TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024180112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099567
出願日2023-06-16
発明の名称コネクタ
出願人日本圧着端子製造株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子取付孔による端子の保持力を損なわずに、端子をハウジングに簡単に取り付けることができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、端子取付孔22を有するハウジング2と、端子取付孔22に保持される保持部3Hを有する端子3とを備える。保持部3Hは、端子3が挿入方向D11に移動する際に端子取付孔22の内面22aと接触して弾性変形するように構成され、端子3が取付位置に到達したときに、離脱方向D12へと端子3が移動することを規制するように、ハウジング2の第1被係合部231と係合可能な係合面31aを有する係合部と、端子3が取付位置に到達したときに、端子3が挿入方向D11へ移動することを規制するように、ハウジング2の第2被係合部232と係合可能な当接面32aを有する当接部とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
端子取付孔を有するハウジングと、前記端子取付孔に保持される保持部を有する端子とを備えるコネクタであって、
前記保持部は、
前記端子が前記端子取付孔への挿入方向に移動する際に、前記端子取付孔の内面と接触して弾性変形するように構成され、前記端子が所定の取付位置に到達したときに、前記挿入方向と反対の離脱方向へと前記端子が移動することを規制するように、前記ハウジングの第1被係合部と係合可能な係合面を有する係合部と、
前記端子が前記取付位置に到達したときに、前記端子が前記挿入方向へ移動することを規制するように、前記ハウジングの第2被係合部と係合可能な当接面を有する当接部と
を備え、
前記係合面は、前記当接面に対して前記挿入方向側に設けられ、
前記端子が前記取付位置に位置する際に、前記係合面が前記第1被係合部と係合し、前記当接面が前記第2被係合部と係合することで、前記保持部が前記端子取付孔に保持される、コネクタ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記端子は、前記端子の挿入・離脱方向である第1方向に延びる基部を備え、
前記当接部は、前記基部の側部から前記第1方向と交差する第2方向に延びるように突出し、
前記係合部は、前記基部の側部から前記挿入方向に沿って片持ち式に延びるように突出し、
前記当接面は、前記当接部の前記挿入方向を向く面であり、
前記係合面は、前記係合部の先端部における前記離脱方向を向く面である、
請求項1記載のコネクタ。
【請求項3】
前記係合部は、前記第2方向に弾性変形するように構成されている、
請求項2記載のコネクタ。
【請求項4】
前記当接面の前記第2方向の端縁は、前記係合面の前記第2方向の端縁よりも前記端子の中心軸から前記第2方向で離間している、
請求項3記載のコネクタ。
【請求項5】
前記端子は、金属板材から構成されており、曲げ加工されておらず、
前記基部は、前記金属板材の厚さ方向において、エンボス加工されている、
請求項3記載のコネクタ。
【請求項6】
前記係合部は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向に弾性変形するように構成されている、
請求項2記載のコネクタ。
【請求項7】
前記端子は、金属板材から構成されており、
前記基部および前記当接部は、曲げ加工されておらず、
前記係合部は、前記第3方向に屈曲するように曲げ加工されている、
請求項6記載のコネクタ。
【請求項8】
前記当接部は、前記基部の前記第2方向における両側部から突出し、
前記係合部は、前記基部の前記第2方向における両側部から延びる、
請求項2~7のいずれか1項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタは、概して、端子をハウジングに取り付けて使用される。端子をハウジングに取り付ける場合、たとえば、端子をハウジングに設けられた端子取付孔に圧入することにより、端子がハウジングに取り付けられる。たとえば、特許文献1には、複数の圧入突起を有する端子を用いて、端子をハウジングの端子取付孔に圧入したコネクタが開示されている。この端子は、ハウジングへの挿入方向に向かうにつれて、圧入突起の突出量を小さくしている。特許文献1のコネクタは、このような端子を用いることで、端子をハウジングの端子取付孔に圧入するときに、端子取付孔の内面に対する圧入突起の摺動距離が短くなるため、摺動による端子取付孔の内壁の切削量が小さくなる。これにより、圧入突起の端子取付孔の内壁への圧入量の減少が抑制されるので、端子取付孔による端子の保持力の低下もまた抑制される。
【0003】
また、圧入以外の手法によって、端子をハウジングに取り付ける場合もある。たとえば、特許文献2には、ハウジングに設けられた端子取付孔に端子を挿通した後に、ハウジングから端子が離脱しないように、端子を曲げ加工することで、端子をハウジングに取り付けたコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-135794号公報
特開2005-285654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のコネクタでは、端子の端子取付孔への圧入時に、端子取付孔の内面に対する圧入突起の摺動距離が短くなるものの、端子取付孔の内壁は、依然として切削される。そのため、端子取付孔による端子の保持力の低下は、期待するほど抑制されない場合がある。
【0006】
また、特許文献2の記載のコネクタでは、圧入によって、端子をハウジングに取り付けていないので、端子の摺動による端子取付孔の内壁の切削を回避することができる。しかし、特許文献2に記載のコネクタでは、端子の端子取付孔への挿通後に、端子を曲げ加工する必要があるため、端子のハウジングへの取り付けが煩雑になってしまう。
【0007】
そこで、本発明はかかる問題点に鑑みて、端子取付孔による端子の保持力を損なわずに、端子をハウジングに簡単に取り付けることができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係るコネクタは、端子取付孔を有するハウジングと、前記端子取付孔に保持される保持部を有する端子とを備えるコネクタであって、前記保持部は、前記端子が前記端子取付孔への挿入方向に移動する際に、前記端子取付孔の内面と接触して弾性変形するように構成され、前記端子が所定の取付位置に到達したときに、前記挿入方向と反対の離脱方向へと前記端子が移動することを規制するように、前記ハウジングの第1被係合部と係合可能な係合面を有する係合部と、前記端子が前記取付位置に到達したときに、前記端子が前記挿入方向へ移動することを規制するように、前記ハウジングの第2被係合部と係合可能な当接面を有する当接部とを備え、前記係合面は、前記当接面に対して前記挿入方向側に設けられ、前記端子が前記取付位置に位置する際に、前記係合面が前記第1被係合部と係合し、前記当接面が前記第2被係合部と係合することで、前記保持部が前記端子取付孔に保持される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態に係るコネクタによれば、端子取付孔による端子の保持力を損なわずに、端子をハウジングに簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るコネクタと、コネクタと接続される基板および相手方コネクタを示す斜視図である。
第1実施形態に係るコネクタを示す断面図である。
図2の領域Aの拡大図である。
第1実施形態に係るコネクタの端子を示す正面図である。
第1実施形態の変形例に係るコネクタの端子を示す正面図である。
第1実施形態に係るコネクタを示す、図2におけるVA-VA線で切断した断面図である。
第1実施形態の変形例に係るコネクタの端子を示す、図5Aに対応する断面図である。
第1実施形態に係るコネクタの端子が挿入方向から外れた方向から端子取付孔に挿入されたとき様子を示す、端子の厚さ方向に垂直な面で切断した部分拡大断面図である。
第1実施形態に係るコネクタにおける端子のハウジングへの取付方法を示す、端子の厚さ方向に垂直な面で切断した拡大断面図(その1)である。
第1実施形態に係るコネクタにおける端子のハウジングへの取付方法を示す、端子の厚さ方向に垂直な面で切断した拡大断面図(その2)である。
第2実施形態に係るコネクタの端子を示す斜視図である。
第2実施形態に係るコネクタを示す平面図である。
第2実施形態に係るコネクタを示す断面図である。
図9BにおけるXA-XA線で切断した拡大断面図である。
図9BにおけるXB-XB線で切断した拡大断面図である。
図9BにおけるXC-XC線で切断した拡大断面図である。
第1実施形態に係るコネクタにおける端子のハウジングへの取付方法を示す、図10Bに対応する拡大断面図(その1)である。
第1実施形態に係るコネクタにおける端子のハウジングへの取付方法を示す、図10Bに対応する拡大断面図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
電波吸収体
19日前
東レ株式会社
二次電池
10日前
個人
タワー式増設端子台
1か月前
愛知電機株式会社
変圧器
17日前
電建株式会社
端子金具
24日前
SMK株式会社
コネクタ
24日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
19日前
株式会社カネカ
接着加工装置
19日前
株式会社カネカ
接着加工装置
19日前
株式会社水素パワー
接続構造
19日前
富士電機株式会社
半導体装置
24日前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
1か月前
三菱電機株式会社
端子カバー
10日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
24日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
24日前
日機装株式会社
半導体発光装置
17日前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
1か月前
個人
電波散乱方向制御板
10日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
24日前
三菱製紙株式会社
熱暴走抑制耐火シート
18日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
日本航空電子工業株式会社
接続器
1か月前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
セルケース
24日前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
24日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
10日前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
1か月前
株式会社ダイヘン
搬送装置
24日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
1か月前
続きを見る