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公開番号2025001081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100453
出願日2023-06-20
発明の名称車両用灯具のブラケット部材
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人あお葉国際特許事務所
主分類F21S 45/00 20180101AFI20241225BHJP(照明)
要約【課題】なくともランプユニットの一部を支持する、軽量で剛性の高いブラケット部材の提供。
【解決手段】前方に向けて光を照射するランプユニット5の少なくとも一部を収容して固定するブラケット部材4であって、前後の開口部17,18を有し、前後方向に延伸し、内側にランプユニット5の収容部を画成する周回形状の周側壁6を有し、周側壁6の少なくとも一部は、二重壁21として形成され、二重壁21に挟持されて周側壁6の周方向に沿って伸びる内部壁13を前後の開口部17,18の双方から離間した中間部に有するようにした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
前方に向けて光を照射するランプユニットの少なくとも一部を収容して固定するブラケット部材であって、
前後の開口部を有し、前後方向に延伸し、内側に前記ランプユニットの収容部を画成する周回形状の周側壁を有し、
前記周側壁の少なくとも一部は、二重壁として形成され、
前記二重壁は、前記二重壁に挟持され、前記周側壁の周方向に沿って伸びる内部壁を前記前後の開口部の双方から離間した中間部に有することを特徴とする車両用灯具のブラケット部材。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
前記二重壁が、一対の周方向端部を有し、
前記内部壁は、一対の前記周方向端部のうち少なくとも一方に一体に形成されたことを特徴とする、請求項１に記載の車両用灯具のブラケット部材。
【請求項３】
前記二重壁は、
前記二重壁に挟持され、前記内部壁から前記前後の開口部の少なくとも一方まで延伸形成された、第１枝壁を有することを特徴とする、請求項１または２に記載の車両用灯具のブラケット部材。
【請求項４】
前記二重壁は、少なくとも一部に部品取付部を有し、
前記内部壁が、前記部品取付部と一体形成されていることを特徴とする、請求項１または２に記載の車両用灯具のブラケット部材。
【請求項５】
前記二重壁は、
前記二重壁に挟持され、前記部品取付部から前記前後の開口部の少なくとも一方まで延伸形成された第２枝壁を有することを特徴とする、請求項４に記載の車両用灯具のブラケット部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願発明は、軽量かつ十分な剛性を備えた車両用灯具のブラケット部材に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、車両用灯具においては、カーボンニュートラルの観点から軽量化が求められ、ランプユニットを固定するブラケットについても、剛性を確保した上での軽量化が求められている。例えば、特許文献１には、光源とリフレクターを支持する係止部と、エイミングスクリューの軸受け部とが、橋脚で連結されたブラケット部材が公開されている。橋脚構造により、ブラケット部材は軽量となっている。このリフレクターは、その背面に設けられた突起を、係止部に設けられた孔に挿通させて、係止部にランス固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－１６５１３０号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、特許文献１のブラケット部材は、係止部、軸受け部、および橋脚は同一平面上にあり、ブラケット部材全体としては平面状に構成されているため、軽量であってもランプユニットを支持するには剛性が低いという問題がある。
【０００５】
本件は、このような問題に鑑みてなされたものであり、少なくともランプユニットの一部を支持する、軽量で剛性の高いブラケット部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前方に向けて光を照射するランプユニットの少なくとも一部を収容して固定するブラケット部材であって、前後の開口部を有し、前後方向に延伸し、内側に前記ランプユニットの収容部を画成する周回形状の周側壁を有し、前記周側壁の少なくとも一部は、二重壁として形成され、前記二重壁は、前記二重壁に挟持され、前記周側壁の周方向に沿って伸びる内部壁を前記前後の開口部の双方から離間した中間部に有することとした。
【０００７】
（作用）前後に開口部を有しつつ前後に延伸し、周回形状の周側壁を有するブラケットは、少なくとも一部が二重壁として形成され、かつ二重壁に挟持される内部壁を周方向に沿って有することにより、周側壁全体を１枚の厚肉壁とするよりも軽量化され、かつ周方向に沿って伸びる内部壁によって前後方向に沿って伸びる軸線周りに生じる曲げ応力に対する強い剛性を有する。
【０００８】
また、車両用灯具のブラケット部材において、前記二重壁が、一対の周方向端部を有し、前記内部壁は、一対の前記周方向端部のうち少なくとも一方に一体に形成されることが望ましい。
【０００９】
（作用）内部壁が、一対の前記周方向端部のうち少なくとも一方に一体に形成されることで、二重壁は、前後方向に沿って伸びる軸線周りに生じる曲げ応力に対する更に強い剛性を有する。
【００１０】
また、車両用灯具のブラケット部材において、前記二重壁は、前記二重壁に挟持され、前記内部壁から前記前後の開口部の少なくとも一方まで延伸形成された、第１枝壁を有することが望ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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