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公開番号2025001988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101836
出願日2023-06-21
発明の名称無線タグ通信装置および探索プログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G06K 7/10 20060101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】 RFIDタグが存在する場所を特定できる無線タグ通信装置および探索プログラムを提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、無線タグ通信装置は、通信器と位置検知センサとメモリとプロセッサとを有する。通信器は、対象とする無線タグと通信する。位置検知センサは、自己位置を示す情報を検知する。メモリは、位置検知センサにより検知した情報から特定した自己位置と通信器により無線タグを読み取った読取結果とを紐づけて記憶する。プロセッサは、メモリに記憶した異なる複数の位置における無線タグの読取結果に基づいて無線タグの位置を特定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象とする無線タグと通信する通信器と、
自己位置を示す情報を検知する位置検知センサと、
前記位置検知センサにより検知した情報から特定した自己位置と前記通信器により前記無線タグを読み取った読取結果とを紐づけて記憶するメモリと、
前記メモリに記憶した異なる複数の位置における前記無線タグの読取結果に基づいて前記無線タグの位置を特定するプロセッサと、
を有する無線タグ通信装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記メモリは、前記自己位置が第1の位置である場合の前記無線タグを読み取った読取結果と、前記自己位置が前記第1の位置とは異なる第2の位置である場合の無線タグを読み取った読取結果とを記憶し、
前記プロセッサは、前記第1の位置で前記無線タグを読み取ったときの第1読取領域と前記第2の位置で前記無線タグを読み取ったときの第2読取領域との重複エリアに基づいて前記無線タグが存在する領域を特定する、
請求項1に記載の無線タグ通信装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記第1の位置から前記第1読取領域で前記無線タグを読み取った後に前記通信器の出力信号の出力値を下げて前記第2の位置から前記第1読取領域よりも狭い第2読取領域で前記無線タグを読み取り、前記第1読取領域と前記第2読取領域との重複エリアに基づいて前記無線タグが存在する領域を特定する、
請求項2に記載の無線タグ通信装置。
【請求項4】
前記メモリは、前記自己位置が第1の位置で前記無線タグを読み取った読取結果、前記自己位置が前記第1の位置と異なる第2の位置で前記無線タグを読み取った読取結果、および、前記自己位置が前記第2の位置と異なる第3の位置で前記無線タグを読み取った読取結果を記憶し、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶した3つの読取結果から判定する前記第1の位置から前記無線タグへの方向と第2の位置から前記無線タグへの方向に基づいて前記無線タグの位置を判定する、
請求項1に記載の無線タグ通信装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記第1の位置から前記第2の位置までの移動距離と前記第1の位置から前記無線タグまでの距離と前記第2の位置から前記無線タグまでの距離との差分距離との比に基づいて前記第1の位置から前記無線タグへの方向を判定し、
前記第2の位置から前記第3の位置までの移動距離と前記第2の位置から前記無線タグまでの距離と前記第3の位置から前記無線タグまでの距離との差分距離との比に基づいて前記第2の位置から前記無線タグへの方向を判定する、
請求項4に記載の無線タグ通信装置。
【請求項6】
情報処理装置に、
対象とする無線タグからの信号を通信器が受信した自己位置を示す情報を取得し、
前記自己位置と前記通信器が前記無線タグから受信した信号に基づく読取結果とを紐づけてメモリに記憶し、
前記メモリに記憶した異なる複数の位置における前記無線タグの読取結果に基づいて前記無線タグが存在する領域を特定する、
ことを実行させるための探索プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、無線タグ通信装置および探索プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、不特定の位置にあるRFIDタグ(以下、無線タグとも称する)を見つけ出すことを目的とした無線タグ通信装置がある。無線タグ通信装置は、オペレータの操作によってアンテナの位置や向きを変化させながらRFIDタグと通信する。従来の無線タグ通信装置は、探索対象とするRFIDタグとの通信状態に基づいて探索対象とするRFIDタグが存在する方向を推定する。
【0003】
従来の無線タグ通信装置は、RFIDタグが存在する方向の推定結果を含む案内画面を表示器に表示することによりオペレータにRFIDタグが存在する方向を報知する。オペレータは、表示器に表示された方向に移動しながらRFIDタグ又はRFIDタグが添付された物品を探す。しかしながら、従来の無線タグ通信装置は、RFIDタグが存在する方向を報知するものであって、探索対象とするRFIDタグの位置を報知するものではない。このため、従来の無線タグ通信装置では、操作に不慣れなオペレータは、RFIDタグを見つけ出すのに時間が掛かるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-237941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した課題を解決するために、RFIDタグが存在する場所を特定できる無線タグ通信装置および探索プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、無線タグ通信装置は、通信器と位置検知センサとメモリとプロセッサとを有する。通信器は、対象とする無線タグと通信する。位置検知センサは、自己位置を示す情報を検知する。メモリは、位置検知センサにより検知した情報から特定した自己位置と通信器により無線タグを読み取った読取結果とを紐づけて記憶する。プロセッサは、メモリに記憶した異なる複数の位置における無線タグの読取結果に基づいて無線タグの位置を特定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、各実施形態に係る無線タグ通信装置における外観の構成例を示す外観図である。
図2は、各実施形態に係る無線タグ通信装置における制御系の第1の構成例を概略的に示すブロック図である。
図3は、各実施形態に係る無線タグ通信装置における制御系の第2の構成例を概略的に示すブロック図である。
図4は、第1実施形態に係る無線タグ通信装置が異なる位置で探索対象とするRFIDタグを読み取った場合の読取領域の例を示す図である。
図5は、第1実施形態に係る無線タグ通信装置が異なる位置で探索対象とするRFIDタグを読み取った場合の読取領域の例を示す図である。
図6は、第1実施形態に係る無線タグ通信装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
図7は、第2実施形態に係る無線タグ通信装置が異なる位置で探索対象とするRFIDタグを読み取った場合の読取領域の例を示す図である。
図8は、第2実施形態に係る無線タグ通信装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
図9は、第3実施形態に係る無線タグ通信装置が異なる3つの位置で探索対象とするRFIDタグを読み取った場合の位置関係の例を示す図である。
図10は、第3実施形態に係る無線タグ通信装置のメモリに記憶する角度判定テーブルの例を示す図である。
図11は、第3実施形態に係る無線タグ通信装置が2つの位置間の距離と2つの位置から対象タグまでの距離の差分との比率により角度を推定するためのグラフである。
図12は、第3実施形態に係る無線タグ通信装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、実施形態に係る無線タグ通信装置(無線タグ読取装置)1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係る無線タグ通信装置1における外観の構成例を示す図である。 図1に示す無線タグ通信装置1は、オペレータが把持した状態で操作するハンディタイプの装置である。図1に示す無線タグ通信装置1は、例えば、RFIDタグ又はRFIDタグが付された物品を探索する探索装置として運用する。
【0009】
実施形態に係る無線タグ通信装置1は、RFIDタグ(無線タグ)と通信する装置である。無線タグ通信装置1は、RFIDタグと通信することによりRFIDタグに記録されたタグ情報などを読み取る無線タグ読取装置である。無線タグ通信装置1は、RFIDタグの読取結果からRFIDタグが存在する位置を推定する。無線タグ通信装置1は、推定したRFIDタグが存在する位置に関する情報を示す案内画面を表示器に表示する。
【0010】
RFIDタグは、無線タグ通信装置1からの電波(出力信号)によって動作する無線通信機器である。RFIDタグは、プロセッサ、メモリ、通信回路およびアンテナなどを有する。RFIDタグは、無線タグ通信装置1からのリードコマンドに応じて自身のメモリに記録されているタグ情報を含む応答信号を出力する。例えば、RFIDタグは、商品又は部品などの物品に添付する。物品に添付するRFIDタグは、当該物品を特定する情報を含むタグ情報が内部のメモリに記録される。
(【0011】以降は省略されています)

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