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公開番号2024180076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099513
出願日2023-06-16
発明の名称ボールねじ装置
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16H 25/22 20060101AFI20241219BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】耐熱性及び耐久性を備え、かつ、軽量化及び低コスト化が図られたボールねじ装置を提供する。
【解決手段】外周面に螺旋状のねじ溝11を有するねじ軸10と、内周面に螺旋状のねじ溝21を有し、ねじ軸10に外嵌されるナット20と、ねじ軸10及びナット20のねじ溝11,21によって形成される転動路32に収容される複数のボール30と、ナット20に設けられ、転動路32を繋いでボール30が循環可能な複数の循環路34を形成する複数の循環チューブ40と、を備え、少なくとも一つの循環チューブ40は金属製の循環チューブ40Mであり、他の循環チューブ40は樹脂製の循環チューブ40Rである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、
内周面に螺旋状のねじ溝を有し、前記ねじ軸に外嵌されるナットと、
前記ねじ軸及び前記ナットの前記ねじ溝によって形成される転動路に収容される複数のボールと、
前記ナットに設けられ、前記転動路を繋いで前記ボールが循環可能な複数の循環路を形成する複数の循環部材と、
を備え、
少なくとも一つの前記循環部材は金属製であり、他の前記循環部材が樹脂製である、
ボールねじ装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記ナットにおける高温となる箇所に設けられる前記循環部材が金属製であり、他の前記循環部材が樹脂製である、
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項3】
前記ナットにおける高荷重となる前記循環路を構成する前記循環部材が金属製であり、他の前記循環部材が樹脂製である、
請求項1または請求項2に記載のボールねじ装置。
【請求項4】
外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、
内周面に螺旋状のねじ溝を有し、前記ねじ軸に外嵌されるナットと、
前記ねじ軸及び前記ナットの前記ねじ溝によって形成される転動路に収容される複数のボールと、
前記ナットに設けられ、前記転動路を繋いで前記ボールが循環可能な少なくとも一つの循環路を形成する循環部材と、
を備え、
少なくとも一つの前記循環部材は、長手方向に沿って二つの分割体に分割された分割構造とされ、
前記分割構造の前記循環部材は、一方の前記分割体が金属製であり、他方の前記分割体が樹脂製である、
ボールねじ装置。
【請求項5】
前記分割構造の前記循環部材は、前記ナットにおける高温側が金属製の分割体であり、前記ナットにおける低温側が樹脂製の分割体である、
請求項4に記載のボールねじ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールねじ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ボールねじ装置は、ねじ軸とナットにそれぞれ設けられたねじ溝にボールを入れ、ねじ軸またはナットが回転したときにボールが自転及び公転することで回転運動を高効率に直線運動に変換する装置である。このボールねじ装置は、ねじ軸またはナットが回転運動を直線運動に変換し続けるために、ボールを転動路内で無限循環させる循環部材を備えている。
【0003】
転動路からボールを掬い上げる循環チューブからなる循環部材を備えるボールねじ装置では、循環チューブが複雑な形状となるため、循環チューブの材料として製造コストが安価な樹脂が使用される。
【0004】
例えば、特許文献1には、成形加工により低価格で大量に製作可能な樹脂製の循環部材を備えることで、全体の軽量化及び低コスト化が図られたボールねじ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-155887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、射出成型機、プレス機あるいは半導体モールディング装置等に用いられる多列の循環回路を備えるボールねじ装置では、ナットにおける設備への取り付け側が熱源から近くなり、ナットの取り付け端面に近い位置に配置される循環部材が高温に晒されることがある。また、ボールねじ装置では、内部における荷重分布により、特定の循環回路が高温高荷重になることがある。
【0007】
このため、循環部材を樹脂から成形したボールねじ装置では、高温高荷重になる循環回路部分において、劣化したり、強度が低下するおそれがある。
【0008】
そこで本発明は、耐熱性及び耐久性を備え、かつ、軽量化及び低コスト化が図られたボールねじ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は下記構成からなる。
(1) 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、
内周面に螺旋状のねじ溝を有し、前記ねじ軸に外嵌されるナットと、
前記ねじ軸及び前記ナットの前記ねじ溝によって形成される転動路に収容される複数のボールと、
前記ナットに設けられ、前記転動路を繋いで前記ボールが循環可能な複数の循環路を形成する複数の循環部材と、
を備え、
少なくとも一つの前記循環部材は金属製であり、他の前記循環部材が樹脂製である、
ボールねじ装置。
(2) 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、
内周面に螺旋状のねじ溝を有し、前記ねじ軸に外嵌されるナットと、
前記ねじ軸及び前記ナットの前記ねじ溝によって形成される転動路に収容される複数のボールと、
前記ナットに設けられ、前記転動路を繋いで前記ボールが循環可能な少なくとも一つの循環路を形成する循環部材と、
を備え、
少なくとも一つの前記循環部材は、長手方向に沿って二つの分割体に分割された分割構造とされ、
前記分割構造の前記循環部材は、一方の前記分割体が金属製であり、他方の前記分割体が樹脂製である、
ボールねじ装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明のボールねじ装置によれば、耐熱性及び耐久性を備え、かつ、軽量化及び低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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