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公開番号2024180334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2024095006
出願日2024-06-12
発明の名称二酸化炭素吸着剤及びその製造方法
出願人高千穂シラス株式会社,学校法人日本大学,独立行政法人国立高等専門学校機構
代理人個人,個人,個人
主分類B01J 20/12 20060101AFI20241219BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】安価な材料で調製でき、さらに効率的に二酸化炭素を吸着することが可能な二酸化炭素吸着剤、及び当該二酸化炭素吸着剤の製造方法を提供する。
【解決手段】二酸化炭素吸着剤は、酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを主成分とするシラス及びシラスバルーンの少なくとも一方を備え、シラス及びシラスバルーンの表面におけるケイ素/アルミニウムの組成比が1~2.5である。二酸化炭素吸着剤の製造方法は、酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを主成分とするシラス原料に、アンモニア処理を施すアンモニア処理工程を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを主成分とするシラス及びシラスバルーンの少なくとも一方を備え、
前記シラス及び前記シラスバルーンの表面におけるケイ素/アルミニウムの組成比が1~2.5である、二酸化炭素吸着剤。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記シラス及び前記シラスバルーンは、平均粒子径が2μm~3μmの粒子を含んでいる、請求項1に記載の二酸化炭素吸着剤。
【請求項3】
前記シラス及び前記シラスバルーンの少なくとも一方は、水と接触している、請求項1又は2に記載の二酸化炭素吸着剤。
【請求項4】
酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを主成分とするシラス原料に、アンモニア処理を施すアンモニア処理工程を有する、二酸化炭素吸着剤の製造方法。
【請求項5】
前記アンモニア処理工程の前に、前記シラス原料を加熱する加熱工程をさらに有する、請求項4に記載の二酸化炭素吸着剤の製造方法。
【請求項6】
前記シラス原料は、平均粒子径が2μm~3μmの粒子を含んでいる、請求項4又は5に記載の二酸化炭素吸着剤の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素吸着剤及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
地球温暖化の原因の一つとして、大気中に排出される二酸化炭素、メタン、フロン類などの温室効果ガスがある。このような温室効果ガスの中でも二酸化炭素の影響が大きいため、大気中や排出ガスから二酸化炭素を除去する技術が検討されている。二酸化炭素を除去する方法としては、化学吸収法、物理吸着法、膜分離法、吸着分離法、深冷分離法等があり、この中でも二酸化炭素吸着剤を用いて二酸化炭素を分離及び回収する方法が注目されている。
【0003】
非特許文献1では、二酸化炭素吸着剤として、物理吸着剤として作用するゼオライトや、アミンを含浸したメソポーラス吸着剤が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Yu et al., 「A Review of CO2 Capture by Absorption and Adsorption」, Aerosol and Air Quality Research, 12, 745-769, 2012
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のゼオライト吸着剤やアミン含浸メソポーラス吸着剤は、製造プロセスが複雑であるため、得られる吸着剤が高価になるという問題があった。さらに、二酸化炭素の分離及び回収を効率的に行うためには、吸着剤における二酸化炭素の吸着性能の向上が求められている。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、安価な材料で調製でき、さらに効率的に二酸化炭素を吸着することが可能な二酸化炭素吸着剤、及び当該二酸化炭素吸着剤の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の態様に係る二酸化炭素吸着剤は、酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを主成分とするシラス及びシラスバルーンの少なくとも一方を備え、前記シラス及び前記シラスバルーンの表面におけるケイ素/アルミニウムの組成比が1~2.5である。
【0008】
本発明の第二の態様に係る二酸化炭素吸着剤は、第一の態様に係る吸着剤において、前記シラス及び前記シラスバルーンは、平均粒子径が2μm~3μmの粒子を含んでいる。
【0009】
本発明の第三の態様に係る二酸化炭素吸着剤は、第一又は第二の態様に係る吸着剤において、前記シラス及び前記シラスバルーンの少なくとも一方は、水と接触している。
【0010】
本発明の第四の態様に係る二酸化炭素吸着剤の製造方法は、酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを主成分とするシラス原料に、アンモニア処理を施すアンモニア処理工程を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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