TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025000174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099880
出願日2023-06-19
発明の名称ファンユニット
出願人トヨタ自動車株式会社,日本ファーネス株式会社,足立機工株式会社
代理人個人
主分類F27D 7/02 20060101AFI20241224BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】ワークの加熱効率の向上に寄与するファンユニットを実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係るファンユニット(1)は、熱処理炉(10)の流路(11)に配置されるファン本体(2)と、流路(11)の湾曲部(11a)におけるファン本体(2)に対して熱風の流れの上流側の部分に配置される整流部(3)と、を備える。整流部(3)は、湾曲部(11a)の内径側に流れ込む熱風が下流側に流れる際に湾曲部(11a)の外径側に流れ込むことを抑制し、熱風を湾曲部(11a)の内径側に導く第1の整流部材(32)と、湾曲部(11a)の内径側に流れ込む熱風が下流側に流れる際に熱風を湾曲部(11a)の内径側に引き込む第2の整流部材(33)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを加熱するための熱風循環式の熱処理炉の流路に配置されるファンユニットであって、
前記流路に配置されるファン本体と、
前記流路の湾曲部における前記ファン本体に対して熱風の流れの上流側の部分に配置され、前記ファン本体の回転ファンの中心軸が延在する方向から見て前記湾曲部で前記ファン本体に対して外側から流れ込む熱風を、前記回転ファンに導く整流部と、
を備え、
前記整流部は、
前記湾曲部の内径側に流れ込む熱風が当該熱風の流れの下流側に流れる際に当該湾曲部の外径側に流れ込むことを抑制し、前記熱風を前記湾曲部の内径側に導く第1の整流部材と、
前記湾曲部の内径側に流れ込む熱風が前記下流側に流れる際に前記熱風を前記湾曲部の内径側に引き込む第2の整流部材と、
を備える、ファンユニット。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第1の整流部材は、前記回転ファンの中心軸が延在する方向から見て円環形状に形成されており、前記ファン本体に対して逆側に向かうのに従って前記第1の整流部材の径方向外側に向かって傾くように形成されている、請求項1に記載のファンユニット。
【請求項3】
前記整流部は、前記回転ファンの周縁部を囲むハウジングを備え、
前記第2の整流部材は、前記ハウジングにおける前記上流側の端部に設けられ、前記第1の整流部材に対して前記湾曲部の内径側に配置されている、請求項1又は2に記載のファンユニット。
【請求項4】
前記第2の整流部材は、前記回転ファンの中心軸が延在する方向から見て円環形状に形成されており、前記ファン本体に対して逆側に向かうのに従って前記第2の整流部材の径方向外側に向かって傾くように形成されている、請求項3に記載のファンユニット。
【請求項5】
前記第2の整流部材は、前記ハウジングの前記上流側の端部から前記ファン本体に対して逆側に向かって突出している、請求項3に記載のファンユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ファンユニットに関し、例えば、ワークを加熱するための熱風循環式の熱処理炉の流路に配置されるファンユニットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ワークを加熱する熱処理炉は、ファンによって強制的に熱風を循環させる構成とされている。例えば、特許文献1の熱処理炉は、ファンによって加熱ゾーン、供給ゾーン、熱処理ゾーンの順で熱風を循環させる構成とされている。このとき、特許文献1の供給ゾーンは、整流板によって内径側から外径側に向かって複数の流路に分割されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-17425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人は、以下の課題を見出した。特許文献1の熱処理炉は、各々の流路において、熱風が当該流路を通った際に当該熱風の流れの下流側で湾曲部の内径側の当該熱風の流量が少なくなる。その結果、各々の流路において、湾曲部の内径側での熱処理炉内での熱風の循環流量が少なくなり、ワークの加熱効率が低い課題を有する。
【0005】
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ワークの加熱効率の向上に寄与するファンユニットを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るファンユニットは、ワークを加熱するための熱風循環式の熱処理炉の流路に配置されるファンユニットであって、
前記流路に配置されるファン本体と、
前記流路の湾曲部における前記ファン本体に対して熱風の流れの上流側の部分に配置され、前記ファン本体の回転ファンの中心軸が延在する方向から見て前記湾曲部で前記ファン本体に対して外側から流れ込む熱風を、前記回転ファンに導く整流部と、
を備え、
前記整流部は、
前記湾曲部の内径側に流れ込む熱風が当該熱風の流れの下流側に流れる際に当該湾曲部の外径側に流れ込むことを抑制し、前記熱風を前記湾曲部の内径側に導く第1の整流部材と、
前記湾曲部の内径側に流れ込む熱風が前記下流側に流れる際に前記熱風を前記湾曲部の内径側に引き込む第2の整流部材と、
を備える。
【0007】
上述のファンユニットにおいて、前記第1の整流部材は、前記回転ファンの中心軸が延在する方向から見て円環形状に形成されており、前記ファン本体に対して逆側に向かうのに従って前記第1の整流部材の径方向外側に向かって傾くように形成されていることが好ましい。
【0008】
上述のファンユニットにおいて、前記整流部は、前記回転ファンの周縁部を囲むハウジングを備え、
前記第2の整流部材は、前記ハウジングにおける前記上流側の端部に設けられ、前記第1の整流部材に対して前記湾曲部の内径側に配置されていることが好ましい。
【0009】
上述のファンユニットにおいて、前記第2の整流部材は、前記回転ファンの中心軸が延在する方向から見て円環形状に形成されており、前記ファン本体に対して逆側に向かうのに従って前記第2の整流部材の径方向外側に向かって傾くように形成されていることが好ましい。
【0010】
上述のファンユニットにおいて、前記第2の整流部材は、前記ハウジングの前記上流側の端部から前記ファン本体に対して逆側に向かって突出していることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
屑鉄の大量溶解装置
5か月前
キヤノン電子株式会社
焼成炉
5か月前
株式会社プロテリアル
スラグ除滓装置
2か月前
サンファーネス株式会社
熱処理炉
5か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
5か月前
日本鋳造株式会社
電気炉の補修方法
11か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
5か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
5か月前
ノリタケ株式会社
連続加熱炉
5か月前
中外炉工業株式会社
連続式熱処理炉
8か月前
大同特殊鋼株式会社
溶解炉
3か月前
トヨタ自動車株式会社
ノロ取りシステム
8か月前
ノリタケ株式会社
ロータリーキルン
6か月前
大同特殊鋼株式会社
熱処理炉
6か月前
大同特殊鋼株式会社
昇降扉の落下防止装置
8か月前
株式会社神戸製鋼所
等方圧加圧装置
9か月前
三建産業株式会社
工業炉の加熱構造
12か月前
ノリタケ株式会社
ロータリーキルン
5か月前
大同特殊鋼株式会社
坩堝スカムの除去方法
6か月前
三建産業株式会社
工業炉の加熱構造
12か月前
住友金属鉱山株式会社
水冷ジャケット
4か月前
株式会社エス.ケーガス
電気式連続型焼付炉
10か月前
大同特殊鋼株式会社
熱処理設備
1か月前
株式会社島川製作所
バッチ式ロータリーキルン
3か月前
中外炉工業株式会社
亜鉛回収装置
4か月前
ネクサスジャパン株式会社
アルミニウム溶解炉
4か月前
ネクサスジャパン株式会社
電気溶解炉用ヒーター
1か月前
足立機工株式会社
工業炉循環ファン
今日
住友金属鉱山株式会社
水蒸気分圧測定装置
11か月前
東レ株式会社
炭素繊維シートの製造装置および製造方法
6か月前
株式会社不二越
検出装置及び検出システム
6か月前
日本坩堝株式会社
坩堝炉
7か月前
株式会社ノリタケカンパニーリミテド
加熱炉
8か月前
大同特殊鋼株式会社
ロータリーキルン
2か月前
日鉄鉱業株式会社
立型炉の原石投入装置
6日前
日本碍子株式会社
熱処理炉
2か月前
続きを見る