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公開番号2025000283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023100058
出願日2023-06-19
発明の名称自動車用バッテリーケース
出願人株式会社神戸製鋼所
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/227 20210101AFI20241224BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】自動車用バッテリーケースにおいて、バッテリーの搭載効率を向上させるとともに組み立て工数を削減する。
【解決手段】自動車用バッテリーケース10は、複数の押出材110,120,130,140が枠状に配置構成されたフレーム100と、フレーム100と一体的に成形された樹脂材200とを備える。樹脂材200は、フレーム100の下方に配置され、フレーム100の底面112,122,132を埋没させた底壁210と、フレーム100の水平方向外側に周状に配置され、フレーム100の水平方向外側側面を埋没させた周囲壁220とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の押出材が枠状に配置構成されたフレームと、
前記フレームと一体的に成形された樹脂材と
を備え、
前記樹脂材は、
前記フレームの下側に配置され、前記フレームの底面を埋没させた底壁と、
前記フレームの水平方向外側に周状に配置され、前記フレームの水平方向外側の側面を埋没させた周囲壁と
を有する、自動車用バッテリーケース。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記複数の押出材は、
車体前後方向に延びる一対のサイドメンバと、
車体幅方向に延び、前記一対のサイドメンバを接続するクロスメンバと
を含む、請求項1に記載の自動車用バッテリーケース。
【請求項3】
前記複数の押出材の少なくとも一組は、互いに溶接されている、請求項1または2に記載の自動車用バッテリーケース。
【請求項4】
前記複数の押出材の少なくとも一組は、互いにブラケットで締結されている、請求項1または2に記載の自動車用バッテリーケース。
【請求項5】
前記樹脂材は、前記周囲壁から水平方向外側へ延出したフランジ壁を有し、
前記フランジ壁には、車体との接合を可能にする金属製の車体接合部材が埋没している、請求項1または2に記載の自動車用バッテリーケース。
【請求項6】
前記底壁には、バッテリーとの接合を可能にする金属製のバッテリー接合部材が埋没している、請求項1または2に記載の自動車用バッテリーケース。
【請求項7】
前記底壁には、金属製の底板が埋没している、請求項1または2に記載の自動車用バッテリーケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用バッテリーケースに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車などの電動車両は、十分な航続距離を確保するために大容量のバッテリーを搭載する必要がある一方で広い車室が求められている。これらの要求を両立するため、多くの電気自動車では大容量のバッテリーをバッテリーケースに格納して車両の床下全面に搭載している。従って、電動車両用バッテリーケースには、路面などからの水の浸入を防止して電子部品の不具合を防止するための高いシール性が求められるとともに、内部のバッテリーを保護するために高い衝突強度が求められる。
【0003】
例えば、特許文献1には、金属板をプレス成形によりバスタブ状に成形したトレイと、当該トレイの周囲に配置されたアルミニウム合金製の押出材からなるフレームとを備える電動車両用バッテリーケースが開示されている。トレイによる高いシール性およびフレームによる高い衝突強度の両立が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-41783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、トレイがプレス成形により形成されるため、成形性を考慮してトレイ内面の丸みを完全になくすことができない。従って、トレイにバッテリーを収容した際にトレイとバッテリーとの間には当該丸みに起因した隙間が生じる。即ち、バッテリー搭載効率に改善の余地がある。また、フレームおよびトレイを接合する必要があるため、多くの組み立て工数を要する。
【0006】
本発明は、自動車用バッテリーケースにおいて、バッテリーの搭載効率を向上させるとともに組み立て工数を削減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
複数の押出材が枠状に配置構成されたフレームと、
前記フレームと一体的に成形された樹脂材と
を備え、
前記樹脂材は、
前記フレームの下側に配置され、前記フレームの底面を埋没させた底壁と、
前記フレームの水平方向外側に周状に配置され、前記フレームの水平方向外側の側面を埋没させた周囲壁と
を有する、自動車用バッテリーケースを提供する。
【0008】
この構成によれば、樹脂材とフレームとの一体成形により、底壁および周囲壁を形成すると同時に複数の押出材を枠状に固定してフレームを形成できるため、組み立て工数を削減できる。具体的には、フレームを形成するために複数の押出材を枠状に接合する工程やフレームに対して底板などの別部材を接合する工程を省略または簡略化できる。また、樹脂材の柔軟な成形性によって丸みのないバッテリー収容空間を構成でき、バッテリーの搭載効率を向上させることができる。また、外面を構成する底壁および周囲壁は樹脂材によって継ぎ目なく一体的に形成されているため、外部からの水の浸入を防止する高いシール性を確保できる。ここで、埋没とは、全体が完全に埋められる場合だけでなく、一部が埋められる(即ち一部が露出する)場合も含む。
【0009】
前記複数の押出材は、
車体前後方向に延びる一対のサイドメンバと、
車体幅方向に延び、前記一対のサイドメンバを接続するクロスメンバと
を含んでもよい。
【0010】
この構成によれば、一対のサイドメンバによって車体前後方向の荷重を受けることができるとともにクロスメンバによって車体幅方向の荷重を受けることができるため、高い強度を確保できる。
(【0011】以降は省略されています)

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