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公開番号2025001684
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101293
出願日2023-06-21
発明の名称水性フレキソインキ及び印刷物
出願人artience株式会社
代理人
主分類C09D 11/107 20140101AFI20241226BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、乾燥性、レベリング性、及び転移性にも優れた水性フレキソインキを提供することを目的とする。
【解決手段】
アクリル樹脂エマルジョン、硫酸バリウム、及びスチレンマレイン酸樹脂を含む水性フレキソインキ。硫酸バリウムの平均粒子径が、0.1~2μmである請求項1に記載の水性フレキソインキ。硫酸バリウムの吸油量が、10~100ml/100gである請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。更に、着色顔料を含む、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アクリル樹脂エマルジョン、硫酸バリウム、及びスチレンマレイン酸樹脂を含む水性フレキソインキ。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
硫酸バリウムの平均粒子径が、0.1~2μmである請求項1に記載の水性フレキソインキ。
【請求項3】
硫酸バリウムの吸油量が、10~100ml/100gである請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項4】
更に、着色顔料を含む、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項5】
着色顔料と硫酸バリウムとの固形分質量比率が、99:1~30:70である請求項4に記載の水性フレキソインキ。
【請求項6】
硫酸バリウムとスチレンマレイン酸樹脂との固形分質量比率が、99:1~30:70である請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項7】
スチレンマレイン酸樹脂が、アルキルエステル構造を有する、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項8】
更に、水溶性アクリル樹脂を含む、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項9】
基材上に、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキからなる印刷層を有する、印刷物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水性フレキソインキに関する。特に段ボール、カートン紙、包装紙、プラスチックフィルム、アルミ箔等の印刷基材を対象とする水性フレキソインキに関する。また、フレキソ印刷において、乾燥性、洗浄性、転移性、耐摩擦性、及び経時安定性を有し、高品質な印刷物を得るのに適した水性フレキソインキに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、生活用品や産業資材等の包装容器の印刷分野においては、美粧性や経済性から、優れた印刷濃度、レベリング性、高速印刷性に優れた印刷インキが要望されている。また、中でも水性インキは、労働安全、防災や作業環境対策として、段ボールや紙器用途において適用されている。水性インキの中でも水性フレキソインキは、フレキソ印刷方式に用いられるものであり、グラビア印刷方式と比べインキの薄膜化、かつ高速印刷が可能である。
【0003】
例えば、特許文献1には、特定の酸化ポリエチレンとアルカリ金属塩からなる水性インキ組成物が、特許文献2には、特定のスチレンマレイン酸モノエステルからなる組成物が、特許文献3には、特定のアルキレンオキサイド基を有す樹脂組成物が、特許文献4には、多価無機カチオンを特定の樹脂組成物に配合した組成物が、特許文献5には、特定界面活性剤を用いた水性印刷インキ組成物が開示されている。しかしながら、これらの水性インキでは表面張力を調整しただけであるため紙基材への転移性あるいはインキの経時安定性に改善が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭55-12192号公報
特開昭62-179504号公報
特開昭54-74104号公報
特開昭63-227674号公報
特開平09-217034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、乾燥性、洗浄性、転移性、耐摩擦性及び経時安定性にも優れた水性フレキソインキを提供することを目的とする。特に、撥水性を有するライナー紙を含む広範囲の紙基材に適用できる水性フレキソインキを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の水性フレキソインキを用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0007】
すなわち本発明は、アクリル樹脂エマルジョン、硫酸バリウム、及びスチレンマレイン酸樹脂を含む水性フレキソインキに関する。
【0008】
また本発明は、硫酸バリウムの平均粒子径が、0.1~2μmである上記水性フレキソインキに関する。
【0009】
また本発明は、硫酸バリウムの吸油量が、10~100ml/100gである上記水性フレキソインキに関する。
【0010】
また本発明は、更に、着色顔料を含む、上記水性フレキソインキに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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