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公開番号2025000428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023100277
出願日2023-06-19
発明の名称水道施設管理装置、水道施設管理方法および水道施設管理プログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人青稜弁理士法人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20241224BHJP(計算;計数)
要約【課題】水道施設の異常を報知するアラームの数が多数の場合に、適切に対応することを容易にすること。
【解決手段】水道施設管理装置は、記憶部と、アラーム解析部とを有する。記憶部は、複数の監視装置から取得したアラームに含まれるアラーム情報を保存するアラームデータベースと、重要アラーム情報を複数のアラーム情報から抽出する複数のフィルタを保存しているフィルタストアと、を格納する。アラーム解析部は、アラームデータベースから対処が必要な複数の発報中アラーム情報を取得して、フィルタストアに保存されているフィルタを用いて、複数の発報中アラーム情報にフィルタを適用して、複数の発報中アラーム情報から、少なくとも1つの重要アラーム情報を抽出し、抽出した重要アラーム情報の数が、所定のアラーム数上限閾値よりも小ない場合には、抽出した重要アラーム情報を出力する重要アラーム抽出処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水道施設の設備の状態を監視する複数の監視装置から報知された、前記設備の異常を報知するアラームを受信して、前記設備の異常に関する情報を算出する水道施設管理装置であって、
記憶部と、通信部と、処理部と、を有し、
前記記憶部は、
前記複数の監視装置から取得したアラームに含まれるアラーム情報を保存するアラームデータベースと、
異常に対する対処方法を検討するために重要な少なくとも1つの重要アラーム情報を、複数のアラーム情報から抽出する複数のフィルタを保存しているフィルタストアと、を格納し、
前記通信部は、前記複数の監視装置から前記アラームを受信し、
前記処理部は、
前記通信部が受信した前記アラームに含まれるアラーム情報を前記アラームデータベースに格納するアラーム取得処理と、
前記アラームデータベースから対処が必要な複数の発報中アラーム情報を取得して、
前記フィルタストアに保存されている前記フィルタを用いて、前記複数の発報中アラーム情報に前記フィルタを適用して、前記複数の発報中アラーム情報から、少なくとも1つの前記重要アラーム情報を抽出し、
抽出した前記重要アラーム情報の数が、所定のアラーム数上限閾値よりも小ない場合には、抽出した重要アラーム情報を出力する重要アラーム抽出処理と、を実行する、
水道施設管理装置。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水道施設管理装置であって、
前記処理部は、アラーム取得部を備え、
前記アラーム取得部は、水質を監視して水質の異常を水質アラームで報知する、前記監視装置の一種である水質監視装置から、送信された前記水質アラームを前記アラームの一種として取得し、
前記複数のフィルタは、少なくとも1つの前記水質アラームに含まれる水質アラーム情報に基づいて、水質の異常に関する水質重要アラーム情報を含む重要アラーム情報を、前記複数の発報中アラームから抽出するフィルタを含む、
水道施設管理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の水道施設管理装置であって、
前記複数のフィルタは、前記アラームの原因となる事象による、影響の大きさ、影響の重篤度、対処完了をどの程度急ぐかなどの基準を判定条件として前記アラーム情報を評価するアラーム抽出ルールから作成された、前記重要アラーム情報を抽出するルール―ベースのフィルタである優先度ルールフィルタを含む。
【請求項4】
請求項1に記載の水道施設管理装置であって、
前記複数のフィルタは、前記アラームの原因となる事象と、水質の不良や処理能力の低下などの処理不良との相関関係から、前記アラームの原因となる事象の悪影響の大きさを評価して、悪影響の大きい前記アラーム情報を前記重要アラーム情報として抽出する相関関係フィルタを含む、
水道施設管理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の水道施設管理装置であって、
前記処理部は、アラーム解析部を備え、
前記アラーム解析部は、
前記アラームデータベースから対処が必要な少なくとも1つの発報中アラームを取得して、
前記フィルタストアに保存されている前記フィルタを、前記フィルタの優先度順に用いて、前記重要アラーム抽出処理を実行する、
水道施設管理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の水道施設管理装置であって、
さらに、情報を提示する提示部を有し、
前記アラーム解析部は、
前記アラームデータベースから対処が必要な複数の発報中アラーム情報を取得して、
前記重要アラーム抽出処理を実行し、
重要アラーム情報で示される異常を特定する重要アラーム異常特定情報を前記提示部に出力し、
前記提示部は、前記重要アラーム異常特定情報を提示する、
水道施設管理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の水道施設管理装置であって、
前記重要アラーム抽出処理は、抽出した重要アラーム情報に含まれる情報を、重要度の高い順に出力する、
水道施設管理装置。
【請求項8】
記憶装置およびプロセッサを備え、前記プロセッサが、水道施設の設備の状態を監視する複数の監視装置から報知された、前記設備の異常を報知するアラームを受信して、前記設備の異常に関する情報を算出する、水道施設管理装置における水道施設管理方法であって、
前記水道施設管理装置は、通信部を有し、
前記記憶装置は、
前記複数の監視装置から取得したアラームに含まれるアラーム情報を保存するアラームデータベースと、
異常に対する対処方法を検討するために重要な少なくとも1つの重要アラーム情報を、複数のアラーム情報から抽出する複数のフィルタを保存しているフィルタストアと、を格納し、
前記通信部は、前記複数の監視装置から前記アラームを受信し、
前記プロセッサは、前記通信部が受信した前記アラームに含まれるアラーム情報を前記アラームデータベースに格納するアラーム取得処理と、
前記アラームデータベースから対処が必要な複数の発報中アラーム情報を取得して、
前記フィルタストアに保存されている前記フィルタを用いて、前記複数の発報中アラーム情報に前記フィルタを適用して、前記複数の発報中アラーム情報から、少なくとも1つの前記重要アラーム情報を抽出し、
抽出した前記重要アラーム情報の数が、所定のアラーム数上限閾値よりも小ない場合には、抽出した重要アラーム情報を出力する重要アラーム抽出処理と、を実行する、
水道施設管理装置の水道施設管理方法。
【請求項9】
記憶装置およびプロセッサを備え、前記プロセッサが、 水道施設の設備の状態を監視する複数の監視装置から報知された、前記設備の異常を報知するアラームを受信して、前記設備の異常に関する情報を算出する、水道施設管理装置における水道施設管理プログラムであって、
前記水道施設管理装置は、通信部を有し、
前記記憶装置は、
前記複数の監視装置から取得したアラームに含まれるアラーム情報を保存するアラームデータベースと、
異常に対する対処方法を検討するために重要な少なくとも1つの重要アラーム情報を、複数のアラーム情報から抽出する複数のフィルタを保存しているフィルタストアと、を格納し、
前記通信部は、前記複数の監視装置から前記アラームを受信し、
前記水道施設管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記通信部が受信した前記アラームに含まれるアラーム情報を前記アラームデータベースに格納するアラーム取得処理と、
前記アラームデータベースから対処が必要な複数の発報中アラーム情報を取得して、
前記フィルタストアに保存されている前記フィルタを用いて、前記複数の発報中アラーム情報に前記フィルタを適用して、前記複数の発報中アラーム情報から、少なくとも1つの前記重要アラーム情報を抽出し、
抽出した前記重要アラーム情報の数が、所定のアラーム数上限閾値よりも小ない場合には、抽出した重要アラーム情報を出力する重要アラーム抽出処理と、を実行させる、
水道施設管理装置の水道施設管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、 水道施設の設備の状態を監視する複数の監視装置から報知された、設備の異常を報知するアラームを受信して、設備の異常に関する情報を算出する水道施設管理装置、水道施設管理方法および水道施設管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
水道施設が良質な水を安定して供給することは、重要である。水道施設を常に正常に稼働するために、水道施設の様々な設備を監視する技術がある。例えば、特許文献1には、水処理プラントに設置されているポンプ等の電動機の消費電力に基づいて警告を行う水処理プラントの運転支援システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-45510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、水道施設の異常には水質の異常もある。特許文献1に記載されている水処理プラントの運転支援システムでは、水質の異常を検出できない。従って、特許文献1に記載されている水処理プラントの運転支援システムを用いても、水道施設の水質の異常に対処できないという問題がある。
【0005】
水道施設の監視には、設備が機械的に正常に稼働できるか否かの監視だけでなく、水質の監視も必要である。そこで、水道施設の様々な設備の機械的な動作の異常を報知するアラームと、様々な場所での水質の異常を報知するアラームと、を用いて、水道施設の異常を検知して、水道施設の異常に対処する方法がある。
【0006】
多数のアラームが同時に報知される場合、水道施設の異常に対処できる人の数は限られているため、全てのアラームから対処を検討するアラームを選択して、対処する必要がある。例えば、10万のアラームが同時に報知され、10万のアラームから10のアラームを選んで、10のアラームに対処する必要がある場合がある。
【0007】
多数のアラームが一斉に報知される場合に対して、対処を検討すべき重要なアラームを特定することは容易ではない。複数のアラームから、重要なアラームを抽出する抽出の判断基準には、様々な判断基準がある。また、判断基準をどのように設定するか容易ではない。従って、水道施設の異常を報知するアラームの数が多数の場合に、適切に対処できることは容易ではない場合がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、水道施設の異常を報知するアラームの数が多数の場合に、適切に対応することを容易にする水道施設管理装置、水道施設管理方法および水道施設管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の水道施設管理装置の一態様は、水道施設の設備の状態を監視する複数の監視装置から報知された、前記設備の異常を報知するアラームを受信して、前記設備の異常に関する情報を算出する水道施設管理装置であって、記憶部と、通信部と、処理部と、を有し、前記記憶部は、前記複数の監視装置から取得したアラームに含まれるアラーム情報を保存するアラームデータベースと、異常に対する対処方法を検討するために重要な少なくとも1つの重要アラーム情報を、複数のアラーム情報から抽出する複数のフィルタを保存しているフィルタストアと、を格納し、前記通信部は、前記複数の監視装置から前記アラームを受信し、前記処理部は、アラーム取得部と、アラーム解析部と、を有し、前記アラーム取得部は、前記通信部が受信した前記アラームに含まれるアラーム情報を前記アラームデータベースに格納し、前記アラーム解析部は、前記アラームデータベースから対処が必要な複数の発報中アラーム情報を取得して、前記フィルタストアに保存されている前記フィルタを用いて、前記複数の発報中アラーム情報に前記フィルタを適用して、前記複数の発報中アラーム情報から、少なくとも1つの前記重要アラーム情報を抽出し、抽出した前記重要アラーム情報の数が、所定のアラーム数上限閾値よりも小ない場合には、抽出した重要アラーム情報を出力する重要アラーム抽出処理を実行する。
【0010】
また、本発明の水道施設管理方法の一態様は、記憶装置およびプロセッサを備え、前記プロセッサが、 水道施設の設備の状態を監視する複数の監視装置から報知された、前記設備の異常を報知するアラームを受信して、前記設備の異常に関する情報を算出する、水道施設管理装置における水道施設管理方法であって、前記水道施設管理装置は、通信部を有し、前記記憶装置は、前記複数の監視装置から取得したアラームに含まれるアラーム情報を保存するアラームデータベースと、異常に対する対処方法を検討するために重要な少なくとも1つの重要アラーム情報を、複数のアラーム情報から抽出する複数のフィルタを保存しているフィルタストアと、を格納し、前記通信部は、前記複数の監視装置から前記アラームを受信し、前記プロセッサは、前記通信部が受信した前記アラームに含まれるアラーム情報を前記アラームデータベースに格納するアラーム取得処理を実行し、前記アラームデータベースから対処が必要な複数の発報中アラーム情報を取得して、前記フィルタストアに保存されている前記フィルタを用いて、前記複数の発報中アラーム情報に前記フィルタを適用して、前記複数の発報中アラーム情報から、少なくとも1つの前記重要アラーム情報を抽出し、抽出した前記重要アラーム情報の数が、所定のアラーム数上限閾値よりも小ない場合には、抽出した重要アラーム情報を出力する重要アラーム抽出処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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