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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025000630
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2024152009,2021513318
出願日
2024-09-04,2019-09-09
発明の名称
組み合わせ療法
出願人
ミラティ セラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人川口國際特許事務所
主分類
A61K
45/06 20060101AFI20241224BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】KRas G12Cがんを治療するための組み合わせ療法を提供する。
【解決手段】がんの治療を必要とする対象においてがんを治療する方法であって、前記対象に、治療有効量の、mTOR阻害剤と、式(I)のKRAS G12C阻害剤またはその薬学的に許容される塩と、の組み合わせを投与することを含む、方法である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
がんの治療を必要とする対象においてがんを治療する方法であって、前記対象に、治療有効量の、mTOR阻害剤と、式(I)のKRAS G12C阻害剤
TIFF
2025000630000075.tif
69
170
またはその薬学的に許容される塩
(式中、
Xが、4~12員の飽和または部分飽和の単環式環、架橋環またはスピロ環であり、前記飽和または部分飽和単環式環が、1つ以上のR
8
で任意に置換されており、
Yが、結合、O、S、またはNR
5
であり、
R
1
が、
TIFF
2025000630000076.tif
11
162
または
TIFF
2025000630000077.tif
11
162
であり、
R
2
が、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルキルアミニルアルキル、ジアルキルアミニルアルキル、-Z-NR
5
R
10
、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、前記Z、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルの各々が、1つ以上のR
9
で任意に置換されていてもよく、
各Zが、C1-C4アルキレンであり、
各R
3
が、独立して、C1-C3アルキル、オキソ、ハロアルキル、ヒドロキシル、またはハロゲンであり、
Lが、結合、-C(O)-、またはC1-C3アルキレンであり、
R
4
が、水素、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アラルキル、またはヘテロアリールであり、前記シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アラルキル、およびヘテロアリールの各々が、1つ以上のR
6
、R
7
、またはR
8
で任意に置換されていてもよく、
各R
5
が、独立して、水素またはC1-C3アルキルであり、
R
6
が、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、前記シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールの各々が、1つ以上のR
7
で任意に置換されていてもよく、
各R
7
が、独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、C1-C6アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アミノ、シアノ、ヘテロアルキル、ヒドロキシアルキル、またはQ-ハロアルキルであり、式中、Qが、OまたはSであり、
R
8
が、オキソ、C1-C3アルキル、C2-C4アルキニル、ヘテロアルキル、シアノ、-C(O)OR
5
、-C(O)N(R
5
)
2
、-N(R
5
)
2
であり、前記C1-C3アルキルが、シアノ、ハロゲン、-OR
5
、-N(R
5
)
2
、またはヘテロアリールで任意に置換されていてもよく、
各R
9
が、独立して、水素、オキソ、アシル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、シアノ、ハロゲン、C1-C6アルキル、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミニル、ジアルキルアミドアルキル、またはジアルキルアミニルアルキルであり、前記C1-C6アルキルが、シクロアルキルで任意に置換されていてもよく、
各R
10
が、独立して、水素、アシル、C1-C3アルキル、ヘテロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり、
R
11
が、ハロアルキルであり、
R
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
R
1
-Xが、
TIFF
2025000630000080.tif
43
170
であり、前記ピペラジニル環が、R
8
で任意に置換されている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R
1
が、
TIFF
2025000630000081.tif
11
162
である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
TIFF
2025000630000082.tif
6
170
が三重結合であり、R
A
が不在であり、pが、1であり、R
B
が、C1-C3アルキル、ヒドロキシアルキル、またはC1-C3アルコキシである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
TIFF
2025000630000083.tif
5
170
が二重結合であり、R
A
が水素であり、R
B
が水素である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
TIFF
2025000630000084.tif
6
170
が二重結合であり、R
A
が水素であり、pが、2であり、少なくとも1つのR
B
が、独立して、重水素、シアノ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、-ZNR
5
R
11
、-C(O)N(R
5
)
2
、-NHC(O)C1-C3アルキル、またはヘテロシクリルアルキルであり、前記ヘテロシクリル部分が、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、またはC1-C3アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されている、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つのR
B
が、ハロゲンである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのR
B
が、ハロアルキルである、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのR
B
が、-ZNR
5
R
11
である、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
Zが、メチレンであり、R
5
が、メチルであり、かつR
11
が、トリフロロメチルである、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、がんを治療するために有用な組み合わせ療法に関する。特に、本発明は、mTOR阻害剤とKRas G12C阻害剤との治療上有効な組み合わせ、阻害剤を含む薬学的組成物、組成物を含むキット、およびその使用方法に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
Kirstenラット肉腫2ウイルスがん遺伝子ホモログ(「KRas」)は、低分子GTPaseであり、がん遺伝子のRasファミリーのメンバーである。KRasは、複数のチロシンキナーゼから受信した上流の細胞シグナルを下流エフェクターに伝達して、細胞増殖を含む多種多様なプロセスを調節するために、不活性(GDP結合)状態と活性(GTP結合)状態との間を循環している分子スイッチとしての機能を果たす(例えばAlamgeer et al.,(2013)Current Opin Pharmcol.13:394-401を参照のこと)。
【0003】
悪性度における活性型KRasの役割は、30年以上前に観察された(例えば、Santos et al.,(1984)Science 223:661-664を参照のこと)。KRasの異常な発現は、全てのがんの20%までを占め、GTP結合を安定化し、KRasおよび下流シグナル伝達の恒常的活性化をもたらすの発癌性KRas変異は、肺腺癌の25~30%で報告された。(例えば、Samatar and Poulikakos(2014)Nat Rev Drug Disc 13(12):928-942 doi:10.1038/nrd428を参照のこと)。KRasの一次アミノ酸配列のコドン12および13におけるミスセンス変異をもたらす単一ヌクレオチド置換は、肺腺癌におけるこれらのKRasドライバー変異の約40%を構成し、G12Cトランスバージョンは、最もよく見られる活性化変異である(例えば、2012年9月26日にオンラインで公開されたDogan et al.,(2012)Clin Cancer Res.18(22):6169-6177、doi:10.1158/1078-0432.CCR-11-3265を参照のこと)。
【0004】
悪性度におけるKRasの周知の役割および様々な腫瘍型におけるKRasのこれらの頻繁な変異の発見により、KRasは、製薬業界のがん治療での非常に魅力的な標的となった。がんを治療するためのKRas阻害剤を開発しようとする30年間の大規模な発見努力にも関わらず、いかなるKRas阻害剤も規制当局の認可を取得するのに十分な安全性および/または有効性を実証しなかった(例えば、McCormick(2015)Clin Cancer Res.21(8):1797-1801を参照のこと)。
【0005】
グアニンヌクレオチド交換因子などのエフェクターを妨害するもの(例えば、Sun et al.,(2012)Agnew Chem Int Ed Engl.51(25):6140-6143 doi:10.1002/anie201201358を参照のこと)、ならびにKRas G12Cを標的とするもの(例えば、Ostrem et al.,(2013)Nature 503:548-551を参照のこと)を含む、KRas活性を阻害する化合物が、依然として、非常に望ましく、かつ調査されている。明らかに、KRasの阻害剤、特に、KRas G12Cを含む活性化KRas変異体の阻害剤を開発するという関心および試みが尚も継続している。
【0006】
本明細書に開示されるKRas G12C阻害剤は、KRas G12C酵素活性の強力な阻害剤であり、KRas G12C変異を有する細胞株のインビトロ増殖を阻害する単剤活性を示すが、任意の所与のKRas G12C阻害剤の相対的効力およびまたは観察された最大効果は、KRAS変異細胞株の間で異なり得る。効力の範囲および観察された最大効果の理由(複数可)は、完全には理解されていないが、ある特定の細胞株は、異なる固有の耐性を有するように思われる。したがって、インビトロおよびインビボでのKRas G12C阻害剤の効力、有効性、治療指数、および/または臨床的利益を最大化するための代替アプローチを開発する必要がある。
【0007】
一態様では、本発明の組み合わせ療法は、KRas G12C阻害剤の効力を相乗的に増加させ、本明細書に開示されるKRas G12C阻害剤の改善された有効性および治療指数をもたらす。別の態様では、本発明の組み合わせ療法は、単剤として本明細書に開示されるKRas G12C阻害剤による治療と比較して、患者に対して改善された臨床的利益を提供する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
Alamgeer et al.,(2013)Current Opin Pharmcol.13:394-401
Santos et al.,(1984)Science 223:661-664
Samatar and Poulikakos(2014)Nat Rev Drug Disc 13(12):928-942
Dogan et al.,(2012)Clin Cancer Res.18(22):6169-6177
McCormick(2015)Clin Cancer Res.21(8):1797-1801
Sun et al.,(2012)Agnew Chem Int Ed Engl.51(25):6140-6143
Ostrem et al.,(2013)Nature 503:548-551
【発明の概要】
【0009】
本発明の一態様では、がんの治療を必要とする対象においてがんを治療する方法であって、対象に、治療有効量の、mTOR阻害剤と、式(I)のKRAS G12C阻害剤
TIFF
2025000630000001.tif
75
170
またはその薬学的に許容される塩(式中、
Xが、4~12員の飽和または部分飽和の単環式環、架橋環、またはスピロ環であり、飽和または部分飽和の単環式環が、1つ以上のR
8
で任意に置換されており、
Yが、結合、O、S、またはNR
5
であり、
R
1
が、
TIFF
2025000630000002.tif
11
162
または
TIFF
2025000630000003.tif
11
162
であり、
R
2
が、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルキルアミニルアルキル、ジアルキルアミニルアルキル、-Z-NR
5
R
10
、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Z、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルの各々が、1つ以上のR
9
で任意に置換されていてもよく、
Zが、C1-C4アルキレンであり、
各R
3
が、独立して、C1-C3アルキル、オキソ、またはハロアルキルであり、
Lが、結合、-C(O)-、またはC1-C3アルキレンであり、
R
4
が、水素、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アラルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アラルキルおよびヘテロアリールの各々が、1個以上のR
6
またはR
7
で任意に置換されていてもよく、
各R
5
が、独立して、水素またはC1-C3アルキルであり、
R
6
が、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールの各々が、1つ以上のR
7
で任意に置換されていてもよく、
各R
7
が、独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、C1-C6アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アミノ、シアノ、ヘテロアルキル、ヒドロキシアルキルまたはQ-ハロアルキルであり、QがOまたはSであり、
R
8
が、オキソ、C1-C3アルキル、C2-C4アルキニル、ヘテロアルキル、シアノ、-C(O)OR
5
、-C(O)N(R
5
)
2
、-N(R
5
)
2
であり、C1-C3アルキルが、シアノ、ハロゲン、-OR
5
、-N(R
5
)
2
、またはヘテロアリールで任意に置換されていてもよく、
各R
9
が、独立して、水素、オキソ、アシル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、シアノ、ハロゲン、C1-C6アルキル、アラルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミニル、ジアルキルアミドアルキル、またはジアルキルアミニルアルキルであり、C1-C6アルキルが、シクロアルキルで任意に置換されていてもよく、
各R
10
が、独立して、水素、アシル、C1-C3アルキル、ヘテロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり、
R
11
が、ハロアルキルであり、
R
A
が、不在、水素、重水素、シアノ、ハロゲン、C1-C3アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、-C(O)N(R
5
)
【0010】
本明細書で提供される方法で使用するために、式I-Aを有する式IのKRas G12C阻害剤化合物
TIFF
2025000630000006.tif
57
170
およびその薬学的に許容される塩(式中、R
1
、R
3
、R
4
、R
5
、R
10
、R
11
、L、およびmが、式Iで定義された通りであり、ピペラジニル環が、R
8
で任意に置換されており、R
8
が式Iで定義された通りである)もまた、含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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