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公開番号2025009357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112307
出願日2023-07-07
発明の名称リニアガイド
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 29/06 20060101AFI20250110BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】簡易且つ低コストな構成の潤滑ユニットによって、長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できるリニアガイドを提供する。
【解決手段】長手方向に沿った軌道面を有する案内レールと、案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合し、軌道面上を転動するころを有するスライダと、スライダの軸方向の端部に取付けられ、潤滑剤が含浸される潤滑剤供給部材を有する潤滑ユニットと、を備え、潤滑剤供給部材は、長手方向に貫通する1つ以上のスリットが形成され、スリットは、軌道面と対向する対向部分が、軌道面から離れる方向への移動を許容する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に沿った軌道面を有する案内レールと、
前記案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合し、前記軌道面上を転動するころを有するスライダと、
前記スライダの軸方向の端部に取付けられ、潤滑剤が含浸される潤滑剤供給部材を有する潤滑ユニットと、を備え、
前記潤滑剤供給部材は、長手方向に貫通する1つ以上のスリットが形成され、
前記スリットは、前記軌道面と対向する対向部分が、前記軌道面から離れる方向への移動を許容する、
リニアガイド。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記スリットは、前記軌道面に対向する面の近傍に配置され、前記軌道面と略平行に延在する第1部分と、一端側が前記潤滑剤供給部材の外縁に開口する第2部分と、を有し、
前記第1部分と、前記第2部分と、は直接又は間接的に接続された、
請求項1に記載のリニアガイド。
【請求項3】
前記潤滑剤供給部材は、自由状態で前記軌道面と接触するように成形され、
前記第2部分が前記潤滑剤供給部材の外縁に開口する開口位置を、前記第1部分より上方にした、
請求項2に記載のリニアガイド。
【請求項4】
前記潤滑剤供給部材は、自由状態で前記軌道面との間に隙間を有し、
前記第2部分が前記潤滑剤供給部材の外縁に開口する開口位置を、前記第1部分より下方にした、
請求項2に記載のリニアガイド。
【請求項5】
前記スリットは、2つ以上の第1部分を有し、
隣接する前記第1部分同士が連結した、
請求項2に記載のリニアガイド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑ユニットを備えたリニアガイドに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、リニアガイドは、軸方向に延びる案内レールと、案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、を備え、案内レール及びスライダに形成された転動体転動溝間を循環する複数の転動体を介して、スライダが案内レール上を軸方向に相対移動する。リニアガイドを長期間に亘って安定して使用するためには、転動体転動溝及び転動体に十分な量の潤滑剤を供給して、潤滑状態を良好に維持することが重要である。
【0003】
このため、潤滑剤を含有する多孔質の潤滑剤供給部材をケース内に収容してスライダの端部に取り付け、案内レールの転動体転動溝に接触する潤滑剤供給部材から潤滑剤を供給するリニアガイドが開示されている。
【0004】
スライダの端部に取付けられる潤滑ユニットは、潤滑剤供給部材と、潤滑剤供給部材を収容するケースと、を有し、ケースに設けた円筒部によって潤滑剤供給部材を案内レールのレール側軌道面に接触するように付勢力を付与する特許文献1に記載の直動案内軸受装置が開示されている。
また、潤滑剤供給部材に長手方向に貫通するスリットを形成し、潤滑剤供給部材の弾性変形をスムーズにした特許文献2に記載の直動案内軸受装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-207497号公報
特開平11-82505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、潤滑剤供給部材と案内レールのレール側軌道面との接触を長期に亘って維持することを目的としている。しかし、潤滑剤供給部材を適切な押圧力でもって案内レールに接触させるには、ケースの円筒部と潤滑剤供給部材の外形の寸法精度を高くする必要があるため、製造の手間とコストが高くなるという課題があった。
【0007】
特許文献2は、潤滑剤供給部材の変形を容易にすることで寸法形状の製造誤差を許容し、製造コストを低く抑えることを目的としている。しかし、特許文献2は、転動面が円弧状のボールガイドに関する発明であって、転動面が傾斜面のころを有するローラガイドにそのまま適用すると、潤滑剤供給部材と転動面との接触位置が部分的になって潤滑剤の供給が正常に行われない場合があるという課題があった。
【0008】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、案内レールの転動面上を転がるころを有するリニアガイドにおいて、簡易且つ低コストな構成の潤滑ユニットによって、ケース及び潤滑剤供給部材の寸法管理を厳密にしなくとも、長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できるリニアガイドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 長手方向に沿った軌道面を有する案内レールと、
前記案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合し、前記軌道面上を転動するころを有するスライダと、
前記スライダの軸方向の端部に取付けられ、潤滑剤が含浸される潤滑剤供給部材を有する潤滑ユニットと、を備え、
前記潤滑剤供給部材は、長手方向に貫通する1つ以上のスリットが形成され、
前記スリットは前記軌道面と対向する対向部分が、前記軌道面から離れる方向への移動を許容する、
リニアガイド。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、案内レールの軌道面上を転がるころを有するリニアガイドにおいて、簡易且つ低コストな構成の潤滑ユニットによって、潤滑ユニットを構成するケース及び潤滑剤供給部材の外形寸法が厳密でなくても、長期間安定して潤滑剤供給部材を案内レールに接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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