個の受信器から引き出されたi個の内部信号線を有し、
前記i個の内部信号線が前記配線パターンに接続され、
前記i個の内部信号線の内で特定の内部信号線は2つの接続点を有し、
前記特定の内部信号線における前記2つの接続点間の部分が前記配線パターンにおける離れた2つの信号線を繋ぐジャンパとして機能する、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
【請求項10】
請求項4記載の体腔内挿入型超音波プローブにおいて、
前記配線回路は、前記1番目のマルチプレクサのi個の出力端子と前記i個の信号線との間に設けられたサブマルチプレクサを含み、
前記M番目のマルチプレクサ、前記1番目のマルチプレクサ及び前記サブマルチプレクサが、前記第2の状況下で、前記受信開口を構成するi個の振動子に対して、重複接続なしに、前記i個の信号線を接続する、
ことを特徴とする体腔内挿入型超音波プローブ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、体腔内挿入型超音波プローブに関し、特に、振動子アレイに対して複数の信号線を接続する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
体腔内挿入型超音波プローブとして、血管内超音波(IVUS:Intravascular Ultrasound)プローブ等の細径プローブが知られている。そのようなプローブは、カテーテル型超音波プローブとも呼ばれる。
【0003】
従来の電子走査型IVUSプローブにおいて、その先端部内には、環状のFPC(Flexible Printed Circuit)基板が配置されている。環状のFPC基板の内側には、環状の振動子アレイが設けられており、また、振動子アレイに接続された複数の電子回路が設けられている。
【0004】
特許文献1には、電子走査型IVUSプローブが開示されている。そのプローブの先端部内に設けられたFPC基板上には複数のICが搭載されている。各ICは、16個の振動子の中から選択された1個の振動子を1つの信号線に接続する16対1のマルチプレクサを有する。1回の送受信当たり1つの受信信号が取得されている。特許文献2にも、電子走査型IVUSプローブが開示されている。
【0005】
特許文献1及び特許文献2には、複数の受信信号を同時に取得してそれらを超音波診断装置本体へ伝送する仕組みは開示されていない。特に、同時受信数の整数倍でない個数の入力端子を備えたICについては開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2022-544560号公報
特開2013-165865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
体腔内挿入型超音波プローブを用いて生成される超音波画像の画質を高めるために、複数の受信信号を同時に取得することが望まれる。それを前提として、体腔内挿入型超音波プローブの設計の自由度を高めることが望まれる。
【0008】
本開示の目的は、超音波画像の画質を高められる体腔内挿入型超音波プローブを提供することにある。あるいは、本開示の目的は、体腔内挿入型超音波プローブに関し、設計の自由度を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る体腔内挿入型超音波プローブは、環状の振動子アレイと、i個(但しiは2以上の整数)の信号線と、前記振動子アレイと前記i個の信号線との間に並列配置された複数のマルチプレクサを有する配線回路と、を含み、前記各マルチプレクサは、前記振動子アレイからの複数の受信信号が入力されるi×j+k個(但しjは1以上の整数、kは1以上i未満の整数)の入力端子と、前記i個の信号線に接続されたi個の出力端子と、を有し、前記配線回路は、前記振動子アレイに対して複数の受信開口が順次設定される受信ビーム走査過程において、前記各受信開口を構成するi個の振動子に対して、重複接続なしに、前記i個の信号線を接続する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、超音波画像の画質を高められる。あるいは、本開示によれば、体腔内挿入型超音波プローブに関し、設計の自由度を高められる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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