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公開番号
2025031610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024134433
出願日
2024-08-09
発明の名称
立型炉の原石投入装置
出願人
日鉄鉱業株式会社
代理人
IAT弁理士法人
主分類
F27B
1/20 20060101AFI20250228BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】シール部材の位置調整作業及びシール部材の交換作業を非常に簡単に行うことができ、しかも部品コスト及び作業コストを低減できる原石投入装置を提供する。
【課題を解決するための手段】シール部材固定構造51,52,53,54は、シール部材47を筒体26へ固定させるために操作される固定用操作部材(ボルト52)を有しており、固定用操作部材52は操作を受ける部分である被操作部分(ヘッド部52a)を有しており、被操作部分52aは、筒体26の内部において、固定用操作部材52の本体部分(ネジ部)よりも外側領域に位置しており、筒体26は、被操作部分52aに対応する位置に開口64を有しており、原石投入装置3は開口64を開閉する開閉部材(扉66,蓋262)を有する。開閉部材を操作して開口64を開けば直ぐに被操作部分52aを操作できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
立型炉の炉本体へ原料を供給する原石投入装置であって、
前記原料が投入される筒体と、
前記筒体の内壁に取付けられたシール部材と、
前記シール部材を前記筒体に位置不動に固定でき且つその固定を解除できるシール部材固定手段と、
前記筒体の内部に設けられており、固定された前記シール部材に当接する位置と固定された前記シール部材から離れる位置との間で移動するシール用蓋と、
を有し、
固定を解除された前記シール部材は前記シール用蓋の移動方向に沿って移動可能であり、
前記シール部材固定手段は移動した前記シール部材をその移動した位置で固定でき、
前記シール用蓋が前記シール部材から離れたときにそれらの間に形成される空間を通して前記原料を前記炉本体へ供給する、原石投入装置において、
前記シール部材固定手段は、
前記シール部材を前記筒体へ固定させるために操作される固定用操作手段を有しており、
当該固定用操作手段は操作を受ける部分である被操作部分を有しており、
前記被操作部分は、前記筒体の内部において、前記固定用操作手段の本体部分よりも外側領域に位置しており、
前記筒体は、前記被操作部分に対応する位置に開口を有しており、
前記原石投入装置は前記開口を開閉する開閉部材を有する
ことを特徴とする原石投入装置。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記固定用操作手段は、前記シール部材を前記筒体へ押し付けて固定するボルトであり、
前記被操作部分は、ボルトのヘッド部であり、
当該被操作部分は前記開口を介して操作されること
を特徴とする請求項1記載の原石投入装置。
【請求項3】
前記シール部材は複数のシール部材片をつなぎ合わせることによって筒状に配置されており、
前記開口はシール部材片に対応する位置に配置される
ことを特徴とする請求項1記載の原石投入装置。
【請求項4】
前記筒体の内部へ投入された前記原料が前記シール部材へ当たることを防止するためのプロテクタが前記シール部材の内部側に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の原石投入装置。
【請求項5】
前記プロテクタは、上部プロテクタと下部プロテクタとを有しており、前記上部プロテクタは前記筒体の内面に固定され、前記下部プロテクタは前記上部プロテクタに対して取外し可能に取付けられている
ことを特徴とする請求項4記載の原石投入装置。
【請求項6】
前記プロテクタは複数のプロテクタ片をつなぎ合わせることによって筒状に配置されており、
前記開口は前記プロテクタ片に対応する位置に配置される
ことを特徴とする請求項4記載の原石投入装置。
【請求項7】
前記開閉部材は、旋回移動によって前記開口を開閉する扉であることを特徴とする請求項1記載の原石投入装置。
【請求項8】
前記開閉部材は、前記開口に対して取付け及び取外しが可能である蓋であることを特徴とする請求項1記載の原石投入装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、石灰石等といった鉱石を焼成するための設備である立型炉に用いられる原石投入装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉱石(例えば石灰石)の焼成を行うための設備である立型炉として特許文献1に開示された立型炉が知られている。この従来の立型炉は、図12に示すように、筒体101と、蓋102と、シール装置103とを有している。筒体101は矢印Z方向から見て筒形状(すなわちリング形状、すなわち環形状)である。蓋102は矢印Z方向から見て下方へ向けて広がる状態の円錐形状である。焼成処理を行うための炉本体(図示せず)は、筒体101の下方位置に設置されている。
【0003】
焼成の対象である原石としての鉱石は、筒体101の内部領域(図12において筒体101の壁の右側領域)であって蓋102の上方領域に貯留される。シール装置103は、蓋102の上方領域に貯留される原石が蓋102の下方位置に設置された炉本体へ漏れ出ることを防止する機能を有する。
【0004】
シール装置103はシール部材104を有している。原料である原石を炉本体へ投入しない待機時においては、蓋102が矢印Yで示す上方向へ付勢される。このように付勢される蓋102は、シール部材104の下端に下方向から当接して、止まっている。この状態で、筒体101の内部が蓋102によって気密にシール、すなわち密閉される。この密閉状態にあるとき、筒体101の内部に投入された原石は、蓋102の上に貯留される。
【0005】
原石を炉本体へ投入すべきタイミングが到来したときには、蓋102が所定距離だけ矢印Y’で示す下方向へ移動し、蓋102がシール部材104から所定間隔だけ下方へ離れて、開状態となる。蓋102が開状態になると、原石が下方へ落下し、炉本体の内部に供給される。こうして炉本体の内部へ供給された原石に対して焼成処理が行われる。
【0006】
シール装置103は、ナット105と、そのナット105に噛み合うボルト106とを有する。シール部材104は、押え板107を介してボルト106によって機枠108にしっかりと締め付け固定されている。機枠108は筒体101と一体な部材である。
【0007】
ボルト106のヘッド部106aにはボルトカバー109が装着されている。このボルトカバー109はボルト106のヘッド部106aを上から覆っている。この構成により、筒体101内で蓋102の上に原石が落下したり、蓋102の上方領域において原石が攪拌されたりする際、ボルト106が原石と衝突して損傷することをボルトカバー109によって防止できる。さらに、ボルト106が緩むことをボルトカバー109によって防止できる。
【0008】
符号110はプロテクタである。このプロテクタ110は、筒体101の内部において筒体101と同様にして筒形状、すなわち環形状に設けられている。プロテクタ110はボルトその他の締結手段によって炉本体101に接合されている。プロテクタ110は、筒体101の内部へ投入された原石がシール部材104に当たってシール部材104が損傷することを防止する機能を有する。
【0009】
炉本体への原石の投入作業が繰り返して行われることにより、上記のシール部材104は、設置位置が変動したり、品質が劣化したりする。設置位置が変動した場合には、シール部材104の位置調整作業が必要である。品質が劣化した場合は、シール部材104の交換作業が必要である。
【0010】
シール部材104の位置調整作業は次のようにして行われる。すなわち、まず、蓋102を矢印Y’方向へ下げる。次に、プロテクタ110を筒本体101から取り外す。次に、ボルト106を緩めてシール部材104と蓋102との当たり具合を調整する。こうして、シール部材104の位置調整が行われる。
(【0011】以降は省略されています)
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